考えるのが好きだった

徒然でなくても誰だっていろんなことを考える考える考える。だからそれを書きたい。

「とっととでてけ~!」

2007年12月10日 | 教育
 成績でクラス分けをする授業がある。一番下のクラスも持っている。
 で、このクラスの授業が、とっても楽しいの♪
 だって、みんな予習をちゃんとやってくるし、反応が良い。板書を当てても、すぐに前に出てくる。それで、書く。能力的に高い子は少ないクラスだから、いわゆる一般的な意味での「反応の良さ」ではないし、たくさん間違える。私も間違えろ、と言っている。で、ちゃんと話を聞いてくれる。一生懸命に考えてくれて、答えてくれる。ちょっと出来の良い子が恥ずかしがるような、カラダを使った勉強法にもニコニコ楽しそうに、でも、真面目にノってやってくれる。
 だから、楽しい♪ さいこー♪

 英語がとっても苦手な子がいた。(このクラスは大体がそんな子なんだけど。)でも、英語はS+V、動詞が大事、名詞は可算か不可算か。前置詞は名詞の前に置くコトバ。いつも言っていたのは、これくらいだったけど(そりゃ、ほかにもあるけど。)、これだけで、英語はかなり出来るようになるのである、実は。(で、このクラスの平均点、このレベルにしては悪くなさそうだった。)

 で、ある生徒、4月からずっとこの私のクラスにいたが、先日のテストで頑張ったら、なんと急に点が上がったのだ。私もビックリ。(失礼ながら)こんなに上がると思わなかった。この子、英語がわかってきたのである。だから、点に繋がってきた。
 
 そしたら「私、クラスが変わりそうなのだけど、先生のクラスが良い」と言ってきた。
 「ダメだよ。」「えぇ~、でも。。」「学校はね、生徒は先生を選べないし、先生も生徒を選べないんだよ。でもその中で、頑張っていくんだよ。それが大事なんだし。しようがないじゃない。」「でも~~」「私は大事なことはちゃんと教えてきたから、それをもとに頑張っていけば良いじゃない。誰が先生だって、教える内容は結局は同じだよ。」「う~~んん。。。」

 授業では、「こういうシステムだから、必ず誰かは残るけど、とっとと出てけ~!」と言っているもん。
 でも、この子、ホントに伸びたと思う。努力したのだと思う。
 「頑張れよ~」私は明るく送り出した。(生徒は暗い顔をしていた。--しばらくは、たまには声でも掛けてやろうか。。)

 えー、ちなみに、私の受け持ちの他のクラスの点が良いわけでは決してありません。反応がわるいもん。
 「答えを教えてくれればそれでいい」と思っている生徒が多いクラスでの私の評判は悪い。

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