Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

変速機調整 シマノ

2023-12-04 20:01:22 | カーボンホイール
ロードレーサーに新たなカーボンホイールを装着した事で 変速機の調整を行います
その作業風景をご覧下さい





リアディレーラーは Shimano ULTEGRA RD-6600 10速を使っています STIレバーは DURA-ACE ST-7801 です
今回ホイールを交換したので 変速機の調整を行います






ハブも以前の物と規格が変っているので スペーサーを使い
問題なく使える様にしていますが それでも変速機の調整は
行います






ワイヤーの張り加減や アジャストボルトの状態を確認




変速機の下に有るケーブルフィキシングボルトです






5mm のアーレンキーを使い ボルトを緩め シフトワイヤーを
開放し自由にします






この時に アジャストボルトの調整代を少し増やしておきます






変速機後部のストローク アジャストネジの トップ側を触り
ガイドプーリーの位置の微調整をしました





今迄この自転車に乗っていて トップにチェーンが掛り難い事も有ったので ガイドプーリーを
やや外側に寄せました ロー側は特に問題が無かったのでローギアの真下より気持ちスポーク側に
調整しています






トップからロー寄りの 5~6枚目 この辺りが少しもたつくのですが
これは私のレバー操作が未熟なのかも分りません でも普通に変速は
するレベルです






少し気になったので ガイドプーリーを外してみます






このプーリーは左右に動く様に遊びが作ってあります ベアリングを
確認すると潤滑剤もしっかり入っていました 掃除をし新しいグリスを
塗布しました

ベアリング、 テンションプーリーにはシールドベアリングが使われています
それに対して アルテグラのガイドプーリーには樹脂製のブッシュだけで
鋼球が使われていません
それを我々はベアリング無し、と言ったりしますがベアリングの業界では
その様な物もベアリングの一種らしいです





人がお使いだったカーボンホイールを使う事になり 一連のメンテナンスを丁寧に行い、その作業に
長くお付き合いを頂きました 今回の作業で全てが終わり 実際に走る事が出来ます 最後までお付き合いを
有難うございました

ブログのカテゴリーも新しく カーボンホイール を作りそこにまとめさせて頂いています。

このシリーズはここから始まっています

カーボンホイール センターチェック - Kinoの自転車日記

ロード用カーボンホイールの整備を行いますまずはホイールの紹介とホイールセンターのチェックを行いましょう作業風景をどうぞご覧下さい今回整備を行うカーボンホイールで...

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ブレーキ調整 ワイヤー端末処理

2023-12-01 19:24:40 | カーボンホイール
カーボンホイールのメンテナンスに合せ ブレーキワイヤーの交換まで行いました
今回はブレーキ調整とインナーワイヤーの端末を 半田付けで処理します
作業風景をご覧下さい





カーボンホイールの整備の流れで ブレーキのインナーワイヤーを交換しました
ブレーキシューもカーボン用に交換しています ブレーキに関わる全ての調整を
済ませます






前回インナーワイヤーを仮に張っていますが ブレーキシューの
位置調整はこれから行います




いきなりですが パーツクリーナーです






ブレーキワイヤーの潤滑剤塗布などで 手に潤滑剤が沢山
付着しています これからブレーキシューを触るので
クリーナーで手を洗いました これで大丈夫です






ブレーキのインナーワイヤーはまだこの様な状態です
これは最後に処理します




これはブレーキシューの位置調整をする為の道具で
ブレーキシューチューナーと呼ばれています 
幾つかのメーカーから出ていますが これは
BIKEHAND YC-193 価格は 500円程度です




右用と左用が有ります 矢印の黒い色は私が墨入れしました








どの様な道具かと言えば 表の上部が一段盛り上がっています 
裏側の二ヶ所に突起が有り これはリムの外周に掛けます そこから
表の盛り上がった部分にブレーキホルダーを当てます これで
リムの外周から 2mm程度下に ブレーキシューを合わす事が出来ます
また、前方と後方の厚さが違い トゥインも自然にセットされます






