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イスラム教とキリスト教の対立は解決できるか? 【大川隆法 2017年の鳥瞰図(7)】

2016年12月26日 15時31分02秒 | 日記

イスラム教とキリスト教の対立は解決できるか? 【大川隆法 2017年の鳥瞰図(7)】

イスラム教とキリスト教の対立は解決できるか? 【大川隆法 2017年の鳥瞰図(7)】

 

 

2016年は、世界中で「予想外」な出来事が立て続けに起きた。2017年は、トランプ米大統領の出現により、さらに予測不可能と言える。

 

本欄では、26年前にイギリスのEU離脱を、2年前に朴槿惠・韓国大統領の辞任劇を、そして1年前にトランプ氏の大統領就任を予想していた大川隆法・幸福の科学総裁(関連記事参照)が語る、2017年以降の国内外の世界の行方を紹介する(本記事は、大川総裁著『繁栄への決断』より、一部内容を紹介したもの)。

 

第7回目のテーマは、「イスラム教とキリスト教の対立」について。

 

◆       ◆       ◆

 

クリスマスマーケットで賑わうドイツ・ベルリンで、トラックの突入により多数の死傷者が出た事件は、テロの脅威がなおも身近にくすぶっていることを世界に再認識させた。

 

実行犯とみられるチュニジア人のアニス・アムリ容疑者は、逃走先のイタリアで23日、射殺されたが、同容疑者が「イスラム国」(IS)の指導者アブバクル・バグダディ氏に忠誠を誓う動画が、インターネット上で公開されている。動画の中でアムリ容疑者は「十字軍(キリスト教徒ら)への報復」を呼び掛けていた。

 

イスラム教とキリスト教の対立を解消することは、今日の大きな課題である。

 

 

もともとは寛容な宗教だったイスラム教

イスラム教はもともと平和的な宗教であると言われるが、なぜ「イスラム国」のような過激派が発生してしまうのだろうか。

 

大川隆法・幸福の科学総裁は、『繁栄への決断』の中で、イスラム教の問題点を以下のように指摘している。

 

イスラムのなかにも、先ほど述べた共産党と同じような面、つまり、『目的が正当なら手段は選ばない』というような面が、若干あります。それは、ムハンマドの生き方のなかに武力革命的なものが、かなりあったからです

 

イスラム教の開祖ムハンマドは、宗教指導者であると同時に軍事指導者でもあり、戦いに勝利してメッカを治め、求心力を高めていった。その武力革命的な流れが今、イスラム・テロの行動原理の主柱になっている。

 

しかし、イスラム教は発祥の時点において、キリスト教やユダヤ教にも親和性のある寛容な宗教であった。イスラム教の根本経典であるコーランには「宗教には強制があってはならない」とも書かれている。イスラム教は本来の「寛容さ」を取り戻す必要があるだろう。

 

 

キリスト教側の偏見

しかし、「不寛容」の問題は何もイスラム教に限ったことではない。大川総裁は、前掲書でキリスト教の問題点を次のように喝破した。

 

ダンテの『神曲』には、ムハンマドや四代目カリフのアリー、さらには、仏教の開祖である仏陀まで地獄の最深部のほうでのたうち回ったりしているというようなことが書かれているわけで、『キリスト教側の偏見』も、そうとう長くあります。(中略)キリスト教徒は本心ではそう考えているのではないでしょうか

 

結局、イスラム教もキリスト教も、お互いの信じる神様を悪魔だと思っているところに問題がある。お互いの神様を悪魔だと考えているのなら、相手をせん滅することこそが正しいことになってしまう。対立が終わらず、激化していくのは当然のことだ。

 

しかし、地上にさまざまな宗教が存在し、神の名が異なるのは、根本なる神が人類を救済するために、大天使や自身の分身を、何度も何度も、さまざまな地域、時代に送り出してきたことによる。もちろん、中には邪教と呼ばれるものも存在はするが、長い間多くの人々に信仰され、人々の精神性を高めてきた宗教は、真理の一側面を表していると考えるのが妥当だ。

 

 

今必要な宗教のイノベーション

イスラム教もキリスト教も、誕生から1000年、2000年と経っている宗教である。大川総裁は、前掲書で宗教に必要とされるイノベーションについてこのように説く。

 

やはり、宗教に基づくいろいろなものも、数百年、あるいは千年、二千年とたってきたら、適度なイノベーションは必要だと思うのです。そのなかから、有害なものは抑えつつ、まだ今後も生き延びるべきものは何だろうかと、よく考えていくことが大事なのではないでしょうか

 

例えば、イスラム教では豚肉を食べることはタブーとされているが、当時冷蔵庫がなかったため、衛生的な観点からできた戒律であると推測される。このように、時代や地域の制約によって、普遍的な真理ではないものが教義として残っていることがある。

 

時代にそぐわなくなったものは捨て去りつつも、「ゴールデン・ルール」と呼ばれる、普遍的な砂金の部分を後世に伝えていくべきだろう。

 

2017年以降、宗教対立の解決を進めていくには、イスラム教、キリスト教の双方のイノベーションが必要だ。

 

