Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

街乗りピストのメンテナンス 洗車の準備

2022-10-31 20:08:31 | ピスト
私が普段の足に使っている固定ギアの街乗りピストのメンテナンスを行います
丁寧に作業を進めて行きます 作業風景をどうぞご覧下さい





この自転車を組んで丁度 2年になると思います 今までに洗車やオイルアップを
行いながら使っていました 今回も一連のメンテナンスを行います






フロントとサドル周り 競輪競走に特化したフレームで
シート角が大きく サドル後退が充分取れません 
前乗りになり 独特の走行感です 無風の平坦路では凄く前に
進みます それと引き換えで太ももがパンパンになります




チェーンホイールは私が選手時代から使っている
スギノ マイティコンペで 1968年製です
PCD151 クランク長 168mm





少しチェーンの音鳴りが出だしています 丁寧に洗浄を行い 良い潤滑剤を
使ってやります ハンガー小物も分解し 状態を確認するつもりです






チェーンはこの様な状態です 使っているのは
IZUMI V 特殊な表面コートを施工しています




整備がやり易い様にペダルを外しましょう






左右のペダルを外しました 使っているのは
三ヶ島製作所の SYLVAN TRACK NEXT
シルヴァン トラック ネクスト これは新しい物を購入
したのですが 想像していた以上に凄く良い商品でした






フロントホイールを外します 使う工具は RUNWELL
NEZILE 1015 凄く綺麗に作られています




ハブは初期の DURA-ACE






ハブナットに工具を掛けます 前後共 15mm *正ネジです






前輪を外しました




メンテナンススタンドに乗せました






後輪を外します ここもハブナットを緩めます






使う工具は一緒です ネジレ 1015






ハブナットを緩めました 後輪はチェーン引きのナットも
緩める必要が有ります




ここで使うのは 先程のネジレの逆側が 10mm のスパナに
なっています






この工具は NJS トラック用ホイールに使う事を想定し
作られています ナットを緩めます *正ネジです




チェーン引きナットを充分緩めました






ハブシャフトを前方へ送ります




チェーンが緩みました






チェーンを少し持ち上げクランクを回し フロントギアの
内側へ落とします






これで車輪を後方へ引けば車輪が外れます チェーンは
地面に垂れない様、爪に掛けておきます






リアエンドにチェーンレストを付けておきます
自作で チェーンラインは前に合わせ 42mm で
作っています






チェーンを張っておきます チェーンレストは
ベアリングに小ギアを溶接して作っているので
クランクを回す事も出来ます





これで次の作業の準備が出来ました 次回は整備の基本、洗車を行います





近くの川原に花が咲いていました 小さくて可愛いです
次回もどうぞお付き合い下さい

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ベアリングプーラー 内掛け用

2022-10-30 20:07:12 | 色々な道具
圧入されたベアリングを外す為の道具です 最近の自転車はシールドベアリングが
良く使われています この様なプーラーも 今後、より必要になって来るかと思います





ベアリングプーラーのセット物です オートバイや車の整備では当り前の様に使われている道具かと思います
自転車でも BB 小物、ハブ本体、フリーホイール、ペダル等で必要な時が有ると思います






案外 小さな樹脂ケースに収まっています
作業をする時はこの 3つのパーツを組み合わせて
使います




買い置きのベアリングを出してみました






自転車に良く使われているのはこの様なタイプです
転がし軸受けベアリング (Rolling Bearing) と言います
これは鋼板シールドですがシールの材質は色々有ります






パーツに圧入されたベアリングを外す際は
道具のチャックを ベアリングの内輪に差し込みます




内輪を突き抜けたチャックの先端は 4つに割れています








チャックの頭のメスネジへ プッシュボルトをネジ込みます






チャックとプッシュボルトの頭に工具を掛けて
双方を締め込みます




プッシュボルトに内側から押されたチャックの先端が開き
ベアリングの内輪を保持します






セットしたパーツに本体の引き上げネジをねじ込みます






プッシュボルトの頭をナットを締め込みロックします






この様な状態で 道具の脚をベアリング装着部付近に当て
道具上部のナットを締め込み ベアリングを上方へ引き抜きます





今迄はベアリングに合うパイプ等で 内輪を叩いて抜いていました
この道具も脚を当てる場所に工夫が必要ですが それは現状合わせで
使わないと仕方がないですね





独りサイクリングの途中で白いオシロイバナを見掛けました 綺麗に咲いていました
圧入されたベアリングを交換する時は 取り付ける時の道具も必要です それはまた
別の機会にご紹介させて頂きます

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ロード洗車後の ワックス掛け

2022-10-29 20:09:24 | 自転車整備 その他 
ロードレーサーの洗車やオイルアップを済ませフレームにワックスを掛けてやります
その様子をどうぞご覧下さい