便利な道具を使い ブレーキシューの位置を決めます
ホルダー固定ネジは緩めています






ホルダー固定ネジを緩めた状態で ブレーキレバーを何度か
緩めたり握ったりします そうする事でブレーキシューが
適正な位置に決り トウインも付きます 位置が決まれば
ホルダーを固定します 使う工具は 4mm のアーレンキー
締め付けトルクは 5~7N.m




ブレーキシューの位置調整が出来ています






右側も同様に行います 右用の道具を使います






左側と手順は同じです 慎重に進めます




右側も位置調整を済ませました 今回の道具は便利なのですが
リムに依ってシューの上下位置がやや違ったり トウインの量も
自分の求める物と違う事もあります その辺は自分の感覚で
微調整しています






ブレーキシューの位置が決まったので ブレーキワイヤーの
張り調整を行います アジャストボルトの出具合はもう少し
少なくて良いですね




ボルトの出具合はこの位にしておきます これは私の感覚なので
自分の好みや目的に合わせば良いでしょう






ブレーキレバーの握り代など 自分が使い易い状態を何度も確認し
ワイヤーの張りが決まればワイヤーを固定します
使うのは 5mm のアーレンキー 締め付けトルクは 6~8N.m です




これで ブレーキのインナーワイヤーの交換 ブレーキシューの
位置調整 ワイヤーの張り調整が終わりました






ブレーキワイヤーが長いままです これをカットします




ワイヤーカッターを使います Park Tool CN-10






しっかりした道具です 適度な長さで切ります






ワイヤーを切りました 先端処理をします エンドキャップでは無く
今回はハンダ付けをしましょう






ワイヤーには多くの潤滑剤を使っています アセトンを使い
先端を脱脂します






使うのはステンレス用のハンダと 半田コテです 80Wです






ハンダをする周囲を充分養生します 溶けたハンダが落ちたら
酷い目に合います ワイヤーにステンレス用フラックスを塗ります






フラックス塗布後と ハンダ付け完了後です 先端 1cm 程度
ハンダを入れました






洗剤と水で フラックスを良く洗い流します フラックスは絶対に
残してはいけません






腐食防止に浸透力の高い ラスペネの業務用を塗布します
これで一連の作業が終わりました






アウターケーブルの状態です 形状は整備前と変っていません






カーボンリム用のブレーキシュー どの様な制動力が有るのでしょう
フロントブレーキは触っていいませんが ホイール装着前に掃除をして
おきます




前輪を装着し タイヤに使用圧まで空気を張ります





時間を掛けて丁寧に行った カーボンホイールのメンテナンスはこれで一応キリが付きました





この後は実際に表を走ってみますが 変速機の調整は行った方が良いですね
それが 最後の整備になると思います あと暫くお付き合い下さい

コメント (2)
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ブレーキ インナーワイヤー 交換 仮止め シマノ

2023-11-30 19:26:06 | カーボンホイール
カーボンホイールの整備に合せ ブレーキのインナーワイヤーの交換をしています
ブレーキは Shimano ULTEGRA です 調子良く使える様に丁寧に作業を進めます
作業風景をどうぞご覧下さい





前回までに古いインナーワイヤーは取外し 新しいワイヤーには潤滑剤を塗布し良い状態に仕上げています
今回はこのワイヤーを自転車に取り付けます






インナーワイヤーは シマノのステンレス STI レバー用を
用意しています






取外し 清掃グリスアップを済ませた ケーブルフックを
ワイヤーに通します ワイヤーの太鼓にもグリスを塗ります
これにはしっかり塗った方が良いと思います 抜けなくなる
トラブルが多い所です






STI 内部での作業です アウターワイヤーはバーテープの下です
レバーは Shimano ST-7801 10速用です




レバーブラケットのワイヤーを通す穴を目掛けて ワイヤーを差し込みます
穴は見えません 手探りですが何とか通ります






アウターケーブルからワイヤーが出て来ました






STIレバー内部に ケーブルフックが収まる部分が有ります
そこへフックをはめ込みます
注意するのはフック本体左右に樹脂パーツが付いています
それを無くさない事です




