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204227 かすかな希望の光がまったく見えないアメリカ~これから破綻の可能性があるバブル

2009年04月12日 | 経済破局か?市場の軟着陸は可能か?
204227 かすかな希望の光がまったく見えないアメリカ~これから破綻の可能性があるバブル
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 09/04/12 PM08


『「かすかな希望」さえないアメリカ』(ぼんちゃんのブログ)リンクより転載します。
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米大統領、経済に「かすかな希望」 今後数週間で追加行動も
リンク
【ワシントン10日共同】オバマ米大統領は10日、ホワイトハウスで記者団に「米国経済にかすかな希望の光が見え始めている」と述べ、大型景気対策の効果で経済が良い方向に進んでいるとの認識を表明。その上で「今後数週間で追加の行動を取るだろう」と語り、金融機関への新たな資本注入などの金融安定化策を続行する意向を示した。

以上引用

オバマ大統領の発言は率直で、あまりにも軽い。

「米国経済にかすかな希望の光が見え始めている」

どれだけ、アメリカ経済が絶望的か心配になってくるのではないか?

かすかな希望の光がまったく見えない、アメリカ経済は以下の問題点が、解消されない限り回復はあり得ない。

ヤスの備忘録
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破綻の可能性があるバブルには以下の7つがあり、いまは①、②、④だけがはじけた状態だが、残りの③、⑤、⑥、⑦はまだ破綻していないという。

①サブプライムローン関連バブル
(1.5兆ドル 150兆円)

②新興国市場のバブル
(5兆ドル 500兆円)

③クレジットカードバブル
(2.5兆ドル 250兆円)

④商品先物バブル
(9兆ドル 900兆円)

⑤商業不動産バブル
(25兆ドル 2500兆円)

⑥外国為替デリバティブバブル
(56兆ドル 5600兆円)

⑦CDSバブル
(58兆ドル 5800兆円)

以上引用

今現在は、⑤がやばくなっている
商業用不動産ローンもやばい  アメリカ観察日記
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では、最初にバブルがはじけた①サブプライムローン関連バブルが完全に解決したかというと、全然解決はしていないのである。

滞納、更に増える  アメリカ観察日記
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そのひとつ、Equifax Incっていう会社によると、
アメリカの住宅保有者の7%が、2月の時点で30日以上、住宅ローンの滞納しているんだって。
1年前から50%増。汗

サブプライムの人たちは特に高く、39.8%が30日以上の滞納。 去年から、23.7%も上がったと。
まあねえ。。。サブプライムだから。。。ほとんどはいずれ差し押さえんになるんじゃないの?

以上引用

①②③位までなら、何とか解決できようが、⑥⑦に至っては金額からして、解決法が存在しない恐れさえある。

これまで、アメリカ当局は、金融機関に資金投入をしてきたが、財政的な限界が見えてきた。これ以上の赤字を垂れ流せないわけではないが、ますますリスクが政府やFRBに移転することになり、アメリカ政府、FRBの信用、格付が維持できないこととなる。

仕方がないので、時価会計を緩和し、事実上粉飾決算を容認するしか手立てが無くなって来ているのではないか。

しかもこれから、⑤⑥⑦が絶賛崩落したら、打つ手がなく、国家破綻、デフォルトだ。

いまは株価対策も成功し、なんとか一息ついているが、それは、日本を始めとして、アメリカの政策に同調して、財政大赤字お構いなしに景気刺激策を実行しているため、ドルが下落を免れているだけである。

アメリカ大統領の下には、信頼性のあるあらゆるデータが集められるであろうから、本当に「かすかな希望」さえなかったのが、本当のところだろうと思う。
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