氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

転禍為福 其の一

2012-03-26 11:12:13 | 日記
還暦を控えた59歳の春・・・心筋梗塞を発症し救急車にて緊急入院しました。
心不全を起こしていて否応無く心臓カテーテル手術で冠動脈にステントを装着します。
意識はあり半身麻酔で痛みはあまり感じませんが鈍痛はありました。
ICUに入れられて股の付け根に重しがあり足は伸ばしたままで寝返りもうてません。
寝たままの食事とベットでの排泄(尿道にカテーテルを装着)が不自由で堪りませんでした。

持病の糖尿を馬鹿にしていた所為での合併症の発症です。
高脂血症をなめていた結果が心筋梗塞で瀕死のイベントでした。
中性脂肪は1000を超える不摂生なので自業自得です。
家人はそれ見たことかとドヤ顔を見せてくれました。

2週間ほどで目出度く退院しましたが此れからの一生涯、抗血小板薬(血をサラサラにする薬)は離せ無いとの事。
循環器の医者いわく「外傷や出血には注意してください、出血すると止まらなくなります」と恐ろしい事をのたまう。
また私も「外傷に伴う出血は判りますが胃、十二指腸、小腸、大腸、など内臓の出血は如何?」と質問します。
医者は「下血が有るか排便時に注意してください」とおっしゃる・・・
それがゴールデンウイーク前の事でした。

その二日後の夜リビングで読書中(家人は横で韓流DVDを観賞)気分が悪くなり手洗いに行こうと歩き始めて昏倒。
板の間に左脇腹から倒れムカムカと何かが込み上げてきたので手近なゴミ箱へ吐くと・・・大吐血。
トイレに行くも大下血・・・血の色は黒く、吐血は赤くビビットな色でした。
救急車で再び心筋梗塞と同じ総合病院へと緊急入院です。
内視鏡手術ですが左脇腹を下に寝るのが非常に苦痛でしたが止むを得ません。
胃は丈夫でしたがスパット切れた胃潰瘍で出血多量で又もや瀕死状態でした。