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Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

部品の整備 B.B小物の分解 洗浄

2011-05-21 20:12:32 | 自転車整備 B.B
前回までフレームの塗装をしていましたがそれが完了し今回から
各種部品の手入れをします この部品達もかなり酷い状態ですが
使える物は使える様にしてやりましょう まずは B.B小物から





整備を請けたクロスバイク 全て分解が終わって取り外した部品は保管して有ります
出来るだけ使える様に整備をしてやるつもりですがその辺はあまり意地にならず 
状況を見ながら進めましょう






部品の中に何か一際、茶色い色をした物があります
こんな物 落ちていてもきっと誰も拾わないな・・






触っただけで手が茶色になる不思議な部品です・・
これは後で解るのですが Shimano シマノの BB-CT91
と言う B.B ユニットです






外見を目視で観察してみます 左側にはロックナットの
様な物が見えます どんな構造なんでしょうね






外部ケースとシャフトの間にリング状の物が見えます
先の細い道具を使い引き出してみます

スナップリングかとも思っていたのですが ゴム質の
リングが出てきました 材質から推測すれば 防水用
に使われているのでしょう




隙間から中を覗くと なんとバラ玉です シールドか
リテーナーを想像していたので 少し驚きです








じゃロックナットを緩めてみましょう 一枚目の写真
賢明な方は工具の使い方で 気が付かれたかと思いますが
逆ネジです ロックナットが外れました








次に使われているのは 舌付きワッシャー
4枚の舌が付いています これで想像出来るのは
玉当りの調整をする時に 玉押しに工具が掛からず
さらに大きな力でロックナットを締め込む必要が
有るのでしょう

この舌付きワッシャーの役割は 過去日記
【 クロスバイク ヘッド小物 分解 】 でも触れています








その奥に使われているのは 玉押しでしょう
B.B にしたら小さな鋼球が使われています
玉押しの当りを見るとあまり使われていなかったの
でしょうね ほとんどボールの筋が付いていません






これでシャフトが右側から抜けます 右にもゴム質の
シールが使われており 鋼球はサイズの大きな物が
使われています






外部ケースがそのまま玉受けになっています
上左側 下右側





全て分解した B.B ユニット 私も全ての部品を知っている訳では有りません 
今回はこんな物も有るんだな と少々知らない物に触れたワクワク感が有りました

でもこの構造なら 在来のカップ&コーンの小物で良いとも思いますが 何が狙いなんでしょうね








分解したスモールパーツを洗浄しましょう 
この自転車小屋に移ってから ガソリンの保管を遠慮
しています こんな所で火災を起こしたら大変ですからね 
ですから今回の洗浄はデグリーザーを使いました






そしてこのケース サンポールに浸けても良いのですが
玉受けも有るし 金ブラシを使い手作業で行きましょう






ブラシでゴシゴシと ここでこの小物の品番が判りました
Shimano BB-CT91 の刻印が読み取れます シマノの Web サイトで
少し調べてみましたが 詳細は確認出来ませんでした

磨きはこの辺で勘弁してもらおう・・・




この手では次の作業が出来ないですね この手で
他の部品を触ると 箱買いしたみかんに 腐った
みかんを放り込んでいる様なものですもんね
錆が錆を呼んでしまいます




こんな時はこれを使いましょう 水いらずの
ハンドクリーナー あまりザラザラせずに
使用感が良いですよ






クリーナーで良く手を擦り 後はウエスで拭くだけ
綺麗になったでしょ? このままオニギリでも食べれます





使ったのは Simple Green Hand Cleaner Gel シンプルグリーン ハンドクリーナー ジェルタイプ
これは一つ置いておくと良いですよ このメーカーの洗剤類は地球にも優しい洗剤で私は他の物も
揃えています このケースの緑色も綺麗ですね

さて今日は洗剤の話じゃ無かったですよね 今回の B.B 小物の整備、組立ては次回にさせて頂きます

前回の作業 【 フレーム塗装の仕上げ クリア塗装 】

次の作業 【 B.B小物の組立て グリスアップ 】

コメント (2)
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