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248015 地震と津波に弱い原発の9割が日本にある

2011年03月27日 | 肉体破壊・環境破壊・精神破壊問題
248015 地震と津波に弱い原発の9割が日本にある
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/27 AM00 【印刷用へ
『地震と津波に弱い原発の9割が日本にある』(THE JOURNAL)リンクより転載します。
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米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)3月19日付のデータによると、全世界400以上の稼働中の原発のうち中程度以上の地震危険地帯に設置されている原発は56基あり、そのうち海岸から1マイル(1.61キロ)未満にあって地震にも津波にも弱い原発は39基だが、そのうち9割超の35 基は日本にあり、残りの4基は台湾にある。同地帯内で建設中・計画中なのは13基で、そのうち日本は6基、そのうち海岸から1マイル未満は5基である。

今回の東日本大地震・大津波で津波は最大で海岸から5キロほどにも達した(浸水範囲概況図を参照)ことを考えると、1マイル未満という線引きは甘すぎるだろう。せめて2マイル(3.22キロ)未満で線引きすると、日本の地震にも津波にも弱い稼働中の原発は41基となる。日本の原発の4分の3は、いつ福島第一のようなことになってもおかしくないということである。

★国土地理院・浸水範囲概況図:リンク

WSJは、ロンドンに本拠を置く世界原子力協会のデータに基づき、世界の400以上の稼働中の原発と100の建設中・計画中の原発の立地を調べ、それを米地質調査所とスイス地震局が合同で1999年に実施した世界地震被害調査のデータに照らして、各原発を地震高危険(High Activity)区域、中危険(Eleveted Activity)区域、少危険(Moderate Activity)区域、低危険(Low Activity)区域に4分類した。

★WSJ「地震地帯の原発の評価表」:リンク
(記事中の《View Interactive》をクリックすると一覧表が見られる)

そこから日本関係の稼働中・建設中のみを抜き出し、マイルをキロに換算し、さらに所在県、営業開始年、事業者を補うと以下のようになる。並び順は基準不明だが、ほぼ原表のままにしてある(建設中=※、停止中=★、計画中と閉鎖済は除外)。

リンク

高危険区域に25基、中危険区域に25基、低危険地区に7基で、すべての商用原発54基、研究用高速増殖炉もんじゅ、建設中の2基の計57基がこの3つの区分に含まれる。そのうち中危険以上の区域にある稼働中の原発で海岸から3.22キロ以内にあるものだけを取ると、上述のように41基である。逆に言うと、女川と大飯以外はみな海に近いということである。

さらに、ここでは除外したが、すでに閉鎖となった炉でも全く安心とは言えず、日本には現在、ふげん(福井、2003年に閉鎖し廃炉作業中)、浜岡1・浜岡2(静岡、2009年に運転終了、11年3月16日に2~3年内に12メートル以上の防波壁を建設する計画が発表された)の3つがあり、海岸からの距離は前者が1.24キロ、後者が1.66、1.61である。

首都圏では、放射能被害を恐れて西へ西へと脱出する人が増えているが、静岡県に逃げるなど愚の骨頂で、活断層の真上に乗っていて日本で一番地震に弱いことで有名な浜岡原発がある同県に、しかも静岡沖地震が起きている状況では、首都圏に残っている方が安全かもしれない。大阪に逃げた人も多いが、原発が14基も並ぶ福井県が地震や津波に襲われたら関西圏はひとたまりもない。沖縄ならいいだろうという人もいるが、台湾の原発が近い。日本ではどこへ逃げても原発爆発の恐怖から逃れることは出来ない。
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