Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

AZ ラバーペイント 油性 RP-1

2024-04-29 20:04:32 | 自転車 塗装
エーゼットのラバーペイント ZEQUE と言う商品を使い工具に塗装をしてみました 
私も初めて使う商品ですが どの様な仕上がりになるのかご紹介させて頂きます





耐熱温度が -40℃~100℃ と低温から高温まで使える 液体ゴム塗装スプレーです
取り扱い会社はカー用品で名前を聞く (株)エーゼットです




今回はこの水道工事に使う工具のハンドル部分に使ってみます
ブログのカテゴリーは 自転車 塗装 にしました






品番 RP010 色 RP-1 マットブラックを使います
容量 400ml 価格 646円(税込) AZ store






まず塗装部分をペイントうすめ液で脱脂し
マスキングを行いました




塗装用プライマー ミッチャクロンを二度塗りします






ラバーペイントの準備をします 段ボールに吹いてみました
初めて使うスプレーは噴射圧や量が分らないので これはやった方が
良いですね






一度目を塗りました 金属が透けて見える位の量です






10分程 置くと 乾燥し艶が引きます ここで 2回目を塗りました
吹いて直ぐはこの様に艶が有りますが マット塗料は時間が経つと
艶が無くなります






三度重ね塗りをして しばらく乾燥させます
30分程度経ちました 完全硬化には 4時間必要です






塗装が柔らかい間にマスキングを剥がします






剥がしたマスキングを触ると 通常の塗料とは違い
薄くゴムがコーティングされた柔らかさを感じます






約 8時間 乾燥させました 良い感じに仕上がっています






手触りは凄く良いです 金属の冷たさを感じません




この塗料の謳い文句として 重ね塗りすることで、きれいに剥がせます。
剥がれるのは望みませんが どの程度の密着性が有るのでしょう






塗装の端を指の腹で擦ってみます やはり案内通り
ラバーがめくれます




簡単に剥がして塗り替えが出来ると言う性質なんでしょうが
塗り際にテープを巻いてみます






ハーネステープです 温度に影響され難く 伸ばした後の縮みも
あまり有りません これで幾らかましになるでしょう
自転車のハンドルテープの下巻きにもこれを使っています 




今回の道具はキッチン用混合水栓のカートリッジの
取り換えに使う KVK PG26 でした





思っていた以上に仕上がりが綺麗でした 自転車の整備や特にレストア等をする時にも
使い途は有りそうです





今回はマットブラックを選びましたが 20色以上用意されています 違う色も追加で購入しても良いですね
良い商品に出会えました

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ヘルメットを塗装する LAZER Neon

2022-08-06 20:02:24 | 自転車 塗装
自転車用のヘルメット LAZER NEON の塗装を行います マスキングをする部分が多いので
結構手間が掛かります 作業風景をどうぞご覧下さい





LAZER NEON 自転車のヘルメットの中ではそれ程高価な物では有りません
色はマットグレー 実に落ち着いた色です これの一部に色を塗ります






形状は結構攻撃的な雰囲気で嫌いじゃ有りません
ただ少し色が地味です 少し違う色を加えれば幾らか
感じも変るでしょうか






一部に色を塗る為にマスキングを行います 事前に
ペイント薄め液で良く脱脂はしました






左右のマスキングと養生を終わらせました 白い紙は
ペーパータオルです






まず塗装部分にミッチャクロンを吹きました
薄めに 2度吹きです






近くのホームセンターへ行くと 改装工事中で欲しい塗料が無く
買い置きしてあるマットなグリーン系のカーキーを塗る事にします






まずは薄く一回スプレー 少し時間を置きます 気温も高いし
5分で良いかな・・




何度か重ねてスプレーしました 吹きたては濡れた色をしていますが
乾燥と共に艶が引いて行きます






色が落ち着いて来たので養生とマスキングを
剥がします






折角塗った部分に傷を付けない様に慎重に作業を
進めます






この様な細かな部分で良く失敗をします 気持ちを落ち着けて
作業をします




上手く剥がれました マスキングも想像以上に上手く行っています






反対側も捲りました 完了です






今回はわりと短時間で終わりました 写真のデータを見ると
2時間で終わっています 随分早いな、多少は上手くなったのかな







地味な色なので明るい色を塗るのかと思ったら 凄く地味な色を塗っています
マットにはマットで 色も抑え気味で・・ オリジナル塗装で満足度は 70% かな
自分でするのは面白いです 皆さんもいかがでしょうか

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アルミフレームの塗装 手直し 完成

2021-07-22 20:03:42 | 自転車 塗装
自転車のロード用アルミフレームの塗装をしています カースプレーを使い作業を進める
自家塗装ですその作業風景を是非ご覧下さい





ここまでにフレームの古い塗装を研磨し上塗りの着色 仕上げのクリア塗装まで行いました
しかし前回塗装を乾燥させる為に自転車小屋にフレームを格納する時に ヘッドチューブに
ビニール袋が触れてしまうと言う悲劇が起こりました 今回はその手直しを行います






