Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

配管用 パイププライヤー

2019-01-29 20:00:19 | 設備 水道工事
特に配管工事専用と言う事では無いと思いますがパイププライヤーと書かれた工具を
見掛けました 使い途も有りそうなので買って来ました どの様な物か見てみましょう





IPS 五十嵐プライヤーと言う会社の商品で、お店の商品棚に有ったのが目に留まりました
配管工事用と書かれていますが、私の周りでこれを使っている知人は居ません
しかし特定の工事の時に使えそうなので買ってみました






台紙に工具が固定されています パイププライヤーと言う
商品名ですがこの呼称は初めて聞きました






商品の説明がされています 開きを 5段階に調整でき
最大 76mm までのパイプが銜えられるそうです




商品を見てみます






5段階ポジションの内で一番小さい開きの時に 閉じた状態と
開いた状態です






ポジションを最大にするとこれだけ口が開きます






倉庫に SGP (鋼管)の 32A 外径 42.7mm が有ったので
銜えてみます






流石に独特の口先なのでパイプの殆どを掴む事が出来ます

ただこの様な鋼管のネジの脱着をする時にはパイプレンチを
使うのでこの工具の出番は無いと思います

自転車整備には類似した工具が有ります HOZAN c-203
両口ヘッドまわしと言う名称ですが スレッドタイプの
ヘッドの玉押しやハンガー小物、左側ロックナットに
使います 昔の自転車屋さんは持っていましたね





私がこの工具の用途に考えているのは 給水管の修繕で MC ユニオンと言う
修繕用の部材を使う事が有ります その時はウォーターポンププライヤーを
使っていましたが、保持力が弱く他に良い工具は無いのかと思っていました
そこに使うのに丁度良さそうです 頻繁に使う部材では有りませんが、
この工具は工具箱に忍ばせておきましょう

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極薄スパナ 自転車整備に有れば便利

2019-01-27 20:00:24 | 自転車 工具
自転車整備を行うには多様な専用工具を使いますが 専用工具で無くても便利な工具が有ります
今回は極薄スパナと言う商品をご紹介致します





スパナの 5本組セットですが極薄スパナと書かれています 今までにも薄手のスパナは
用意していますが、今回のセットは見ただけで良いのじゃないかと感じて購入しました






極薄と言うのはスパナ全体の厚さも薄いのですが
やはり肝心なのはこのクランプ部分です






台紙に極薄と書かれていますが 工具にこの様な
カテゴリーが有るのでしょうか 発売メーカーの
商品名かとも思えます この藤原産業(株)と言う
会社はたまに興味を惹く商品を出しています






先日ご紹介した この L型スルーレンチも同じ会社が
発売元です






台紙から外してみました 工具の精度と言う意味では
それ程上質だとは思いませんが やはりこの薄さに惹かれます




私の工具箱に入っているスパナの一部ですが それ程
高級な物は揃えていません これらのスパナと比べて
みましょう








これはごく一般的なスパナです






その厚さを測ってみると 約 5.5mm 有ります






これは私が今まで用意していた薄型のスパナですが
これを測ると 約 4.0mm です








これは先程の薄型スパナを削って薄く仕上げています
これを測ると 約 2.0mm 市販されているハブコーンスパナと
ほぼ一緒くらいですね ただこの様な改造をすると強度不足で
使うのは1回限りと言う事も有ります




今回購入した極薄スパナも測ってみましょう






こちらは 約 3.0mm です 今まで用意していた薄型より
1mm 薄く作られています この差は大きいと思います






今、測り比べたスパナ達です 右から一般的な物
4mm 3mm 2mm の順に並べています





ここまで各スパナとの比較をしてみましたが 実際これらのスパナはどの様な
所で使うのでしょう その一部をご覧頂きます




これは私が普段の足に使っている踏み切り自転車(固定ギア車)
ですが、これに使っているブレーキに使う事も有ります






フロントブレーキを見てみましょう DIA-COMPE ダイアコンペの
サイドプルを使っています




このブレーキのシャフトの前部には W ナットが使われており
ここでブレーキ本体の作動調整を行います








この調整にはスパナを 2本使いますが 一般のスパナでは
本体側のナットより厚さが有り ナットに噛ます事が出来ません




この外側の袋ナットとブレーキ本体の間にスパナを
入れる必要が有ります






今度は極薄スパナを使ってみます






これで有れば本体と袋ナットの間に収まります






内側にスパナ 外側にメガネを使い 作動状態が一番
良い状態の時に袋ナットをロックナットとして固定します



他にも



これは過去に整備した Shimano シマノ 105 SPD SL
ペダルの整備風景です




この回転部分の調整にも従来の厚さが有るスパナでは
玉押しのナットからはみ出してロックナットにレンチが上手く
使えません






ここでも薄型のスパナが必要になってきます






薄型スパナを使う事で正確な回転調整が出来ます





今回は使用事例をご紹介しましたが、薄いスパナは有れば便利な工具です 他にも薄く削った
スパナが有るので他の整備にも使っています 皆さんは必要だと思った事は有りませんか?

