天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

そりゃあ金メダルが一番いいが

2018-02-16 06:31:31 | スポーツ

マリーン・オッティ選手


平昌オリンピック。まだ日本に金メダルがないのがさみしいが、それでもメダリストは色はなんであれ凄いのである。
マスコミが金、金ときんきん声で金メダルを所望すると、ぼくはどうしてもマリーン・オッティのことを思い出してしまう。

マリーン・オッティ(Merlene Ottey, 1960年5月10日 - )は、ジャマイカの出身でスロベニアに移住した陸上競技選手。現在57歳。
世界陸上に7回、オリンピックに8回出場。優勝候補にあげられながら3位入賞が多かったことから、「ブロンズコレクター」「ブロンズの女王」と揶揄された。

確かにオッティはどこかふてくされたような表情に見えた。やはり金に届かないせいかなといつもテレビで見ていた。けれどあれは肌の色とか目つきとかいった人種的要因がそう見せただけだったのだろう。いまはそう思っている。

1993年の世界選手権でようやく金メダル(200m)を獲得した。なおこのとき銀メダル(100m)も。
あまりにメダル獲得数が多いし、他人の調べたデータの流用につき間違いがあるかもしれないが、彼女のメダルの内訳はざっと以下のようである。


世界陸上―6個
オリンピック―5個

世界陸上―3個
オリンピック―2個

世界陸上―2個


ジャマイカの選手として1980年モスクワ五輪200m3位から輝かしい選手生活がスタートし2000年シドニー五輪までの20年。
ここで40歳になったオッティはジャマイカの若返り路線により代表の座を失い、2002年にスロベニア国籍を取得して選手生活を継続。
2004年アテネオリンピックにはスロベニア代表として出場。2007年の世界選手権大阪大会に47歳で出場している。
2007年の世界選手権大阪大会に47歳で出場。
2012年のヨーロッパ選手権ヘルシンキ大会には52歳と51日という年齢で4×100mリレーに出場。これは全ての種目を通じて、ヨーロッパ選手権における最年長出場記録である。
ここまで陸上生活32年。いまどうしているのか。

超人である。張本さんのいう「あっぱれ」どころではない怪物である。陸上短距離は瞬発力である。それは年齢制限がいちばんある部門である。そこで30年以上大きな大会へ出場し続けるのは称賛の言葉が見当たらない。
「ブロンズコレクター」
オリンピックと世界選手権のメダルをじゃらじゃら持っているなんて……「コレクター」は揶揄される言葉ではないとつくづく思うのである。
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