Studioきのんち

作編曲家でOWLのキーボーディスト 木ノ下達也のブログ

FireWireケーブル吟味する(1)

2012-02-15 21:27:32 | 楽器、PC
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FireWireケーブル」即ちIEEE 1394という規格のデジタル信号を送受信するケーブルですが、音楽制作では主にオーディオインターフェイス等の周辺機器をPC本体と接続したりするのに使います。
このFireWireケーブル、デイジーチェーンという複数の機器を数珠つなぎで使用できますが規格上それぞれの機器間は4.5mまでと転送距離には限界が定められています。


そこで各方面でも話題になる事がありますが、このケーブルの長さや品質によって音が変わってくると!


いやいや、ちょ、ま…w
デジタル信号だろ…0とか1のデータだっちゅうのw
こんなとこまでオーディオお宅のオカルト的なもんを持ち込まれても…とは思いますが、まあそういう事は試してみてから言えや!とも思いますので実験してみる事に。


とりあえずうちにあるFireWireケーブルといっても大したものはないのですが、全て9ピン→6ピンのタイプです。
A・3m、(刻印 E74020-C AWM)
B・2m、サンワサプライ製 (刻印 UL20276)
C・2m、無印
D・1.8m、無印(変換付き)
E・1.2m、Western Digital製品付属品
F・0.8m、無印(変換付き)


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で、結論から言って変わるのかどうか…


うむ、変わります!。変わるじゃないですかあぁ(笑)


デジタルだからって安心してられないなあ…
確かにかなりの違いはありまして、特にバックコーラスの分離とか奥の方で鳴ってるパーカッションとかでの違いが解りやすいでしょうか。
とくに無印のわけわかんないのはヌケが悪くなって幕が掛かる感じがします。


うちのもので順位を付けると
E > B > A = C > D てとこでしょうか。
これは確かに長さとケーブルの品質に比例してる気がします。
(Fは短すぎて機材に届かず断念…)
とくにケーブルに品番が刻印されてるものは調べるとちゃんとシールド処理されていたりするもので、Aが長さの割にがんばってるのはこのせいかと思いますが、しかしながら長さのせいかEとBにはちょっと大差をつけられてしまいます。


実際に使用するにあたってEの1.2mではラックがモニタースピーカーににくっ付きそうになり、操作性や音響面で影響が出てしまいそうです。
なので良いとこ取りしてBのサンワサプライの2mを採用することにしたのですが、それでも今までは使い勝手の良さからAの3mのを使っていたので随分と分離が良くなりました。


Img_0212 Keb962w_pk
サンワサプライKE-B962W


この検証をするまでオーディオインターフェイスやモニタースピーカーの性能をちゃんと発揮させていなかったことが悔やまれます…


し、しかし…こ、これはフ、フ、フラシーボ効果(プラシーボ)なんだろうか…
いや!フラシーボ効果だとしてもいいじゃないですか。
それによって分離が良くなったりヌケが良くなって良い作品が作れるのならば!


たまにケーブル類を購入するこちらのショップなどでは20cmにするべき!とのことですが、うちのiMacとどう繋ぐよ…これ。
ああ、今これを書きながらいろいろ聴いてるんだけど…お、音い、いい、いくなってる…絶対
いかん…ここまで違いがあると高価なケーブルも試してみたくなるじゃないかあ


FireWireケーブル吟味する(2)







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