自転車整備の一環として洗車からオイルアップまで行いました 今回は全体の美装を
してやります




洗車の際にパイプ内に水が入らない様にテープで
養生していました それを剥がしましょう






特別なテープでは有りません 普通の絶縁テープです




ワックスを用意します 自転車の状況に依っては
複数のワックスを使いますが 今回は一種類にします
SUR LUSTER シュワラスター カルナバロウが深い
艶を与えてくれます






ウエスにワックスを取り フレームに塗り込みます






ハンガー周辺 自転車はこの辺りが綺麗だと見栄えがします




ディレーラーのプレート






クランクやリヤディレーラーも行っときましょう




ステムのトップキャップ






ワックスが乾いたら綺麗なウエスで拭き取ります



仕上がり



フロント周り






フロントギア付近






チェーンステー kino55crazy55 はブログのURL 塗装を
お願いした 成田加津利氏のセンスの良いお遊びです
シート集合部




今回丁寧な施工をしたチェーン





洗車と今回の様な美装は又別の作業です フレームの塗装にワックスは大切だと思います
そのお陰で保管している他の自転車も綺麗な状態を保っています これで一連の作業が終了
しました





お天気も良かったので早速走って来ました 丁寧に施工したチェーンの注油で
凄く良い状態に仕上がっていました 最後までお付き合いを有り難うございました

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ロード 洗車後のオイルアップ

2022-10-28 20:01:20 | 自転車整備 その他 
ロードレーサーの整備の一環として洗車を行いました 今回は各部のオイルアップを行います
自転車の乗り味を左右する大切な作業です その様子をどうぞご覧下さい





前回洗車を済ませましたのでこれから作動部のオイルアップを行います
特に走行感を左右するチェーンは最高の状態に仕上げたいと思います






洗車が済んだばかりで自転車にはまだ水滴が
残っています




チェーンも水を良く含んでいます もしオイル乗りの悪い
チェーンなら 30分以内にはオイルを注したいですね 
直ぐに錆が発生します




洗車の台数が多ければ自然乾燥させますが この自転車
1台だけなので ブロワーで水滴を飛ばしてしまいます






フレームやサドルの裏なども吹き飛ばします 特にチェーンは
リンク内まで乾燥させるつもりで作業を進めます






チェーンの状態を確認しています 感覚として大丈夫です 





今現在のチェーンの状態です 乾燥し多少オイルの皮膜が残っている感じがします
同じオイルを使うならむ完全に脱脂するより むしろ皮膜を残す方が望ましいと思います






今回使うオイルは水置換の性格を持っていないので 念の為に
良く乾燥させます
ヘヤードライヤーを使いますが 熱し過ぎは絶対に駄目です
手で触れる程度にしています




全体の水分を飛ばし 注油の準備が出来ました




洗車前後のチェーンの様子です



洗車前です これはオイルを追加塗布しながら 600~700km
走行しています これでも音鳴りはしていませんでした






そして今の状態です 洗浄は Wako's のオイルフィルターを
使い その後、中性洗剤を希釈した物で洗っています




さてチェーンから始めます 兵庫県姫路市に会社を構える
ジェイマックス(株)の商品 Dela Dry デラドライ
オイルレス潤滑剤を使います アルコールに CNT が添加され
アルコールが蒸発した後に CNT カーボンナノチューブだけが
残ります 取扱いは自転車業界の老舗 (株)フカヤさんです
価格 100ml 3740円(税込)






容器を良く振り内部を攪拌します




チェーンに万遍なくスプレーします






アルコールが蒸発するまでに クランクを回転させ
CNT をチェーンの隅々まで行き渡らせてやります
この商品はこれだけでも潤滑性能を発揮します




次の作業に掛かります 用意した潤滑剤は 同メーカーの
NANOKORO OIL ナノコロ オイルスプレー これはオイルベースに
やはり CNT が添加された商品で 高い潤滑性能と耐久性を兼ね揃えて
います 価格 250ml 3740円(税込)




