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(ブログ全般見聞録)

映画『アクト・オブ・キリング』予告編

2015-06-20 22:13:27 | 日記




2015年6月27日(土)RK津講演会のお知らせ

http://richardkoshimizu.at.webry.info/201506/article_11.html

同時生中継
USTREAM 独立党TV【ネット中継環境に無い時はご容赦のほど】 
http://www.ustream.tv/channel/dokuritsutou


映画『アクト・オブ・キリング』予告編
https://youtu.be/Mu68nD5QqP0


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【●】「ジョシュア・オッペンハイマー監督作品『アクト・オブ・キリング』を観た :山崎 雅弘氏:拍手コメント」 晴耕雨読 2015/6/17 その他
http://sun.ap.teacup.com/souun/17629.html#readmore

ジョシュア・オッペンハイマー監督作品『アクト・オブ・キリング』を観た:山崎 雅弘氏
2015/6/14 2:14
こんばんは。度々失礼いたします。

またいろいろと申し上げたいことは日々去来するのですが、このところ、仕事のことも満足に何をするのか整理出来ない中で暮らしているので、なかなか申し上げられないでいます。

後から後から、頭をかき混ぜるようなことばかりが起こるので、考えがなかなか落ち着かないようです。

とりあえず、火炎放射器でも肩から担いで、目についた動くものを次から次へと焼き払えば、少しは静かになるのかなと思っているのですが、火炎放射器を入手するあてもないので、落ち着かない日々を過ごしています。

沖縄の人たちには癪に障るかもしれませんが、本当にそのように思うことしばしばです。



自分がどれだけ日本人を嫌っているか、話したくても話す相手がありません。

自分がどうしてこう不機嫌なのか、他人に説明するのは難しいものです。

先日中途まで書いたものをお送りしようと思い、お邪魔いたしました。

以下がその文章です。

「官房機密費を懐に入れたマスコミ人たち」がまた何かの記者会見を流したそうなのですが、自分はそういうものが見られる環境にいないので、誰が何を言ったのかよく判らないんですよね。

それでいて、「>なんでコイツ笑ってんの…何が「ハッピーエンド」なの…?:m TAKANO氏」に

「>Masahiko Anamizu 国家が戦争へと進むか否かという戦後最大の重大局面だった今日も、都心の地下鉄内の光景はいつも通り。
早くも夏の装いに身を纏ったOLは化粧直しに余念が無く、スーツ姿の企業戦士は忙しなく移動中も業務に追われる。そうか、戦争っていうのはこんな静かにやって来るんだな。絶対止めねば!」

おっしゃるようなことを、批難がましく言われてもね。

自分は、そういうことを言う人も含めて、この社会をこの社会たらしめている人々を悉く火炎放射器で焼き殺したいと思っているのですが、そういう人もあまりいないようです。

本当、どいつもこいつも、死ねばいいのにね。

ね。

まあ、そんなこんなで、何をしてもうまくいかず、ちょっと気分が悪いのですが、ここしばらく思っていることを、このついでにお話ししたく思います。

ただの四方山話なのですが、よろしければお付き合い下さい。

自分は自動車の運転が出来ないので、公共交通機関を使うことがよくあります。

電車を待っていると、ホームで構内放送が入ることがあるのですが、その放送には「電車には優先席があります」とか、「座席は譲り合いご利用ください」とかという広告がよくあります。

しかし、鉄道会社は、乗客が皆座れるように気を配って運行しているわけではないのです。

自分にはその気が全くないくせに、乗客にだけ気遣い、譲り合いを要求するのです。

こいつら、何様なのだろうと思いながら、聞いています。

電車の本数が多く、車両の数が多ければ、それだけ多くの人が座って利用出来るはずです。

しかし、乗客が少なくなる時間帯は本数が減り、1本あたりの車両数も減らすことがあります。

「>アメリカが攻撃されたら助けます。でも日本は戦争には巻き込まれません!に勝るお花畑あんの?」におっしゃる

「> 堀 茂樹 富裕層が利益共同体のごとくに国家を巧みに利用している一方、それより下の階層が、非正規と正規、民間と公務員、中下層と貧困層、日本人と移民と、まんまと分断させられたり、自ら分断を作り出したりして、自縄自縛に陥っている。この寡頭政治(少数者支配)を打倒するデモクラティックな結集が課題。

