Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

競輪バルブ

2012-06-29 20:02:13 | 自転車部品・用品
タイトルだけ見れば何の事かと思いますよね 自転車に必要なタイヤとチューブ
それに空気を張る為のバルブの事です これは大きく別ければ 3種類有りますが
競輪用のタイヤは独特のバルブを使っています




私の自転車小屋に保管してある 競輪競走で使う
ホイールを出してみました この 2ペアは決戦用に
使える物です






こちらは DURA-ACE デュラのハブに アラヤゴールドの
リムが使われています






競輪選手の方達が開催中の競走で使えるタイヤは
この 2種類だけです これについては又改めて
ご紹介しましょう






このタイヤに使われているバルブがこれ かなり
小さなバルブです






この様な平リムにだけ使え ディープリムには
使えないバルブの長さです






バルブのコアのアップです 昔は小さな虫ゴムが
使われていた時代も有りました

3種類のバルブを並べてみました 上がロードレーサーに多い
仏式・フレンチ 下が一般車に多い 英式・ウッズバルブ 
この他に米式・シュレッダーバルブの3タイプが一般的です

この競輪用のバルブ 形態から英式バルブに違いないのですが
下の物と比べてもかなり小さな物で競輪用タイヤ独特の物です
これは競輪バルブと呼んだ方が通りが良いでしょう






この競輪バルブに空気を入れるなら ポンプヘッドは
一般車に使うトンボでも使えます これでも 10キロの
空気圧は大丈夫ですよ

またコンプレッサーが有り少し器具を工夫すれば 
この SILCA シリカのディスクホイール用の小物が
丁度使えます 信頼のおけるヒラメにも競輪用として
ヘッドが用意されていますね





鮮やかな赤ですね 表を歩いていてもあまり見掛けない草花でした

自転車がお好きな方でも この競輪で使うタイヤやバルブはあまり目にする事は
ないですよね アマチュアはこのタイヤをレースで使う事はあまり無いですが
練習ではお古を貰って良く使うのじゃないかな 私も良く使いました

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Kino自転車小屋の ホイール達

2012-06-27 20:19:10 | よもやま話
自転車との付き合いが長くなると色々な部品が増えて行きますが
ホイールもそのひとつですね 又これは保管に場所を取るので
皆さん保管方法で悩まれるんだろうね





私の自転車小屋では天井に吊る様にしています 結局行き着く保管方法は
これになりますね タイヤやホイール自身にも一番優しいのじゃないかな

この中で完組みは 1ペアだけクリンチャーもそれだけです 他は全て手組みの
チューブラーホイール ロードとトラック用は丁度半々くらいかな?

ロードは今でもスポークを使ったホイールを使いますが トラック競技の試合では
もう使わないよね 使ってもフロントでカーボンディープリムの完組みくらいかな

このスポークを使ったホイール カンパのハブで調子の良い物や 軽量リムで
人気の有った物など 組んだけどまだベッド造りもしていない新しい物まで有ります
今は手に入らない ARAYA ADX-1 EARO-2 ADX-5 全てデッドストックのリムで組んだ奴

競輪競走用で新品のアラヤゴールドとSOYO SEAMLESS TYRE GOLD STAR の新しい
タイヤを貼ったばかりの奴まで・・・(こんなの本当に競輪の決戦用ワッパだね)

リムは ARAYA ADX-4 FIAME ピスト用赤ラベルなんてのが吊ってあります 古い名機
シェーレンのベルトマンスターなんかも有りますよ おもしろいね




そうそう先日ロードレーサーに巻いてみたら
思いの外良かったバーテープ BENEFIT ベネフィット
お店に在庫が一箱だけ有ったので買い置きしておきました
これお安くて中々良いですよ





もう梅雨も終わりですね これから本格的な夏に向って行きます
でも汗を目一杯かきながら仕事や練習をするのは又良いですよね

自転車乗りは 汗が大好きにならなきゃ(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スコップを 修理する

2012-06-25 20:16:28 | よもやま話
何かまた自転車とは関係の無い事をしています スコップなんて普通使う事は
少ないですよね 一般の方ならお庭いじりくらいでしょうか でも私達の仕事先では
当たり前の様に見る道具です






