Studioきのんち

作編曲家でOWLのキーボーディスト 木ノ下達也のブログ

実験的模様替え

2012-01-29 17:55:29 | 楽器、PC
Img_0155


我が家のスタジオは六帖間の部屋を縦使い(長さの短い方にスピーカーを設置した形)なのですが、よく横使いの方がよいという話も耳にします。
確かにリスニングポイントによっては138Hzにピークがあったりはしますが、これはこの部屋の定在波で向きを変えたところでどうなるもんでもないでしょうけど気分転換に横使いにしてみました。

Ca3g0235 以前→今回 1_2


左右ひっくり返したわけですが、これだけで音の印象は変わるもんですね。
まずは高音ですが一皮剥けてパキッとしました。まあよく考えてみれば以前は背後に窓があるため二重にした厚手の遮音カーテンがあったのでだいぶ吸われていたと思われます。
より明瞭になりヘッドフォンでないと確認できなかったピーク部分が見えてきました。
もし今後その部分が出過ぎて気になるようでしたら壁に何か掛けることで調節できると思います。


2 4


問題は低音ですが、やはり部屋なりのボンつきは変わりません…。
スピーカーのLowカットを調節し適切なポイントで聴く分には問題ない範囲ですが、ちょっと頭を壁際に振るとブーミーな音を耳が拾います。


調べてみると一般的な調音パネル等で効果があるのは手を叩くとパイーンとした残響があるような中&高域であって、低音に対してはあまり効果がないらしい。
かといって対策が全くないわけではないようで、簡単な物ではコーナーに毛布や布団を積んでみたり、空間を作りあえてそこに低音を誘い込みエネルギーを劣化させる専門的な方法もあるようです。
要は低音が入り込む隙間を作りつつ物を置きまくれ、ということのようですが見た目的にも限界がありますしねえ…


ここにはゲストが一人くらい座れるところがあるのですが(全体画像の右手前)どうもうちではスピーカーに向かって左前と右後ろにLowが溜まる傾向にあり以前はそのゲスト席のあたりが溜り場だったのですが、今回の模様替えでその溜り場がエアコンの下に移動しました。
お客さんはスッキリとした音で聞けるようになったので、まあやって損はなかったかなと。
今後徐々に出来る範囲で調節してみましょう。