> 堀 茂樹 なぜ日本では欧米で普通の25~30人学級が論外とされるのか?少子化なら、益々やり易いではないか。それなのに、35人学級で成果が出たか⁈などという茶番の恫喝で、教員数を減らそうとする。何故か?今の富裕層・指導層に、同胞庶民の子供が通う公立校の教育環境をよくする本気がないからだろう」

ところなど、電車に乗るだけでもよく判ります。

乗客が健常者と障害者、老人と若者、妊婦と男性などに、「まんまと分断させられたり、自ら分断を作り出したりして、自縄自縛に陥っている。」

なぜ日本では乗客が皆座って利用出来るような鉄道の運行を検討しないのか。

「少子化なら、益々やり易いではないか。」

「それなのに、」利用者が減れば鉄道の運行を減らし、あまつさえ廃線にまでしようとする。

「何故か?」

「今の富裕層・指導層に、同胞庶民の『利用する公共交通機関の』環境をよくする本気がないからだろう」

そして、それを広く共有する精神の横溢があるからでしょう。

戦後の日本人が積み重ねたものが、叩き壊されている:山崎 雅弘氏
2015/6/14 2:15
それはともかく、先日、自分の近所でも統一地方選挙がありました。

自分が通勤時に通過する鉄道の駅前でも、当地の議員候補者が演説し、チラシを配っていました。

少し耳を傾けると、その土地では中学校給食が課題になっていたようです。

「共稼ぎで弁当を持たせられない家庭があります。

弁当を持たせられず、菓子パンを持って登校する生徒がいます。

多くの自治体で中学校まで給食を実施しています。

中学校給食の実施を」

と訴えていた人は、どうも落選したようでした。

落選したから言うわけでもないのですが、「共稼ぎで弁当を持たせられない家庭があります。弁当を持たせられず、菓子パンを持って登校する生徒がいます」まではいいのですが、「中学校給食の実施を」と、行政がしゃしゃり出て、解決を図るのかと、肯いきれないものを感じました。

共稼ぎでなければ家庭が成り立たないような低賃金水準にすることにより、私企業の利益とする。

長時間労働により子供の弁当も作ってやれないような家庭を増やすことにより、私企業の利益とする。

そして私企業の利益のために弁当も持ってこられない生徒のために、行政が租税により給食を提供することにより、家庭部門の損失を補填すると。

家庭部門の損失が私企業の利益になり、その損失を行政が補填するわけねと。

そして、その損失も、家庭部門の心もとない租税で賄うわけだと。

「新型社会主義」者なのかなあと思いました。

行政単独で出来ることと言えば、選択肢としては中学校給食もあるのだろうと思うのですが、考え方が弥縫的、泥縄的だなあと思います。

弥縫的に中学校給食を導入したとしても、平行して労働環境の変更を行い、給食の役割を小さくすることが、社会政策として、有効なんじゃないかなあって。

食育だのへちまだの、かけ声ばかりかけたところで、それを担う家庭が衰弱していれば、出来るものも出来ません。

食文化を統制しておきたい人々には、むしろ衰退してくれた方が望ましいのでしょう。

子供の弁当くらい親が作ってやれるような労働環境を実現した方が、行政負荷は軽くなるんでしょうが、そうなれば、行政権の権力が弱まるのでしょう。

行政権に縋ることだけが生存の道と思い込ませるのが、行政権の生存の道なのでしょう。

自治体議会の議員であれ、政治家になろうと立候補するのですから、意図的にか本能的にか判りませんが、行政権の拡大に結びつくような話をしたがるのかなと、思いました。

自助、共助、公助などと言いながら、自助が不可能な条件を放置あるいは強化する議会・行政・経済界と、それを暑苦しく支持する民。

どちらも火炎放射器で焼き払いたいです。

時間があっても子供に弁当など作ってやりたいとは思わない親や、料理に自信が無いので結局は菓子パンで済ませてしまった方がよいと考える親もいるだろうとは思います。

しかし、時間があれば、子供に弁当の一つも作ってやりたいと思っている親もいるだろうと思います。

「開かれた地域主義への移行 上」におっしゃる

「労働を旧約聖書的な“受苦”だとは考えていませんが、労働の在り方は、根底から変更されなければならないと思っています。

(労働を“受苦”と捉えるユダヤ・キリスト教的な価値観と日本の歴史的価値観とは大きく異なるものです)