コメント (4)
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片口スパナを 止水栓用工具に加工する

2019-01-25 20:08:21 | 設備 水道工事
先日から水道の止水栓用工具を自作していましたが 今回は丸形片口スパナを使い
止水栓専用工具に加工します その作業風景をご覧下さい





地味な写真ですがこれらが丸形片口スパナ 強力タイプです サイズは 24mm と 29mm を
用意しています




これは水道の止水栓の一部で止水上部と呼ばれています
この止水は 13mm 用です




これを交換する事がまれに有るのですが 上部本体のナットを
モンキーレンチ等を使い脱着します しかし施工場所が狭くて
この様に工具が使えない時が有ります








そんな時の為にこの様な道具を先日製作しました
24mm のソケットが付いたパイプを止水の上から
被せます






そのパイプの上部に溶接したナットをモンキーレンチを
使い回す事で 狭い場所でも止水の交換を可能にしています






今回は違う方法で同様に使える工具を作ります この
片口スパナ 29mm を使います 止水栓は 20mm 用です




このスパナの口はやはり止水上部本体のナットに使います
ここから現場で実用可能な形状に作り変えて行きましょう






まずハンドルと雁首を切り離します その為に切る場所
角度を検討しています 完成形は私の頭の中で施工しながら
柔軟に進めて行くのが良いでしょう






スパナを高速カッターにセットしました






切断が終わりましたが切り口にはバリが出ています
これはこの後、切削して綺麗に整えましょう






ハンドル側も同じ状態です それより予定していた
寸法、角度で上手くカット出来ていて良かったです






次の工程は 溶接前の下拵えでまず塗装を綺麗に
剥がします 結構凸凹しているので回転工具の
力を借りる事にしましょう






粉塵の出る作業なのでやはり外で行います 小さな回転用
サンド 80番を使います






溶接箇所より少し広めに塗装を剥がしました






溶接の準備をします ハンドルはこの様に取り付けますが
レンチ部分が水平になる用にクサビで調整しています






溶接機は 100V 用のアーク溶接機を 昇圧トランスを使い
125V の電源で使っています まず点付けです目の保護には
自動遮光のゴーグルを使いました








点付けの段階で一度整備テーブルに戻り スパナとハンドルの
矩( かね=直角 )が出ているか確認してからの本付けです
この段階では想像以上に上手く溶接出来ています

今回は新たに買った 自動遮光のマスクタイプを使います
これは単に顔の日焼け予防です 直接アーク光が当たると
肌が焼け、顔の皮が捲れてしまいます






溶接が終わったので整備テーブルに戻り 直角が出ているか
再度確認しています








この工具は止水栓にこの様に使います メーターボックス等の
狭い場所を避け上方で作業をする事が出来ます




今回の溶接 はみ出したスパナ部の後部はサンダーで
研磨しました






入り隅側です この溶接ならまず大丈夫でしょう




溶接ヶ所に錆止めの塗料だけは急いで吹いておきます




塗料も乾き目的の形の物は出来ました






止水上部のナットに使いますが ここからスパナを
回す必要が有ります






取りあえず工具上部にモンキーレンチを使います
違う方法も考えてまいますが あまり複雑な物に
したくありません、ここはもう少し検討してみます





今回の道具は頻繁に止水上部を交換する職人さんは類似した物を使っていると思います
ただ商品として売られている物では無いのでそれぞれが自分で工夫しています

最近、溶接機を良く触っているので思いの外使える程度の物が出来ました
また時間の有る時に色々とやってみたいと思います

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LED ヘッドライト 90000Lux 単3電池仕様

2019-01-23 20:03:09 | 一般 用品 紹介
最近は実に多様なヘッドライトが出ています 夜間の作業等で大変助かります
今回、単 3乾電池を使い かなり明るいと案内されていた商品が有りました
それを購入したので どの様な物かご覧頂きます





頭にゴムバンドで装着するタイプで、照度計測値 1平方メートルに対して 90000Lux
と案内されています






ヘッドの光源部分です 内部に LED が 1個見えています






そのヘッド部分が前後にスライドし、スポットとワイドの
調整が出来ます






この商品はバッテリーケースが後部に有りそこに
単 3乾電池を 3個使います






電池のケースです この電池で 15時間点灯すると説明
されています




上部のスイッチにより Hi-Lo-ストロボの切り替えが出来ます






今は夕刻ですが自転車小屋を Hi で照らしてみました
確かに今まで使っていた物より明るく感じます




この手のヘッドライトは色々な物を買いました
最近現場で良く見るのは今回の様に本体以外に
バッテリーケースが有る物が圧倒的に多いです




これは単 3電池 1本を本体に入れて使います
スポット照射ですが明るさに不満は有りません




これは LED が 8個使われています ただかなり前の物です
今は LED の性能も良くなり 1個でもこれより明るいのも
ありますね
このライトは広範囲を照らしてくれるのでとても助かります