チェーンに塗布した Dela Dry のアルコールの蒸発を待つ間に
作動各部にスプレーします フロントディレーラーです






ブレーキの作動部 ゴムにオイルが飛散しない様に
ウエスで養生しています






リアディレーラー その他 STIレバー内部にもスプレーしました
はみ出したオイルは拭き取っておきます 余剰分を残しておいても
汚れるだけで良い事は有りません






チェーンに塗布したアルコールも蒸発しました
次に進みます




チェーンにも ナノコロオイルを使います 本筋はこちらですが
Dera Dry を併用する事で さらに滑らかな使用感を得られます






チェーンのローラー部分やプレート表面にも 充分な量を
スプレーします






クランクを回転させオイルを良く馴染ませます






オイルの量を確認しています オイルは飛散するギリギリ
多めに使うのが良いですね やはり乗って軽く感じます






チェーンのプレート表面にも指で良く馴染ませてやっています
潤いの有る良い状態に仕上がりました






ホイールのリアスプロケットにも潤滑剤は必要です




リムに飛散しない様に気を付け ナノコロオイルをスプレーします






塗装用の刷毛を使い スプロケット全体にオイルを
塗布しています これで今回のオイルアップは完成です





今回使った潤滑剤は両方 ジェイマックス(株)の商品で 潤滑性能は高く加えてオイル持ちが
凄く良い商品です Dela Dry の方は Dela TRAIL と共に (株)フカヤさんの取扱い
ナノコロオイルスプレー と ナノドライスプレーは (株)ヌマタさんの取扱いです





今回のオイルアップ 特にチェーンは丁寧に行いました 手を掛けてやるとそれに応えてくれます
今回の潤滑剤はその軽さと静寂性は乗って直ぐに感じる事が出来ます 乗るのが楽しみです

ナノコロオイルはこちらで購入出来ます 一度覗いてみて下さい

ナノコロオイルスプレー250ml | ヌマタ WEB SHOP powered by BASE

<潤滑性・持続性の向上に>カーボンナノチューブ(CNT)が金属の隙間に入り込むため、油が蒸発しても潤滑は持続。また、摩擦係数が約40%と低いため、機械に負担をかけない...

ヌマタ WEB SHOP

 


コメント (3)
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ロードレーサーを洗車する

2022-10-27 20:01:49 | 自転車整備 その他 
先日から整備を続けているロードレーサーの洗車を行います 今回は前回の洗車から
日数が経っています 自転車の観察を行いながら進めましょう





先日フロントホイールのハブのグリスアップを行いました 今回は洗車を行います
多くの写真で見て頂きます 説明は簡素な方が良いかな・・






スペアタイヤを外します






その他の備品も外しました






チェーンの状態です 途中でオイルの追加塗布はしていますが
走行距離は 6~700km でしょうか それでも音鳴りもしません
ただここまで汚れると放ってはおけません




リアスプロケットも同じです 使っているオイルは
J-Max のナノコロオイルスプレーです 優秀な商品です






リアホイールを外し チェーンレストを取り付けておきます






何時もこの方向から写真を撮っていますが 暗いので
逆から撮る事にします 洗車の準備をします




噴射ポンプとタンクの水は 20L








自転車の水仕舞い ここからパイプ内に水が入ります
特に背割り部分 ビニールテープで養生します






洗車前のフロントギア






同じくチェーン








ハンガー部分とギアの裏側




ブレーキ周り ここまでは油脂汚れの有る部分です






油脂汚れに使うのは Wako's ワコーズのフィルタークリーナー






別容器に必要量取りました 3~40cc 程度です
塗装用の刷毛を使います






油汚れの部分にクリーナーを刷毛で塗ります






FD そしてフロントギア




リアスプロケット 特に擦っていません、塗るだけ
チェーンの写真は ピントがずれていました
している事は同じです






クリーナー塗布後です フレームに付いても大丈夫




クリーナー塗布後、時間を置く必要は有りません
すぐに放水の用意をします






噴霧器のスイッチ オン フィルタークリーナーは
水で良く洗い流します






クリーナーが水で白濁します これが透明になるまでの
水量は必要です




チェーンは特に時間を掛けクリーナーと汚れを
洗い流します リンク内に残してはいけません




洗浄後のスプロケット






フロントギア周り




油脂汚れの洗浄が終わりました 次に行きます






中性洗剤で自転車全体を洗います 使うのは Simple Green
環境に優しい洗剤です






2-30倍に希釈しました 泡が出る程度で ok






洗剤でサドルの表も裏も




フレームも全体を洗います




ハンドル周り バーテープも良く洗います






クランクや手の入り難いハンガー部分




チェーンも擦ります








ホイールはスポークや細かい部分まで






水を放水し洗剤を流します この洗剤は泡切れも良いので
助かります




ホイールにも放水






メンテナンススタンドも結構汚れます ついでに
洗っておきます






これで洗車は完了です




どの様になったのか少し見てみましょう





特にチェーンは丁寧に洗いました そうする事で塗布する潤滑剤の性能も引き出せます
自転車の乗り味を左右する 大切な部分です




ギア周りも綺麗になりました






使った道具の後片付け





洗車は自転車の状態を観察する事が大切です そして綺麗になる・・
気持ちが良いですね この後、各部のオイルアップを行います
次回もどうぞお付き合い下さい

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