近代が短期間のうちに達成した「労働価値」の大幅な上昇が、そのような変更を実現できる基礎をつくりました。

労働時間も大幅に短縮でき、労働形態もより好ましいものに変えることができ、「真面目にコツコツ働き、花鳥風月に赴きを感じ、自然を神とあがめ生きていく」ことも可能になります。

アイロン掛けも、料理も、掃除も、たっぷり時間があれば、楽しんでできるという人も少なからずいるでしょう。

(パチンコで楽しみながら一日時間をつぶせるくらいですから...)

働くことは必須だとして、それを限られた時間で安全にかつ創造的にできるものにし、自由になった時間は、それぞれが好きな活動をするようにできればと思っています。

(もちろん、ダラダラ寝るだけというのでもいいのです)」

とおり、いろいろな人がいるだろうと思うんです。

時間の使い道の選択肢が狭いという問題を問題として認識出来ない、あるいは認識しない人でなければ、議会に行こう、代議士を目指そうなどと思わないのかもしれません。

第二次安倍政権と「日本会議」の関係についてツイートをまとめ:山崎 雅弘氏
2015/6/14 2:17
また、「「鳩山・小沢のコンビが対米従属をやめる最後の可能性でした。」田中宇氏インタビュー:岩上安身氏」におっしゃる

「岩上「アメリカの実体経済はマイナス成長です。大学新卒者の83%が仕事に就けない状態です。長期的な電力需要がマイナスだから、というわけですね」

田中氏「昔の中国のような状態ですね。政府の統計が信用できないから、電力需要を見るしかない」」

を拝読していたところ、先日申し上げました、ソビエト社会主義共和国連邦の崩壊を生き延びた人の観察記にあることを思い出しました。

「私が崩壊時の相違点として認めることができない一つの問題は、国内の政治である。なるほどイデオロギーは異なるかもしれないが、しかし、イデオロギーに対する盲目的な信奉は、似ているどころの話ではないでしょう。

たしかに、投票するためにただ一つしかない共産党を持つことよりも、代わり番こで政権を担う二つの資本主義政党を観察する方がより面白い。けれども、二つの政党が公然と言い争っている事柄は、社会政策のみせかけにもならない象徴的な案件であって、それは国民の態度を軟化するために採用されていますね。その点、共産党ははっきりしたもので、耐えねばならない嫌なことをただ一つ提出したものです。二つの資本主義政党は二つの気安めの薬という選択肢を与えているわけですね。その最新の革新的技術は写真判定のような選挙ですね。どちらの政党も投票数の50%を買い、さながら帽子からウサギが出てくるかのように、選挙結果は統計的なノイズから出てくるというものです。

反対意見や抗議活動を封じ込めるアメリカのやり方はとても進んでいます。反体制の人々に彼らの良心に逆らって叫ばせることができるのに、どうして反体制の人々を投獄するのでしょうか?

簿記に対するアメリカの取り組みは、ソビエトに比べてより巧妙でより含みがあります。簡単に統計をゆがめることができるのに、どういうわけで統計をわかりにくいやり方で国家的に秘匿するのでしょうか?簡単な例があります。社会保障予算の伸びを抑えるためとあらば、インフレ率はハンバーガーをステーキに置き換えることでも「調整」されるわけです」

「自衛隊機の緊急発進急増も嘘…安倍首相の安保法制会見の詐術を検証(リテラ):山崎 雅弘氏」を拝読していて思ったのですが、

「『自衛隊機の緊急発進(スクランブル)の回数が10年前と比べて7倍』というのは完全なまやかしだ。たしかに、2014年のスクランブル回数は943回で2004年の141回の7倍弱。しかし、それはもっとも少ない年と比較しているだけで、1980年から1990年代はじめまでは常に毎年600回から900回のスクランブルがあった。その後、2000年代に100回から300回に減少していたのが、2013年に突如、急増。24年ぶりに800 回台をマークしたのだ。これはむしろ、安倍政権になって無理矢理スクランブルを増やしただけだろう。実際、2014年も増えているのはスクランブルだけで、領空侵犯されたケースはゼロである」