先程のライトはお気に入りなのでヘルメットにビスで
直接縫い付けています





今回のライトは結構明るいのですが もう少しワイドに広範囲を照らしてくれた方が
私は使い易いです 一部分を強く照らすライトは頭を動かすと手元が暗くなります
広く全体を照射してくれるのは使っていて楽ですね 

しかしこれは使う人に依り好みも違うと思います 価格は 1200円程度 これで
文句を言ってはいけませんね(笑)

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電機溶接機 100V 用で 素人工作

2019-01-21 20:00:42 | 製作・加工
家庭でも使える 100V用の電機溶接機で金属を使った工作をしています 誰にでも使える
機械ですが溶接の経験が無い人間がするのはこの程度です でも練習を重ねると多少上手く
出来る様になりました





使う溶接機は消費電力が 1300W 程度の小さな物でそれを昇圧トランスを使い 125V まで
電圧を上げて使っています 今回は鋼管の端末に工作をしたその反対側を行います




水道工事に使う為の道具を作っています 前回は管末に
24mm のソケットレンチを溶接しクリアの錆止めを塗り
一旦仕事を終えています






今回はもう片方の管末に他の工具が使える様に
ナットを溶接します その為の材料を何種類か用意しました




管末にこの様なナットを取り付け ここにモンキーレンチや
スパナが使える様にします






通常のナットも用意していますが 少し短いのでこれをカットして
使いましょう 16mm サイズの長ナットで 長さは60mm 有ります






これはこの様に全ネジボルトの繋ぎに使ったりしますが
このままでは長いので 20mm の長さに切ります






長ナットを切る為の用意をします 小さなバイスに長ナットを
銜えています






それを高速カッターのクランプにセットします




高速カッターも昇圧トランスを経由し 115V で使います
これは特に必要は有りませんが モーターに掛かる負担が
少なくなります






この様な道具を使っても中々真っ直ぐには切れません
ここはこれから綺麗に研磨し平面に仕上げます






矩(かね=直角)を出すのも大切で スコヤを使い、矩を
確認しながら仕事を進めていきます




長ナットの研磨と面取りが終わりました






今回作るのは 今有る物より少し短い物を作ります
これは工具箱に収まり易くする寸法にします 
この辺は自作で有ればこそ自分の使い勝手が良い様に出来ます




寸法を合わせここで鋼管をカットしましょう






鋼管の長さが有れば高速カッターのクランプに銜える事が出来ます
墨に合わせ切り落としました




鋼管の切り口も研磨と面取りを行いました






用意した鋼管の先に 16mm のナットを溶接しますが ナットが
パイプの中に入ってしまいます これは想像していた事です






何枚か座金を用意しています その中から 4角の物を
選びました






これをパイプに蓋をするように使えば良いですね






丸いワッシャーも用意しています こちらならパイプの外径とも
合い、後でカットをする必要が有りません こちらを使いましょう






いよいよ溶接です ワッシャーの裏側からナットと
溶接します 熱で金属が歪むのでクランプを使い
しっかりと固定しています






まず 2ヶ所に点付けを行いました




そして内径全周に溶接を行いました 今回は母材の
溶け込みも良く 機械の調子が良い様です






そのナットを鋼管に被せ、この周囲を溶接します






この様な作業環境です 溶接がなるべくし易い様にしています






まず点付けを行いました 最終的に 4ヶ所行っています






それから周囲に溶接を広げて行きます






周囲の溶接が終わりました 今日は気持ちが良い位
アークも発生し 今までで一番上手く進んだかも分かりません




溶接棒は低電圧の鉄用を使っています これは以前から変りませんが
棒径を 1.6mm から 1.4mm に変えてから上手くアークが発生する様に
なった気がします





色々と欲を言えば幾つも有りますが 今まで私がやって来たイモ溶接と比べたら
今回は多少ましな気がします この道具は一部に色を塗って完成とします






前回から錆止めのクリア塗装とブルーの塗装が終わりました
色を塗るのは現場で目立つ様にするのも目的の一つです





この道具はソケット側に水道の止水栓のナットを銜え 水色のナットにモンキーレンチ等を使い
止水栓上部の脱着に使う物です 溶接機が有ればこの様な物も作れてとても便利です


前回の様子はこちらです 【 アーク溶接機 100V用で 練習 】

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