この法話は、幸福の科学の全国の支部、精舎、拠点において、拝聴できます。

支部や精舎への問い合わせは、以下の連絡先まで。

・幸福の科学サービスセンター

 Tel:03-5793-1727 : 火~金/10:00~20:00 土日/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

 http://map.happy-science.jp/まで。

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『繁栄への決断 ~「トランプ革命」と日本の「新しい選択」』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1785

 

【大川総裁 2016年の予言】

2016年11月30日付本欄 韓国・朴大統領が辞任の意向を表明 「見せしめ政治」は正義なのか

http://the-liberty.com/article.php?item_id=12273

 

2016年6月24日付本欄 イギリスのEU離脱は26年前に予言されていた

http://the-liberty.com/article.php?item_id=11546

 

2016年11月9日付本欄 米大統領選 トランプ氏の勝利は1月に予言されていた

http://the-liberty.com/article.php?item_id=12177

 

【関連記事】

2016年12月8日付本欄 「世界レベルの革命が今まさに起きている」 大川隆法総裁 エル・カンターレ祭大講演会「真理への道」

http://the-liberty.com/article.php?item_id=12300

 

2016年4月号 『正義の法』が10倍分かる - 宗教対立を解決するヒント 家庭や企業に置き換えて考える

http://the-liberty.com/article.php?item_id=10957


過労自殺した電通社員の母が命日に手記 「長時間労働=悪」の改革でいいのか?

2016年12月26日 15時28分59秒 | 日記

過労自殺した電通社員の母が命日に手記 「長時間労働=悪」の改革でいいのか?

大手広告会社・電通の新入社員で過労自殺した女性の母親が、娘の命日である25日にあわせて手記を公表した。

 

手記には、「あの日から私の時は止まり、未来も希望も失われてしまいました。息をするのも苦しい毎日でした。朝目覚めたら全て夢であってほしいと、いまも思い続けています」と悲痛な気持ちが綴られている。

 

また、この事件をきっかけに電通に強制捜査が入るなど、長時間労働への政府の監督・指導が強化されていることについて、「まつり(娘)の死によって、世の中が大きく動いています。まつりの死が、日本の働き方を変えることに影響を与えているとしたら、まつりの24年間の生涯が日本を揺るがしたとしたら、それは、まつり自身の力かもしれないと思います」と書いている。

 

大切に育てた娘が苦しみの中で亡くなったことを悔やむ母親の気持ちは、想像を絶するものがある。このような悲劇を二度と繰り返してはならないことは、言うまでもないだろう。ただ、この流れが一生懸命働くことそのものを悪と見なす考え方につながるのは問題だ。

 

 

政府の姿勢は「長時間労働=悪」

今年9月、政府は、内閣官房に「働き方改革実現推進室」を設けた。その際、安倍晋三首相は、「『モーレツ社員』の考え方が否定される日本にしていきたい」などと表明した。同じ月の末に、今回の事件が労災認定され、それを受けて電通は10月から午後10時に本社ビルを一斉消灯し、原則、深夜残業を禁止。11月には、複数の社員に違法な長時間労働をさせていた疑いで強制捜査が入った。

 

安倍首相の発言からも、電通への強制捜査からも、「長時間労働=悪」という政府の姿勢が見えてくる。しかし、女性を自殺に追い込んだのは、「長時間労働」そのものだったのか。上司から「君の残業時間は会社にとって無駄」(25日付朝日新聞)と言われていたなど、長時間労働以外のところに原因があったのではないかと推測される情報もある。

 

 

仕事をしたい気持ちは人間の天分

ここで、仕事とは何かということを宗教的な側面から考えてみたい。大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『仕事と愛』の中で、次のように述べている。

 

私が言っておきたいのは、『「仕事をしたい」という気持ちは人間の天分である』ということです」「人間は、一つの材料をもとにして、いろいろなものを考え出すことができます。ここに創造の喜びがあり、大宇宙の根本仏と同じような気分を味わうことが許されているのです

 

働く時間を調整して健康を維持することはもちろん大事だが、人生において、創造的な仕事によって得られる喜びがあることも忘れてはならない。夢中になって仕事に取り組んでいて時間を忘れることだってあるだろう。そういう人は、周りからは「モーレツ社員」に見えるに違いない。

 

今必要なのは、一人ひとりが自分の天職を見つけ、創造の喜びを味わうことができるような社会を目指すことではないだろうか。単に「長時間労働=悪」としたり、「労働=苦役」「単位時間あたりの労働の価値は誰でも同じ」といった前提に立った働き方改革では、喜びを感じながら仕事ができる人を増やすことはできない。

 

とくに電通は、たった一行のキャッチコピーが莫大な利益を生んだり、ほんの数十秒のCMが大ブームを起こしたりする広告業界の雄。創造的な仕事によって成り立っているとも言える。今回のような悲劇を繰り返さないためにもマネジメントの改善は必要だが、それを乗り越えて、創造の喜びを生み出す働き方を示してくれることを期待したい。

(大塚紘子)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『仕事と愛』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=754

 

【関連記事】

2017年1月号 電通を責めるだけでいいのか? 経営者の立場からの本当の「働き方改革」

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2016年11月12日付本欄 4年連続の賃上げ要請へ 今度は働き方改革と称して経済界に圧力

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2016年11月8日付本欄 【そもそも解説】労働基準監督署ってどんな仕事をしているの?

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