「簡単に統計をゆがめることができるのに、どういうわけで統計をわかりにくいやり方で国家的に秘匿するのでしょうか?」

そのとおりだろうなと思っています。

さて、先日友人から、岡部和雄「法蔵を千載に留めん―訳経・写経・刻経―」(「駒沢大学仏教学部論集」第37号、平成18年10月)という記事の写しを貰ったのですが、貰った手前、捨てるのも何なので、眺めてみたんです。

友人にはあまり校正の出来のよくない記事だねと言っています。

中は大した話ではないのですが、ちょっとご紹介を申し上げたい話が紹介されていたので、以下に引きます。

「次に、「石刻の大蔵経をつくる―『房山石経』の偉業―」と、ここだけは資料にテーマをつけました。北京市の西南七〇キロに、房山雲居寺と石経山があります。石経山には九つの洞窟が穿たれ、その壁にはびっしり経文が刻まれています。また境内の地下からほり出されたおびただしい石経(石板)は、現在特別の収蔵庫に整理・保管されています。一九八五年から一般に公開され、誰でも見られるようになっています。私たちも一九八九年四月に北京からバスでここを訪れました。本日、ここに出席しておられる先生方のうち何人かは一緒だったと思いますが、北京大学で日中禅学シンポジュウムに行なったあとのを見学・参観で、房山に連れて行ってくれました。バスで日帰りができる場所ですから、非常に足の便はいいところです。そこで実物をみてきたわけです。

近年、完結を見た『房山石経』(拓本の影印版、全三〇冊)、これは、拓本を写真に撮って綴じたものです。これは、一九八六年から九三年までかかって作られたものです。『目録索引』巻30によれば、一一〇〇種、経典目録の言い方ですと一一〇〇部の刻経の仏典がそれにシルされてあります。そして、巻数にしますと三五〇〇余巻あるということになります。それを刻んだ石の数ですが、一五〇〇〇余の石版に刻まれているといいます。正確には一四六二〇の石、ほかに石が欠けてしまったもの(残経)を全部集めますと四二〇石、洞外の各種碑銘八二石ですから、一五〇〇〇余になるわけです。こういう膨大な石の経典群が出現したということが判ります。

自衛隊機の緊急発進急増も嘘…安倍首相の安保法制会見の詐術を検証(リテラ):山崎 雅弘氏
2015/6/14 2:19
それでは、誰がこの途方もない難事業に着手したかといいますと、隋代から唐代にかけて生きていたと考えられる静 (?~六三九)という人です。かれの発願―「法滅の世にも生きのびうる法蔵を造ろう」―から始まったといわれております。この静 という人は『続高僧伝』とかに伝記は立てられていません。ですから、『続高僧伝』を作った人は道宣(五九六~六六七)ですから、道宣の生きた時代とあまりにも近かったせいなのか、それともここは長安の都から遠く離れていますから、それほど静 が有名になっていなかったからなのか、判りませんけれども道宣の作った『続高僧伝』の伝記の中には、全く触れられておりません。そういう人物です。ただ、最近の研究に寄りますと、天台宗の南岳の慧オモ(五一五~五七七)の弟子筋に当たる人ではないかという研究も出てきてますから、あるいはそういうお坊さんなのかもしれません。

この静 によってはじめられたこの石刻の大事業は、門下の道俗に受けつがれ、あるいは朝廷や、在俗の外護者たちの熱い支援を受けて、遼・金・元・明・清にいたるまで刻り続けられました。まさしく一千余年にわたる、奇跡ともいうべき大偉業であります。石に刻むのですよ、大蔵経を。一つ、二つの経典を石に刻むのとは訳がちがう。大蔵経全体を石に刻むなどということは考えられますか。今日のような、なるべく労力を省いて簡単にやってしまおういう時代から考えますと、全く奇跡としかいいようがありません。おそらく万里の長城を築くよりももっと難しかったのではないでしょうか。よく中国の文化遺産というと万里の長城といいますが、おそらくそれにさえ比べられないだろう。万里の長城は歴代の皇帝が権力にものをいわせて造ったわけですが、こちらは民間のお坊さんが造ったわけです。もちろん、民間の坊さんたちは、時の朝廷からも援助を受け、貴族、豪族の多大な援助を受けてはいますけれども、しかし、一字一句を石に刻みつけたのは、外護者たちではありません。そこが大変な、まさしく奇跡のような大事業だといわれる所以であります。

先に、九つの洞窟があるといいましたが、その真ん中辺にある第5洞を雷音洞といい、その外壁に静 の「題記」が二カ所にわたってあります。その「題記」は欠けたところがあって、いまは読めないようになっていますけれども、これは、以前に拓本をとったものが残っていますので、それを合わせてみますと次のように書いてあります。「今、貞観二年(六二八)に至りて、已に末法に浸むこと七十五載、仏日すでに没し、冥夜方に深し。瞽目の群生、茲より導きを失う。静 、正法を護らんが為に、己れの門徒知識及び好施檀越を率い、この山頂に就きて、華厳経等一十二部を刊す」。ここには静 という名前が出ています。

また、もう一つの「題記」(「題刻」)でございますが、貞観八年(六三四)につくられたもので、六年後につくられ、なぜ房山石経をひらいたかという彼の目的・意志をはっきり表明しています。「…永く石室に留め、劫火に焚けず、千載の下、恵燈常照ならしめ、万代の後、法矩恒明ならしむ。…この経、未来に仏法難の時の為に、経本を擬充す(なぞらえ満たすという意味でしょうか、経本をつくって、後世の経典が地上から消えたときにこれに基づいて経典を作ってほしい、そういいう意味でしょうね)。世にもし経あらば、願わくは輒がるしく開けること勿れ」。だから、経典が世に流布して間は開けるな、地上に残っている間はこれを石室からもちだすな、もし地上から経典が消滅したときに、はじめてこれを開けて、これを使って経典をもう一度地上によみがえらせてくれという痛切な願いがこの「題記」に込められていることが判ります。

静 の末法法滅の強い危機意識は、同じ時代を生きた、三階教を開いた信行(五四〇~五九四)、浄土教を開いた道綽(五六二~六四五)、天台の慧思(五一五~五七七)、浄影寺の慧遠(五二三~五九二)、霊裕(五一五~六〇五)、この人達と共通しているものがあります。それは、北朝で二度、三度と断行された廃仏事件において、経論が焼きはらわれ、僧侶が殺された、過酷無残な法難の記憶と結びついているにちがいない。そういう事件がまた起これば、坊さんは殺され経典を伝える人はいなくなる。あるいは、経典そのものが焼き払われて地上から経典が消えてしまうという危機感です。果たせるかな、房山刻経の歴史をたどると、安史の乱(七五五~七六三)では刻経事業はいったん途絶えています。武宗(八四〇~八四六)による会昌の廃仏(八四一~八四六)においても重大な制約が加えられた、ということが判っております。にもかかわらず石刻の経典は滅びず、その後も刻り続けられました。

>アメリカが攻撃されたら助けます。でも日本は戦争には巻き込まれません!に勝るお花畑あんの?
2015/6/14 2:21
しかし最大の危機は二〇世紀に訪れました。一九四二年(昭和一七)、中国の華北に侵入した日本軍は、毛沢東の軍隊(八路軍)の根拠地に打撃を与えようとして、房山の雲居寺一帯を空爆したのであります。雲居寺は全壊・全焼し、周辺に建つ堂塔もことごとく被災して廃墟と化しました。北塔のみが辛くも残ったというありさまでした。私たちが房山を訪れた一九八九年、雲居寺はちょうど再建中でした。今は立派に完成しているでしょうが、それは見ていないので分かりません。その壊された、日本軍が空爆して焼きはらった、房山雲居寺は一九八〇年代になってやっと再興されたことになります。

ところが、さいわい石経山の石経は、山に穴を掘って秘蔵したその石の経典、それから地下に埋められた石経とともに、大きな被害を免れることができました。日本の侵略軍の戦火による危機を辛くものりこえて、千年の法蔵は、いまわれわれの前に、かけがえのない人類の遺産として、その全容を現わしているのであります。石に文字を刻る伝統は、仏教以前の中国にもありました。儒教では「石経(せきけい)」と呼んでおります。しかしこれほどの大がかりな長期にわたる石刻事業は、儒教にもなく道教にもなかったのであります。