上手く収まりました




アウターケーブルとインナーワイヤーを収めて行きます






ブレーキワイヤー内蔵のフレームです インナーだけ
フレーム内を通します その為のリードチューブは
前回通しています






インナーワイヤーの先端を リードチューブに差し込みます






フレーム後ろの リードチューブから インナーワイヤーが出ました






チューブを止めていたテープを外します






前のテープも剥がしました








リードチューブを引き抜きました 細いインナーライナーです
必要な時 いざ探すと見つけ難い部材です




アウターケーブルをフレームの穴の奥まで差し込みました






後ろには外していた奴を使います 内部は潤滑剤で仕上げています






インナーワイヤーに差し込みました






ブレーキのアジャストボルトです これが金属の奴は腐食で
ネジが回らなくなります これは樹脂ですが一旦外してグリスを
塗りました






アウターケーブルを通しました






インナーワイヤーをブレーキに固定します






ワイヤーはここに固定します 一旦取り外しました  Cable Fixing Bolt & Plate
と言うパーツです 品番 Y8LA98020 ブレーキは アルテグラ BR-6800 です




外した部分は汚れを拭き取ります ついでの作業です
普段出来ないですから・・






ネジには新しいグリスを塗り パーツを元に戻します





インナーワイヤーを通すのは フィキシング プレートの右側に有る アールに切り込まれた部分です






ワイヤーをプレートのクランプ部分に通しました





今回はまだブレーキシューの位置調整が済んでいません その調整が可能な程度にワイヤーを張り
インナーワイヤーは 仮止めにしておきます 工具は5mmです ワイヤーの張り調整は最後に行います
今回はここまでにしておきます インナーワイヤーの交換 次回もお付き合い下さい

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ブレーキ インナーワイヤー 取替え 準備 シマノ

2023-11-29 20:02:10 | カーボンホイール
ロードレーサーにカーボンホイールを取り付けましたが その整備の一環で ブレーキワイヤーを
交換する事になりました 少しでも良い状態にしますので その様子をご覧下さい





今迄アルミリムのチューブラーホイールを使っていましたが 今回カーボンホイールを装着しました
リム幅の違いで ブレーキワイヤーが短くなり インナーワイヤーを交換します




人がお使いだったホイールですが 一連の整備を丁寧に
行いました






ブレーキシューもカーボン用に交換しましたが リム幅が広くなり
インナーワイヤーが使えなくなりました 新しい奴に交換します






早速懇意にして頂いている 自転車屋さんへ出向き ワイヤーを
別けて頂きました 乗って行ったのは街乗り用ピスト自転車です






シマノのステンレスワイーヤーを 二本買って来ました
ごく一般のタイプです 太鼓はSTIレバー用 流石にこの辺は
間違いません(笑)




使うのは一本です 少しでも良い状態にします 潤滑剤を
二種類用意しました






ステンレスのパレットにワイヤーを入れ ナノドライ潤滑スプレーを
充分スプレーします この後しばらく放置します 
CNT をアルコール系溶剤に配合し スプレー後、短時間で溶剤が揮発し
CNT だけが金属表面に残ります






