考えるのが好きだった

徒然でなくても誰だっていろんなことを考える考える考える。だからそれを書きたい。

壇上の挨拶に対する返事

2005年03月06日 | 教育
 集会で、権威ある人が壇上に立ち、たとえば「おはようございます」などと挨拶をすると、次の1.~3.が反応として考えらる。1.何も返事は返ってこない(ただし、特に私語はない状態で) 2.いくつか「おはようございます」と返事が返ってくる中で、何人かが馬鹿でかい声を出す 3.自然な感じで全体から「おはようございます」と返ってくる。
 
 普通は1.で、集団としての好ましさの順は、3>1>2だろう。

 挨拶が返ってこないより、返ってくる方が良いと考えるのが普通かもしれないが、2.は気をつけた方が良い。困った集団だったり、そうなる可能性は高い。2.と3.は似て非なるものと考える。
 
 なぜなら、2.の何人かは、返答として挨拶を返しているというよりはむしろ、自己顕示のために大声を張り上げているにすぎないからだ。壇上から挨拶をして返事が返ってくると、ついつい嬉しくなるかもしれないが、馬鹿でかい返答に喜ぶ顔をすると、権威を持つ人であればあるほど、そういう子たちの下手くそな自己顕示欲を是認し正当化することになる。

 こういった、ただ目立ちたい、人と違ったことをしたいという自己顕示は、学校生活の他の場所でも陰に日向に見られる。多くは特定の生徒であるが、これは個性でも何でもない、躾を受けていないだけの話である。大人しい、自己主張の少ない真面目な生徒たちには迷惑なものであったりすることが多い。学校という集団で普通の真面目な生徒の日常を守るためには、特に集会といったパブリックな場での奇怪な自己顕示を認めてはいけない。

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