スコップ 以前は木の柄が多かったのですが最近は
金属製の物が多数を占めています 実際この金属の
柄の方が断然良いですよ

右の二本は私が普段使っている物でその時々で
使い分けます でもこの二本は元々同じ物ですが
長年使っていると 左の様に磨り減って小さくなります

こうなるまで 15年 使った後は毎回水洗いし雑巾で
水切り そして CRC を吹いておきます でも皆は
それをしないから スコップは使い捨てになって
しまいます




このスコップが現場のバッカンに捨てて有りました

※バッカンと言うのは現場のゴミ箱 ここに廃材を
 捨てておき一杯になれば産業廃棄処理業者に
 引き上げてもらいます






スコップの持ち手が折れたので捨てたんですね
こんなのを見ると悪い虫が騒ぎます 直してやろう!
って(笑)






本体が金属ですから溶接で作業を進めましょう

これは事前に 柄部分が短くなるので スコップの両サイドと
先を切り落とし 使い易い形にして錆止めを塗っておきました






ハンドル代わりに取り付けたのは 20mm の鋼菅
ここに手を当てて力を入れるくらいの事は出来るでしょう






じゃ折角だから色を塗りましょう






修繕した部分は溶接の熱で大変、錆び易くなっています
ここには錆止めの塗料を塗っておきましょう






ハンドル部の上半分は 赤にしましょう
現場で使う道具はこんな色の方が良く目立って良いですね
スコップは地面に置いて使う事が多いですが 他の職人さん
達が 踏んで怪我をしない様に目立つ方が良いですから




グレーに赤 こんな派手なスコップ何処にも売って
いませんから(笑)






でもここまでしたらもう少し何かしたくなりました 
ここからはウケ狙いの洒落です






ゴージャスにゴールドの塗装






今回はこれで完成 我々本職が使う事は無いですが
現場の簡単な作業では使えるでしょう そっと現場に
戻しておきましょう 





可愛いですね これからやや赤みが差して行くのかな

壊れて直せば使える物つい修理をしようなんて手を付けてしまいますが 実際このくらい
手間暇掛けて塗料代まで使うなら、新しいのを買った方が良いのですけどね でも物を
大切に何時までも使う これって大切な事ですよね

コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

競輪競走で使う ペダル

2012-06-23 20:19:25 | 自転車部品・用品
自転車がどんなに進化しても必ず必要なペダル しかしその進化と共に
その構造や形状も変化して来ました 日本独特の競走形態を持つ競輪
その競走ではどんなペダルが使われているのでしょう





競輪競走で使える部品はアマチュアの様に何を使っても良いのではなく
NJS に登録された認可部品のみが使えます この写真の物は皆、NJS 認可部品で
ペダルは実際に競輪選手が使っていたものです






これは人気を博した SUNTUR サンツアー 前田工業の
SUPERBE PRO シュパーブプロですね シマノのデュラに
対抗する為に開発されたシリーズで 1982年頃の開発では
なかったでしょうか

この競輪選手の方達にも人気が有ったペダルも 今は
認可切れで競走では 使えなくなったのじゃなかったかな






こちらは カクマル 極東ペダルの プロエース
オーソドックスな容姿のアルミプレートのペダルです
でもこれについてはあまり知識がありません




この競輪選手 私の友人ですがペダルの取り付けに
カンパのグリスを塗布しています 決戦用のホイールに
カンパのハブを使ったりしていたので 少し納得かな




これは Campagnolo カンパニョーロのピスト用
スーパーレゲロ このペダルも NJS の認可を取っていた
時期が有りましたが 認可部品はシャフトが変えて有り
この我々が使う物とは 玉押しやロックナットの互換性が
無かったはずです






これはカンパニョーロのロード用のクイル型 スーパーレゲロ 
私は外環を切り落として下の写真の様に使っていました

ロードの様に距離を乗るのには プレートはアルミの方が
脚に柔らかく疲労が少なくて良いですね






これは私がピストに使っていたペダル Campagnolo
カンパニョーロのピスト用 鉄プレート

鉄の方が一瞬の踏み出しに素直に応えてくれるので
重量を犠牲にしてでもこちらを好んで使っていました





綺麗ですね宝石の様です 可愛いトマトですがこれから赤くなるのかな

この様なラットトラップ型のペダルを競技で使うのは もう競輪選手の方達か
一部のアマチュアの短距離選手くらいですね 自転車の進歩には著しいものが
有りますが このペダルが現在のビンディングになり自転車は凄く変わったと
思います

