
蟷螂
の
フォルム
が
すきだ
尖った顎
鋭い眼光
長い手足
佇む勇姿
幼虫にして
既に
カタチを成している
プロセスさえ
頭が上がらない
泡ぶくの様に
此の世に
舞い降りた
その日から
己の
行く末を
悟っているかの
ように
立ち居姿を
誰に学ぶでもなく
身につけている
ワタシたち
人間は
いつ
カタチを
成すつもり
だろうか
誠実に
如実に
生を受けた日
から
死を受け容れる日
までの
リミット
を
ワタシたちは
計り知れない
けれど
生を受けた日
にも
死を受け容れる日
にも
きっと
セカイは
眩しいのだろう
そう
想いながら
生きてみたい
時に
光を
遮るモノ
が
在ったなら
それは
光を
際立たせるモノ
なんだと
憎むでもなく
恨めしくもなく
せめてもの
敬意は
払いながら