考えるのが好きだった

徒然でなくても誰だっていろんなことを考える考える考える。だからそれを書きたい。

辞書の匂い

2007年05月11日 | 教育
を嗅げ、と言った。(madographosさんの受け売りである。)かわいいもので、早速匂いを嗅いでくれた子がいた。(低学年の授業である。)
 「勉強はカラダでするものだ、手で書いて、声を出して読んで、自分の耳で聞いて五感全部を使ってするんだよ。目だけじゃダメだ」の続きで言った。

 「単語によって匂いが違うんだよ。」と口から出任せを言った。「そんなわけないよ」と言う声も聞こえたが、後で考えると、そうだよ、単語によって「匂い」は違うんだよ。もちろん、抽象的な意味合いである。我ながら良いことを思い付いたものだ。(笑)
 でも、紙の辞書は、使っていると「匂い」は変わってくるものである。手垢の匂いが付く。電子辞書にも手垢の匂いって付くのかなぁ?

 手触りも確かに違ってくる。紙にクセが付くことがある。触った感触が変わってくる。

 人間は、物質で出来ている。だから、アタマを使うときだって、身体中でモノを使ってする方が「入力量」が増えて良いに決まっている。


4 コメント

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Unknown (madographos)
2007-05-20 23:23:34
「においをかぐ」を実践してくださってどうもありがとうございます。私がいろいろと嗅いだ結果,わかったことは,和書と洋書では相当ににおいが異なるということであります。また辞書と教科書と参考書ではにおいが異なります。紙とインクとのりの違いでしょうか。本のにおいも奥が深いようです。ただし,図書館の奥深くに長く眠っていたような古い本の匂いは嗅がないほうが健康上よろしいようです。なぜなら,カビを吸い込んでしまう可能性が高いからであります。においをかぐのは,新しい本に限りますね。
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ををっ!奥が深い (ほり(管理人))
2007-05-26 21:18:25
madographosさん、コメントをありがとうございます。

昔々、辞書ではないですが、筑摩の2段組のなぜか誤植が多い文学全集は、匂いが好みに合わず、結局読まずじまいでした。読むのは、文庫。親は、なんのために買ったんだと言っていたような。。。そのうちに、黴くさくなってもくるし。。

先日、実家に帰ったら、母親が高校の時の教科書が出てきました。(さすがに匂いは嗅ぎませんでした。笑)開隆堂の3年生用のかな? シェイクスピアからの引用のレッスンまであって、何だか高度~。。
こんなのも、今の生徒に読ませてやりたいと思います。「出版の自由」とか「ユネスコとは何か」という課もあって、戦後気分もあるのかなと思いました。

ついでに、私の高三の時の漢文の教科書も見つかり(他の教科書もどこかにあるはずだけど。)、なぜか、定期試験問題まではさんである。(答案はなかった・笑・源氏と漢文が範囲のようで、私はたぶん、源氏では点を取れてないと思いますわ。)でも、漢文にしろ、こんなん、やったっけ?と思いました。「唐詩・論語・史記抄」が教科書のタイトルです。授業で全部はやれなかったようですが、それなりには勉強したみたい。(笑)白文をノートに写して訳などやったはずだけど、全然覚えてない。
しかし、脚注も多くて、辞書を引かなくてもわかるのは、イマドキと変わらないのかも。(笑)
(ついでに言うと、裏表紙に、自分のクラスと名前がマジックで書いてありました。母のには、奥付けのページにクラス番号名前が鉛筆で書いてありました。笑)
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なつかしい (madographos)
2007-05-26 22:02:52
「唐詩・論語・史記抄」,なつかしいです! 私も高3でやりました! 白文,写しました! 白文を見て読み下さないといけないという掟があって,とてもたいへんでした。ちなみに英語も開隆堂でした。
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ををっ!凄い記憶力 (ほり(管理人))
2007-05-27 01:29:18
madographosさん、早速のコメントをありがとうございます。

漢文は蜜柑色の表紙です。角川書店でした。教科書に、返り点やらいっぱい打ってあります。白文の掟とは厳しい学校ですね。

英語の教科書は、まさか、昭和24年の開隆堂ではないでしょうね。(冗談です。冗談。母のです。)

私は、三省堂のクラウンでした。高校1年で、「不思議の国のアリス」、「海からの贈り物」がレッスンに入ってました(と思う)。そのとき、初めて、英語の「文体」の違いを私は意識しました。

今の子も、分かるのかなぁ。。。分からないだろうなぁ。。(あの教科書では。。。)
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