検索で来られる方もいらっしゃるかと敢えてこんなタイトルで…
サスティンペダルと言えばピアノ演奏には(なくても弾けますができるなら)欠かせないアイテムです。
しかし、デジタルピアノなどに使うこの手のヤツはコンパクトで軽量なのは良いのですがガムテープ等で固定しなければ演奏中にあっちいったりこっちいったりの困りモノでもあります。
安物のガムテープだとペダル本体もそのうちベタベタになったり…(あるあるw)
転換で急いでセッティングしてるのにそんな暇もなかったりします。
そこでローランドさんは考えたよ
ペダルにゴムベラをつけてかかとで踏んでおけばいいじゃないか、と。
このアイデアの元祖はウーリッツァーのエレピであることを後に知りましたが、当初は「すんげぇ~Roland!」と思ったもんです。
<特許とかあんのかなあ?>
このペダルに統一の規格はなく、メーカーによって踏むと電気が流れるタイプとその逆のタイプとありまして注意が必要でした。
といっても二種類ですし、楽器本体の設定で逆にも出来たりしたのでので大して困る事もなかったのですが近年状況が変わってまいりました。
技術の発達した現在ではデジタルピアノのサスティンペダル効果も単なるON/OFFではなく本物のピアノの要に連続的に変化するハーフペダル効果対応が主流になりつつあります。
まあペダル側の仕組み的にはエクスプレッション(ボリューム)ペダルと同じでステレオ端子で接続されるのですが、これがちょっと困った事に…。
以前のON/OFFタイプではRolandもYAMAHAも同じ極性でしたからどちらでも使えました。
なので現在ライブで使ってるハーフペダル対応のYAMAHAのMOTIF XFにも先に述べたような理由からRolandのゴムベラのついてるタイプを使おうと入手したのですが、なんと全く使えない!
(CC64の値が0~64の間で妙な挙動に…64以上にも行かない)
エクスプレッションペダルの端子に指してCC11番の値を見たところYAMAHAのFC3は離して最大&踏んで最小。対してRolandのDP-10は離して最小&踏んで最大、という逆な挙動とは!
更に、両メーカーとも自社製品にON/OFFタイプでもハーフペダルタイプでも使えるよう各工夫をしており、YAMAHAは楽器の内部的に、Rolandはペダル本体に切替スイッチがありそこで変える仕様になってるのですが、その辺りも影響してるかもしれません。
幸いDP-10をペダル本体でON/OFFタイプにすればハーフペダル効果はないもののサスティンペダルとしては使えるのでまあ良いのですが、きっと自分と同じ様な行動をとる方がいらっしゃるのではないかとここに記しておこうと思います。
エクスプレッションペダルもメーカーによりカーブが違い使い回しができなかったのですが、サスティンペダルもとうとうそのようになってきたという事なんですね。
まあ純正を使えってことなんでしょうけど、ライブではハーフペダル効果云々よりも足が届かないくらいペダルがどっかに行ってしまう事の方がこまるので…
<特許とかあんのかなあ?>
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