ナノドライのアルコールが揮発してから ナノコロオイルスプレーを
スプレーします 同じ CNT 配合の高性能オイルです チェーンにも使っています






少しでもワイヤーに万遍無く浸透させる為に 手でワイヤーを
擦りました 使うまでこの状態で置いておきます






さてワイヤーを外します まずフレームの後部に使っている
アウターワイヤーです






ブレーキのアウター受けからワイヤーを抜き取りました






フレーム内蔵用の穴から アウターを抜きました




インナーワイヤーはまだ残しています これを一気に
抜いてはいけません 後で苦労します






フレームのフロントのワイヤーホールから アウターを抜きました






インナーワイヤーを抜く準備をします インナーライナーを使います
ワイヤーが入るだけの太さのチューブです






ライナーの中にインナーワイヤーを通します
そのままライナーを進めます






ライナーを前方へ送ります そのままフレームの中を通し
前の穴からライナーを出しました ワイヤー内蔵の為の
リードチューブです






リードチューブが抜けない様に テープで止めておきます






インナーワイヤーをフレームから抜きました




前方のライナーも止めておきます この様にリードライナーを
入れておかないと これ無しでインナーワイヤーをフレームに
通すのは 凄い手間だと思います






次は STI レバー内での仕事です



 
レバー内部にブレーキ用のケーブルフックが見えています






先の細い工具を使い ケーブルフックを掴み 引き抜きました
インナーワイヤの太鼓も見えます




この辺の作業をする時は レバーを握った状態にしておくため
テープで固定しています 10速用 ST-7801 です




インナーワイヤーを引き抜きました






整備テーブルに帰って来ました 外したアウターワイヤーです
内部に潤滑剤をスプレーしておきます まずドライスプレーから
後でオイルもスプレーします






取り外した ケーブルフックです この 4点で構成されています
品番 Y-6BD98110 分解すると解りますが 結構、酷使されている
部品だと思います






掃除をして グリスを塗布します






しっかりと塗っておきました Super Lube




アウターワイヤー内側にナノコロオイルをスプレーします






室内での用意が出来たので 表の作業に移ります
ここでもグリスを使います 先の細い物を使い
ケーブルフックが収まる部分に グリスを塗ります




白く見えるのがグリスです この Super Lube の
多目的グリスは 使い途の広い潤滑剤です
ブレーキのインナーワイヤーに使っても良い結果を
出します 今回もこれを使おうかと迷ったくらいです





少し記事が長くなって来ました たかがインナーワイヤーの交換ですが 少しでも良い状態にする為
実際これだけの作業をしています 質素な写真で終わりますが 次回はインナーワイヤーを通します
どうぞお付き合い下さい

コメント (2)
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カーボン用 ブレーキシューに交換する

2023-11-27 19:35:47 | カーボンホイール
ロードレーサーにカーボンホイールを装着しました それに沿ってブレーキシューも
カーボン用に交換します その様子をご覧下さい





整備を済ませたカーボンホイールを取り付けました 現在はアルミリム用のブレーキシューを
使っています これをカーボン用に交換します ブレーキは Shimano ULTEGRA BR-6800 です




カーボン用のシューとホルダーセットを新たに購入しました
ASHIMA アシマ ARS73CRx-P-A-PCAC カーボン リム用と
言う奴ですが 私にはあまり知識が有りません






net の写真だけで判断し購入しましたが 届けばそれ程悪い
質感では有りませんでした 仕上げが悪い奴も有りますから
博打の様なものです




ただこのメーカーは 調べると自転車パーツ専門の名が知れた
net 通販にも有りますから 間違いはないでしょう




今使っているブレーキシューを外します






4mm のアーレンキーを使いますが 左側は作業のし難い所に
ホルダー固定用のボルトが有ります






ブレーキを手で閉じながら工具を使います




ボルトが外れました






シューホルダーを外しました




外したボルトは無くさない様 直ぐにホルダーへ取り付けておきます






右側は簡単に工具が使えます




右側も外しました






折角の機会ですから 普段掃除の出来ない部分を
綺麗にしておきます




整備テーブルに来ました 取り外した奴はまた掃除をして
保管しておきます




カーボン用を使える様に準備します 特にしなくても
良い事ですが、やっておいた方が長く使えると思います






シューの角度を自由に変える為の アール型のスペーサーに
薄くグリスを塗ります






ここに使うパーツです






ワッシャーや固定ネジにも塗布します




これを自転車に使います






ブレーキシューホルダーには取り付ける方向が有ります
これは絶対に守る必要があります 絶対にです
まだワイヤーを張っていないので 位置調整が出来ません
仮に付けておきます






左側にも取り付けました 通常ならここから位置調整を
行うのですが 今日は無理かな・・




今はブレーキワイヤーがこの様な状態です






アジャストボルトを一杯下げて ブレーキを閉じるとワイヤーの
先端がここです 後先を考えならこれで使えなくも無いですが
余裕が無さ過ぎます




もう一つの可能性として アウターを短くすると言う方法も有ります






以前ステムを 10mm 短くした時に ブレーキワイヤーの長さは
触っていません 単純に考えればアウターを 10mm カットし
インナーを 10mm 稼ぐ 出来なくは有りません





試合会場であれば緊急対策としてこれをやる事があるかも分りません しかし今は急ぐ必要も有りません
しっかりと先の事を考えて整備するのが優先ですね インナーワイヤーを新しい物に交換しましょう
新しい物を買いに行きます 次回もどうぞお付き合い下さい

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