今回は手直しをする為にも塗装の乾燥は必要で一晩待ちました
どの様に進めるかはまで決めていませんがコンパウンドを用意
しました






加えて 2000番の耐水ペーパー




不具合が有ったのはヘッドチューブの左側 写真には写りませんが
ビニール袋の模様が凸凹に入っています 最近はこの様な塗装も
有りますが今回は全くそれを望んでいません(笑)






何とかしましょう もし模様の凸凹が研磨で消せるなら
それに越した事は有りません 耐水ペーパーで削ります






コンパウンドの粗目で研磨




コンパウンドの細目を使います






コンパウンドの極細 塗装の艶が出せる粒子の大きさです
確かに塗装の艶は出ますが 今回の凸凹を完全に消すまでに
至りませんでした これ以上研磨すると塗装のやり直しが
必要になります




研磨で駄目なら 部分的に塗装をします この範囲での
ボカシ塗装はかなり難しいですが 一度白色を吹いてみます





こう言う所でマスキングテープを使うと見切りが出来てしまうのは当然です
しかし塗装を避けて手直しをするのは無理です 出来てしまったこの見切りラインなどは
塗料が乾燥してから研磨して消します その後マスキング無しでもう少し広い範囲にかけ
塗装をやり直します




そして

手直し塗装の写真は撮る余裕が無く画像は一枚も有りません ヘッドチューブの左側を主に
ヘッドチューブ全体とトップとダウンチューブの集合部分辺りまで白色を吹き さらに
ヘッド、トップ、ダウンチューブ全体にクリアを吹き直しました
少し時間は掛かりましたが上手く処理は出来ました




一日以上置き 手直しの塗装も乾燥したので最後の美装をします






フレームにワックスを掛けます Wako's ワコーズのシィクワックス
コンパウンドの入っていないカルナバロウ配合のワックスです






フレーム全体に優しく塗り込みます






ボトル台座のメスネジに塗料が入らない様にボルトを
入れて養生していました






ボルトを抜きました






ワックスを新しいウエスを使い拭き取ります 塗装面が
滑らかで気持ちが良いです




預かったフレームセット カーボンフォークと共に
塗装が完了しました






整備テーブルで最後の仕事を行います
マスキングテープの剥離です






エンド小物のクイック当り面とリプレースエンド
ディレーラーハンガーの取り付け部です




フロントフォークのクラウン






ハンガーシェル部分とリアエンド小物付近
フレームに何のマークも無かったですが聞けば解る
結構有名な工場で作られたフレームだとの事です





依頼を請けてから 1ヶ月近く掛かりました 梅雨の時期が絡んだのも有りますが
待たせて申し訳なかったです 今回の費用はカーボンハンドルも有りそれには
違う色を塗っています プライマーやプラサフも含め塗料代は 8000円税込程度です
時間が許せば皆さんもされると良いと思います 塗装作業は充分楽しめます

前回の作業はこちらです 【 アルミフレームの塗装 上塗り 】

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アルミフレームの塗装 上塗り

2021-07-21 20:01:07 | 自転車 塗装
アルミのロードフレームの塗装をしています 業者に依頼するのでは無く
自分で行う自家塗装です 使用材料等を含めその作業風景をご覧下さい





今回の塗装は後輩から依頼された仕事です 購入後 3年程経ったアルミフレームに
元色と同じ白色に塗り替えます 前回までに古い塗装の研磨と足付けをしその後に
下塗りのプラサフまで吹いています

前回までの作業はどうぞこちらをご覧下さい 【 アルミフレームの塗装 研磨 足付け 】




前回の下塗りをした時にもマスキングは行いましたが
ヘッド周りだけもう一度マスキングをやり直します






ヘッドチューブのボールレース圧入部分のマスキングです




ペイントうすめ液でプラサフの表面を軽く拭き取ります
主な目的は塗装面の脱脂です






塗装は屋外で行います 簡易塗装台にフレームをセットし
エアブロワで埃やゴミを吹き飛ばします




まずは塗料の食い付きを良くするプライマー ミッチャクロンを
スプレー 薄く2回吹きました






フレームに着色するのは HOLTS' ホルツのカースプレーを
使います T-13 トヨタ系のソリッド 白色です






まずフレームの裏側のスプレーの入り難い所から
始めます




フレームを正立させ 塗り残しの無い様全体にスプレーします
実はこの白色は下塗りにします




今回は色を決めかね 白色を 2色用意しました 僅かな違いですが
選んだ色を仕上げ色にし 片方は下塗りに使います






ここから仕上げ色です 同じ白ですが マツダ系の M-60
はっきりした白色なのでこちらを選びました
フレームの方向が変わっていますが 風の影響を受け難い
方向を選んでいます






