今日の覚書、集めてみました

いつの間にか、10歳になりました。

VJ Day(対日戦勝記念日)@テレグラフ

2005-08-22 12:36:26 | Telegraph (UK)
戦争中は、こういう事もしたんです。あったんです。同じような事をイギリス人もやりました。もっと酷い事もやりました。世界中が酷い事をしていました。日本人だって食うものも食わずだったんだって?わかっていますよ、そんな事…よく、わかっています。

私が怒っているのは、アンフェアなジャパン・バッシングです。だから反論しています。だからブログを書いています。

しかし、「怒ってフェアじゃない!」と叫ぶ以上、何は本当に行われたのか、を知らなければ、相手にとってフェアではありません。

相手がアンフェアだからこちらだってアンフェアな手を使ってやる、では、大和魂とは言えませんでしょ、ほっほっほっ。

だから、こういう事も知っておいて下さい。

2. Far East veterans remember and forgive
By Hugh Davies
The Telegraph: August 22, 2005

長崎に落とされた原爆の放射と日本の捕虜収容所の恐怖から生還した或る老兵が、戦没者記念碑に白い蘭の花輪を捧げるべく昨日ホワイトホールを行進した。

60年前に原爆が投下された時、今は86歳になるジョン・バクスターは長崎から30マイルの或る村に囚われていた。
彼が放射能に苦しまなかったのは、彼への海草と水という乏しい配給のおかげだとしている。

ウィルトシャー州トロンブリッジ出身のバクスター氏は、まだ快活で、どの戦域においても最多数の29個のヴィクトリア勲章が勇敢さを讃えて贈られた極東での紛争の、細かい所まで完全に記憶している。

そこで戦った人々の為の記念式典で、チャールズ皇太子とプレスコット副首相に率いられた高官の列に彼は続いた。

明るい陽光の中、日本が1945年8月に降服した対日戦勝記念日(VJ Day)記念式典の最後の全国式典で、ビルマ・スター協会(Burma Star Association)の会員は30本の旗を掲げた。

約3万人のイギリス人兵が日本との戦いで戦死し、各国出身の30万人の戦争捕虜の内、たった20万人しか生き残らなかった。

長崎に1945年8月9日に投下された爆弾は73,884名を殺害し、内25,000名は続く年月の中で死んでいった。

バクスター氏はこう語った。
「突然閃光が走った時、私は稲築の村にいたが、放射能は一度も私に影響を与えなかった。恐らく、日本人が我々に6ヶ月間も海草ダイエットをさせたからだろう」。

「通常11ストーンの私は7ストーンになっており、捕虜として蹴られたり殴られたりした」。
※訳者中:1ストーンは14ポンド。1ポンドは約0.45g。

「両肺の結核を含めた1/2ダースほども深刻な病気を抱えていた私を、医者達はどうにもならないと思ったんだろう。12ヶ月もつかも、と言われた。しかし、私はここにいて敬礼し、まだ元気だよ」。

先週BBCNew24の番組の中での在英日本大使の野上義二(ノガミ・ヨシジ)の個人的謝罪の為に、元鉛管工のバクスター氏が一人選出されたのだ。

彼はこう語った。
「私は驚かされる事に慣れてはいるが、この謝罪は物凄い驚きだった。彼は割合と本物のようだった。結構感情的な一瞬だった」。


彼の息子ジョン55歳はこう述べた。
「父は1982年まで私に彼の経験を話してくれなかった。日本人が彼にした事について、父は日本人を許した」。

父親が日本軍に対してイギリス・インド軍を率いたスリム子爵は、ビルマ・スター協会の会長としてKohima碑文を語った。
「家に帰ったら、彼等に我々の事を伝えてこう言ってくれ…貴方の明日の為に、我々の今日を捧げた、と」。

1979年にIRAの爆弾で殺害されたマウントバッテン卿の孫であるTV/映画プロデューサーのロムゼイ卿は、出席できなかった母親の伯爵夫人の代理として出席した。

アダム・イングラム軍務大臣や、防衛長官のマイケル・ウォーカー将軍も出席していた。

葬送ラッパがなると、帰らぬ人々の為に全員で2分間の黙祷を捧げた。

礼拝式次第を持っていないようだったので、プレスコット氏は祈りと賛美歌の間失敗したようだった。

列席者全員がプログラムに印刷されているビルマ・スター協会特祷を斉唱する時、プレスコット氏は言葉もなかった。

続いく賛美歌(Praise My Soulとthe King of Heaven)の間、マイケル卿(ウォーカー将軍)は副首相に彼のプログラムを見せてあげていた。

しかし、賛美歌が終わってマイケル卿が移動すると、プレスコット氏はまたまたプログラムがなくなったので、神への祈りには参加しなかったようだ。



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