また、これらの厖大な房山石経を造営した人々の、さまざまな願いや祈りの気持ちは、石に刻まれた文字となって、こんにちに伝えられております。単に経文だけが残っているのではありません。これを誰が作ったか、どういう意図で作ったか、それを書いた題記、刻記がたくさん残っています。それらがまとめられて『房山石経題記彙編』(書目文献出版社、一九八七)という本が中国で出版されております。これも中国の仏教がどのような人々の信仰と支持によって生きながらえてきたか、そして、今日に伝えられたか、それを知りうる絶好の史料、非常に貴重な資料になっております。

以上、見てきたように仏教の聖典が大蔵経というかたちで今日まで伝わり、しかも二〇世紀になって、『大正新修大蔵経』として印刷・刊行されて世界的に流布したが、それ以後もそれに匹敵する、それにとって代わりうるような貴重な資料が少なからず発見・紹介されています。それにもとづく新しい研究は、しかしまだようやく緒に就いたばかりであります。

その方面の研究に、今後、新しい展望が開かれることを期待しながら、私の話を終らせていただきます。」(pp.12-15)

この文献を読んでいて、「第二次安倍政権と「日本会議」の関係についてツイートをまとめ:山崎 雅弘氏」におっしゃるところの

「神社本庁統理/総長、神宮大宮司、前天台座主、靖國神社宮司、明治神宮宮司、霊友会常務理事、比叡山延暦寺代表役員、霊友会常務理事など、神道・仏教系の偉い人の名がずらりと並ぶ。

政治と宗教の関係が緊密化している」

ことと、「戦後の日本人が積み重ねたものが、叩き壊されている:山崎 雅弘氏」におっしゃる

「イスラム国の人間が、モスルの博物館で文化財をハンマーで破壊する光景を見て、最初に連想したのは中国の文化大革命時に紅衛兵が行った文化財の破壊だった。

だが、今この国でも同種の「暴力による文化の破壊」が広い範囲で進んでいるように思える。

戦後の日本人が積み重ねたものが、叩き壊されている」

と、そして、「ジョシュア・オッペンハイマー監督作品『アクト・オブ・キリング』を観た:山崎 雅弘氏」におっしゃる

「> 伊藤 剛 最近知って驚いたんだが、廃仏毀釈の際、ずいぶんほうぼうのお寺の仏像が破壊されたりしているんだね。とくに九州はひどかったらしい。わたしらはISILの遺物破壊をみて「なんてひどい」と思うけれど、日本の過去の姿でもあったということだね」

「> 曽我逸郎 廃仏毀釈では、仏教だけでなく、長らく民の暮らしとともにあった地元の神様も、新しい国にふさわしくないと、ずいぶん打棄てられたと聞きました」

ところが相次いで思い起こされました。

以前書いていたことは以上です。

日本人に文化だの何だのと口にされたくないと思っているところで、「官房機密費を懐に入れたマスコミ人たち」から、「お刀女子」とかいうものの存在を知らされ、また頭にきています。

いつもくだらないことをお聞かせいたしまして、どうもすみません。

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【●】集団的自衛権行使否定政府見解に留保条件なし
植草一秀の『知られざる真実』2015年6月20日 (土)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-115a.html


「日本国憲法の下で集団的自衛権の行使を容認できる」


という主張と


「STAP細胞はあります」


という主張は似ている。


主張することはできるが、論拠があいまいで、正当性の主張が不完全であるからだ。


それでも、集団的自衛権の行使容認は、主張する人々が主張を撤回しないから、全面否定が難しい。


客観的に見れば、集団的自衛権の行使容認が日本国憲法に反していることは明らかだが、この人々は強引に自説を主張し続ける。


さらにたちが悪い。


元内閣法制局長官の宮崎礼壹氏は次のように指摘する。


「集団的自衛権の行使に関する憲法解釈は、1972年の政府見解で説明されている。安倍政権はこの72年見解の論理は維持しながら、集団的自衛権の一部が限定的に認められると主張している。


だが、この見解はそもそも、憲法上、集団的自衛権の行使が許されないことの理由を説明したものだ。」


「当時の吉国一郎内閣法制局長官は「論理的帰結としてわが国への侵略がない場合の武力行使は、憲法上許されない」「憲法をどう読んでもだめだ」と語っている。


集団的自衛権の行使は、まだわが国が侵略を受けていない段階で武力行使することだから、9条でどうしても読めない。


少しは集団的自衛権もいいじゃないかというが、72年見解は今のところはだめとか、ごく少しであればいいとか全く何も留保していない。それを根拠にするなん180度違う話だ。」


「72年以降も国会で質疑がたびたびあった。だが、集団的自衛権が限定的とか一部とか認められる余地は、全くないと示されている。」


「今回はあまりにおかしな、ひどい議論が行われている。72年見解の部分部分をつぎはぎし、集団的自衛権が認められるかどうかは事実の当てはめにすぎないと強弁するのは、こじつけ以外の何物でもない。」


「政府解釈の根幹は変わっていないなどととても言えない。


今までの論理を捨てるなら別の大きな問題となるが、法的な連続性が保たれているというなら、その主張は無理、うそだ。


法案は違憲というのが正しい。」


(東京新聞報道より転載)


1972年政府見解は、


日本は主権国家として個別的および集団的自衛権を有しているが、自衛権の行使については憲法の制約があり、集団的自衛権については、その行使が容認されないことを明言したものである。


同時に、自衛のための措置をとることができる三要件を明記した。


この政府見解を40年以上も維持してきた。


元内閣法制局長官の宮崎礼壹氏が明言するように、


「72年見解は今のところはだめとか、ごく少しであればいいとか全く何も留保していない。」


72年政府見解は、


「集団的自衛権の行使は、憲法上許されないといわざるを得ない」


と明記しているのだ。


同じく内閣法制局元長官の大森政輔氏は次のように指摘する。


「集団的自衛権行使を解釈変更で認めるのは、憲法9条に照らし認められない。」


「解釈変更と今回の法案が憲法上認められないのは、議論するまでもない。


国会では常に問題にされ、政府の説明は国際法上は有しているが憲法九条に照らすと行使は認められないと一貫してきた。


ほとんど自民党内閣がそう言い続けてきた。


それが突如、憲法解釈の変更で認められるとなった。


今更解釈変更と称してできるはずがない。」


「解釈変更で武力行使できる新たな要件に、従来の「国民の生命、権利が根底から覆される事態」に「明白な危険がある場合」と余分な文言がついた。


国民の生命、権利が覆される状態にまだない段階で武力行使する。九条とは相いれない。」


「何をやるかの説明でホルムズの機雷掃海の話が出てくる。


これで集団的自衛権を行使できるのなら、どんな事例でも理屈をつけたらほとんどできるようになる。


非常に限定されているような文言だが、政府がやろうと思えば理屈がいくらでもつけられる要件だ。


あの文言はうそを言っていることになる。違憲ということは明らかだ。」


(東京新聞より転載)


大森氏の説明がすべてを言い尽くしている。


しかし、世の中には政治権力に迎合する輩が存在する。


政治権力が「STAP細胞はありまーす」


と言えば、この輩は口を揃えて


「STAP細胞はありまーす」


と言うに違いない。


このようなまやかしを通用させては国が亡ぶ。


まやかしに目をつぶる残念な人々がはびこって日本が亡ぶのだ。


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★独立党 阪大荒田名誉教授の「固体核融合」実用化を支援しよう!★
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【●】みんなでいっしょに考えよう!TPP 全編
http://youtu.be/IrVpfMixi6s

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【●】アメリカ市民団体がTPPについて報道した驚異の内容1
http://youtu.be/nwKP2Yug9D8

アメリカ市民団体がTPPについて報道した驚異の内容2
http://youtu.be/d5xso5pWW9s


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【アメリカ傀儡政権】 CMトレモロスの裏側 【TPP強行の訳は?】
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『郵貯かんぽのカネが狙われてるのに何ねぼけたこと言ってんですか
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TPPで日本は郵貯・簡保の資産を無差別開放させられる
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降って沸いた「TPP」の謎?! 10/11/06
http://www.youtube.com/watch?v=JvBhl7rt4rU&feature=related

TPPアメリカの真の狙いは!? 10/11/13
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