仕上げ色を時間の間隔を開け何度か重ね塗りをしました
さらに艶を稼ぐ為にクリアを吹きます








クリア塗装も終えました 艶を出す為に塗料が垂れる寸前まで
厚めにスプレーします 塗り過ぎて塗料を垂らし失敗するのは
ここの作業です




これで一連の塗装の行程は全て完了しました マスキングテープの剥離が残っていますが
塗料がもう少し乾いてから行います それまでは自転車小屋の中に入れて乾燥を待ちます

後は時間が全てを行ってくれるはずでした しかしここで悲劇が起こります
フレームを塗装台と共に自転車小屋に格納した時にヘッドチューブが物入れの
ビニール袋に触れてしまいました・・・ 一瞬で今までの作業が無駄になる
悲しい瞬間でした 続きは次回にさせて頂きます次回もお付き合い下さい


前回の作業
OGPイメージ

アルミフレームの塗装 研磨 足付け - Kinoの自転車日記

自転車のロード用アルミフレームの塗装を行います塗装業者に依頼するのではなく自分で行う自家塗装という奴ですまずは塗装前の下地作りから始めますそ...

アルミフレームの塗装 研磨 足付け - Kinoの自転車日記

 


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アルミフレームの塗装 研磨 足付け

2021-07-19 20:50:25 | 自転車 塗装
自転車のロード用アルミフレームの塗装を行います 塗装業者に依頼するのではなく
自分で行う自家塗装という奴です まずは塗装前の下地作りから始めます その作業風景をご覧下さい





後輩から塗装依頼が有り預かって来たロード用のアルミフレームです
フレームに小傷も多く今回も白色に塗り直して下さいとの希望です




依頼を請けたのはカーボンフォークとのセットでしたが
フォークの方は既に塗り替えは終わらせています




フレームを塗装する時には今までの汚れや付着した
油脂類は洗剤を使い良く洗います






現在のフレームの状態を確認すると チェーンステーには
チェーンに叩かれたと想像出来る小傷が沢山有ります






チェーンステーの小傷以外にも汚れが多く確認出来ます
内蔵ワイヤー用の穴の周りには腐食に依る塗装の浮き上がりが
有ります ここは塗料が乗せ難い所ですから 次に塗る時には
留意します



さて



塗り替え作業を始めます 洗浄剤で洗浄は済ませていますが
有機溶剤を使い更に油脂が使われていた部分を洗います
これは塗装をする時は作業中も 出来るだけ油脂を付着
させたくないと言う私の考え方です






フレーム全体に有る小傷の研磨と塗装前の足付けを行います
過去の経験からこの作業では電動工具のオーピタルサンダーを
使います






研磨には 240番の空研ぎ用のペーパーを使います






試しにどの程度の塗装か擦ってみます 表面は結構硬いです




機械で全体を荒らして行きます 特に傷の有る所は塗装の
底まで削る必要が有ります そこから周りへと研磨の範囲を
拡げて行き 段差を感じない様に進めます






機械で全てが終わるものでは無く 機械が入らない所は
手作業で研磨して行きます




概ね全体の研磨、足付けが終わりました






傷と腐食が有った部分です




小傷の多かったチェーンステーです ここはもう少し
手作業で全体を滑らかに均した方が良いでしょう




全体の切削粉をエアブロワで飛ばします




直ぐに次の作業に掛かります アルミは鉄以上に酸化が早い
素材だと聞きます






ペイントうすめ液で隅々まで脱脂します 油脂分は絶対
残してはいけません






整備台に帰ってきました 塗料を乗せたくない部分に
マスキングをします






エンド小物のクイックレリーズが当る部分と リプレースエンドの
取り付け部です




ハンガーシェル内のネジ部分にも内側からマスキングをしました






ヘッドチューブ内部 片方にはボールレースも打ち込んで
有りました そこは重要です




もう一度屋外に出て 塗装はここで行います
簡易塗装台にセットしました






足付けとマスキングが終わったヘッド部分 ボトルケージ用の
メスネジには 5mm のボルトをねじ込み養生しています




始めます まずは塗料の食い付きを良くするプライマー
ミッチャクロンを全体にスプレーします






スプレーはフレームを裏返し 塗料が入り難い所から
始めます ミッチャクロンは薄く 2回吹きました




15分程度時間を置き 次はプラサフをスプレーします
プライマーとサフェーサーを兼ねた塗料です 
今回の塗色は白色なので塗り忘れが無い様に グレーを
使います






それ程扱いが難しい塗料では有りませんが 塗り忘れが無い様に
やはりフレームの裏側の入り組んだ所から始めています




薄く何度か重ね塗りをします 下地が透けて見えなくなれば
それで大丈夫です 上塗り前の下地塗装はここまでです





塗装下地のプラサフまで吹いて今日はここ迄で終えます 一旦乾燥させて
手直しが有るか確認してから上塗りへと進めます 今回は白一色の塗装なので
問題が無ければ次回で完了します





近くの川原で見かけた植物です この暑い時期は鮮やかな草花が少ないですね
フレーム塗装 丸いパイプで構成された物への塗装は結構難しいです
でも凄く楽しい作業です 次回もどうぞお付き合い下さい

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