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハンドル バーテープを巻き替える BENEFIT

2012-06-21 21:01:10 | 自転車整備 その他 
ロードレーサーのバーテープを巻き替えます え、どうしたのかな?ついこの間
新しいバーテープを巻き直したばかりじゃないですか でもね少し良さそうな
商品が有ったので使ってみます BENEFIT ベネフィットと言うメーカーの商品です
折角ですからバーテープの巻き方も見て頂きましょう







つい先日 OGK の超薄型から CINELLI チネリの物に
巻き替えたばかりですが このチネリがどうも私の
好みに合いません 誠に申し訳ないのですがちょっと
我慢が出来ません ごめんなさい・・・






何気なく商品を見ていたら 良さそうなテープが
目に付きました BENEFIT ベネフィットと言う
大阪の会社ですが 私は初めて手にする商品です






色は綺麗な白で 折柄や他の色も入っていません
手触りと外見は OGK の薄型と良く似ています
クッションが入っていますがこの位なら何とか
私の許容範囲かな お値段は1200円強とそれ程
高価でないのも良いですね




ではチネリのテープをめくりましょう このテープは
裏の両面テープが柔らかく 何時までも糊の感触が
残っています






左右のテープを剥がしました 実は巻き直してから
一度も自転車に乗っていないんですよ 
この剥がした奴は何か使い途を考えてやらないと
可哀想だな・・






テープの糊が残っているので綺麗に拭きとって
やります 結構手間の要る仕事です




新しいテープを用意します






このテープには ブラケット部の恥隠し用のテープが
同梱されていないので テープの端から必要な長さを
切り取ります この様に角を面取りするのは はがれ難く
するのが目的です




切り取った短いテープは ブラケットのゴムをめくり






この様に貼り付けておきます テープを巻く時
後ほど役に立つ 短かなテープです






ではバーテープを巻いて行きます バーエンド側から
巻き始めます 巻く方向に決まりは有りませんが

ハンドルは内側に絞る様に持つので この様に外から
内側の方向へ巻いてやるとテープが緩み難くて良いと
思いますよ

巻き重ねは 1/4~1/3 位の巾で良いのじゃないかな
私は重ねはかなり少なく取る方です これは好みの
問題なので 太いハンドルが好きな方は重ねを多く
取れば良いですね








巻き進めブレーキのブラケット部へ来れば この
写真の様に簡単に巻けば良いですね ここであまり
くどく巻くと ブラケットの根元が大きくなってしまいます






トップエンドまで来たら 必要のないテープを
切り落とします この後端末処理用のテープを
巻くのでそれを考えながら 切る長さを決めれば
良いですね




必要な長さを残しテープをカットしました






この部分の端末処理用のテープも付属していますが
あれは中途半端な長さで 使うのが難しいので 私は
別途テープを用意しています 

これは車の電気コードを束ねる為のテープで 
伸びた物が戻らず糊も沸かないので良いですよ






ブラケットのゴムも元に戻しましょう 最初の短い
テープが上手く隙間を隠してくれています





綺麗に巻き終わりました 今回のこのテープ持った感じが中々良いですね
実際に乗ってみないと確かな事は分りませんが この感触なら間違いないでしょう
お値段も手頃だし少し買い置きをしておいても良いかな・・・

ハンドルバーテープ これは必ず交換の時期が来る消耗品です 今迄自転車屋さんに
任せていた方も比較的簡単な作業ですので どうぞご自分でチャレンジしてみて下さい
自転車が依り楽しくなりますよ(笑)




ご案内

私が使っているバーエンドについてお問い合わせを頂きました
これを作って頂いているのは プロチームのメカニックで
世界を転戦していた カツリーズサイクル&デザインさん
こちらをご覧下さい 【 お名前バーエンド 】 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする