Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ブレーキ インナーワイヤー 交換 仮止め シマノ

2023-11-30 19:26:06 | カーボンホイール
カーボンホイールの整備に合せ ブレーキのインナーワイヤーの交換をしています
ブレーキは Shimano ULTEGRA です 調子良く使える様に丁寧に作業を進めます
作業風景をどうぞご覧下さい





前回までに古いインナーワイヤーは取外し 新しいワイヤーには潤滑剤を塗布し良い状態に仕上げています
今回はこのワイヤーを自転車に取り付けます






インナーワイヤーは シマノのステンレス STI レバー用を
用意しています






取外し 清掃グリスアップを済ませた ケーブルフックを
ワイヤーに通します ワイヤーの太鼓にもグリスを塗ります
これにはしっかり塗った方が良いと思います 抜けなくなる
トラブルが多い所です






STI 内部での作業です アウターワイヤーはバーテープの下です
レバーは Shimano ST-7801 10速用です




レバーブラケットのワイヤーを通す穴を目掛けて ワイヤーを差し込みます
穴は見えません 手探りですが何とか通ります






アウターケーブルからワイヤーが出て来ました






STIレバー内部に ケーブルフックが収まる部分が有ります
そこへフックをはめ込みます
注意するのはフック本体左右に樹脂パーツが付いています
それを無くさない事です




上手く収まりました




アウターケーブルとインナーワイヤーを収めて行きます






ブレーキワイヤー内蔵のフレームです インナーだけ
フレーム内を通します その為のリードチューブは
前回通しています






インナーワイヤーの先端を リードチューブに差し込みます






フレーム後ろの リードチューブから インナーワイヤーが出ました






チューブを止めていたテープを外します






前のテープも剥がしました








リードチューブを引き抜きました 細いインナーライナーです
必要な時 いざ探すと見つけ難い部材です




アウターケーブルをフレームの穴の奥まで差し込みました






後ろには外していた奴を使います 内部は潤滑剤で仕上げています






インナーワイヤーに差し込みました






ブレーキのアジャストボルトです これが金属の奴は腐食で
ネジが回らなくなります これは樹脂ですが一旦外してグリスを
塗りました






アウターケーブルを通しました






インナーワイヤーをブレーキに固定します






ワイヤーはここに固定します 一旦取り外しました  Cable Fixing Bolt & Plate
と言うパーツです 品番 Y8LA98020 ブレーキは アルテグラ BR-6800 です




外した部分は汚れを拭き取ります ついでの作業です
普段出来ないですから・・






ネジには新しいグリスを塗り パーツを元に戻します





インナーワイヤーを通すのは フィキシング プレートの右側に有る アールに切り込まれた部分です






ワイヤーをプレートのクランプ部分に通しました





今回はまだブレーキシューの位置調整が済んでいません その調整が可能な程度にワイヤーを張り
インナーワイヤーは 仮止めにしておきます 工具は5mmです ワイヤーの張り調整は最後に行います
今回はここまでにしておきます インナーワイヤーの交換 次回もお付き合い下さい

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ブレーキ インナーワイヤー 取替え 準備 シマノ

2023-11-29 20:02:10 | カーボンホイール
ロードレーサーにカーボンホイールを取り付けましたが その整備の一環で ブレーキワイヤーを
交換する事になりました 少しでも良い状態にしますので その様子をご覧下さい





今迄アルミリムのチューブラーホイールを使っていましたが 今回カーボンホイールを装着しました
リム幅の違いで ブレーキワイヤーが短くなり インナーワイヤーを交換します




人がお使いだったホイールですが 一連の整備を丁寧に
行いました






ブレーキシューもカーボン用に交換しましたが リム幅が広くなり
インナーワイヤーが使えなくなりました 新しい奴に交換します






早速懇意にして頂いている 自転車屋さんへ出向き ワイヤーを
別けて頂きました 乗って行ったのは街乗り用ピスト自転車です






シマノのステンレスワイーヤーを 二本買って来ました
ごく一般のタイプです 太鼓はSTIレバー用 流石にこの辺は
間違いません(笑)




使うのは一本です 少しでも良い状態にします 潤滑剤を
二種類用意しました






ステンレスのパレットにワイヤーを入れ ナノドライ潤滑スプレーを
充分スプレーします この後しばらく放置します 
CNT をアルコール系溶剤に配合し スプレー後、短時間で溶剤が揮発し
CNT だけが金属表面に残ります






ナノドライのアルコールが揮発してから ナノコロオイルスプレーを
スプレーします 同じ CNT 配合の高性能オイルです チェーンにも使っています






少しでもワイヤーに万遍無く浸透させる為に 手でワイヤーを
擦りました 使うまでこの状態で置いておきます






さてワイヤーを外します まずフレームの後部に使っている
アウターワイヤーです






ブレーキのアウター受けからワイヤーを抜き取りました






フレーム内蔵用の穴から アウターを抜きました




インナーワイヤーはまだ残しています これを一気に
抜いてはいけません 後で苦労します






フレームのフロントのワイヤーホールから アウターを抜きました






インナーワイヤーを抜く準備をします インナーライナーを使います
ワイヤーが入るだけの太さのチューブです






ライナーの中にインナーワイヤーを通します
そのままライナーを進めます






ライナーを前方へ送ります そのままフレームの中を通し
前の穴からライナーを出しました ワイヤー内蔵の為の
リードチューブです






リードチューブが抜けない様に テープで止めておきます






インナーワイヤーをフレームから抜きました




前方のライナーも止めておきます この様にリードライナーを
入れておかないと これ無しでインナーワイヤーをフレームに
通すのは 凄い手間だと思います






次は STI レバー内での仕事です



 
レバー内部にブレーキ用のケーブルフックが見えています






先の細い工具を使い ケーブルフックを掴み 引き抜きました
インナーワイヤの太鼓も見えます




この辺の作業をする時は レバーを握った状態にしておくため
テープで固定しています 10速用 ST-7801 です




インナーワイヤーを引き抜きました






整備テーブルに帰って来ました 外したアウターワイヤーです
内部に潤滑剤をスプレーしておきます まずドライスプレーから
後でオイルもスプレーします






取り外した ケーブルフックです この 4点で構成されています
品番 Y-6BD98110 分解すると解りますが 結構、酷使されている
部品だと思います






掃除をして グリスを塗布します






しっかりと塗っておきました Super Lube




アウターワイヤー内側にナノコロオイルをスプレーします






室内での用意が出来たので 表の作業に移ります
ここでもグリスを使います 先の細い物を使い
ケーブルフックが収まる部分に グリスを塗ります




白く見えるのがグリスです この Super Lube の
多目的グリスは 使い途の広い潤滑剤です
ブレーキのインナーワイヤーに使っても良い結果を
出します 今回もこれを使おうかと迷ったくらいです





少し記事が長くなって来ました たかがインナーワイヤーの交換ですが 少しでも良い状態にする為
実際これだけの作業をしています 質素な写真で終わりますが 次回はインナーワイヤーを通します
どうぞお付き合い下さい

コメント (2)
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お届け 倒立台

2023-11-28 20:17:05 | よもやま話
加工を頼まれ工作をしていた 自転車整備に使う倒立台ですが 完成したので
お届けしました





私がその様な加工を頼まれたのは 兵庫県伊丹市に有る自転車屋さん BICICLETTA DI MARU
ビチクレッタ ディ マル お客さんからの評価が高いお店です






スポーツバイクだけでは無く一般車の取扱いもしています
世界マスターズで三度の世界チャンピオンになっている
丸山繁一氏が店主です






店内の展示車だけでは無く クロモリのフレームをオーダーする事も可能です
そして自転車競技者を指導する為のトレーニング用具も備えて有ります





これがお届けした 倒立台 自転車を天地逆にして使う整備台です ハンドル幅 330mm まで
使える様に改良しました





早速練習に持って行ってくれたそうで 無事使えましたと写真を送ってくれました
ビチクレッタディマルと言う実業団チームも運営しています 彼女はチーム員で
全国大会でも好成績を残す 鈴木章代さん 有望な女子選手です

そんな信頼のおけるお店はこちらです

BICICLETTA DI MARU(ビチクレッタ・ディ・マル)|兵庫県伊丹市のマルの自転車屋

Bicicletta di Maru(ビチクレッタ・ディ・マル)は元プロ自転車選手の丸山繁一が兵庫県伊丹市にオープンしたサイクルショップです。

BICICLETTA DI MARU(ビチクレッタ・ディ・マル)|兵庫県伊丹市のマルの自転車屋

 


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カーボン用 ブレーキシューに交換する

2023-11-27 19:35:47 | カーボンホイール
ロードレーサーにカーボンホイールを装着しました それに沿ってブレーキシューも
カーボン用に交換します その様子をご覧下さい





整備を済ませたカーボンホイールを取り付けました 現在はアルミリム用のブレーキシューを
使っています これをカーボン用に交換します ブレーキは Shimano ULTEGRA BR-6800 です




カーボン用のシューとホルダーセットを新たに購入しました
ASHIMA アシマ ARS73CRx-P-A-PCAC カーボン リム用と
言う奴ですが 私にはあまり知識が有りません






net の写真だけで判断し購入しましたが 届けばそれ程悪い
質感では有りませんでした 仕上げが悪い奴も有りますから
博打の様なものです




ただこのメーカーは 調べると自転車パーツ専門の名が知れた
net 通販にも有りますから 間違いはないでしょう




今使っているブレーキシューを外します






4mm のアーレンキーを使いますが 左側は作業のし難い所に
ホルダー固定用のボルトが有ります






ブレーキを手で閉じながら工具を使います




ボルトが外れました






シューホルダーを外しました




外したボルトは無くさない様 直ぐにホルダーへ取り付けておきます






右側は簡単に工具が使えます




右側も外しました






折角の機会ですから 普段掃除の出来ない部分を
綺麗にしておきます




整備テーブルに来ました 取り外した奴はまた掃除をして
保管しておきます




カーボン用を使える様に準備します 特にしなくても
良い事ですが、やっておいた方が長く使えると思います






シューの角度を自由に変える為の アール型のスペーサーに
薄くグリスを塗ります






ここに使うパーツです






ワッシャーや固定ネジにも塗布します




これを自転車に使います






ブレーキシューホルダーには取り付ける方向が有ります
これは絶対に守る必要があります 絶対にです
まだワイヤーを張っていないので 位置調整が出来ません
仮に付けておきます






左側にも取り付けました 通常ならここから位置調整を
行うのですが 今日は無理かな・・




今はブレーキワイヤーがこの様な状態です






アジャストボルトを一杯下げて ブレーキを閉じるとワイヤーの
先端がここです 後先を考えならこれで使えなくも無いですが
余裕が無さ過ぎます




もう一つの可能性として アウターを短くすると言う方法も有ります






以前ステムを 10mm 短くした時に ブレーキワイヤーの長さは
触っていません 単純に考えればアウターを 10mm カットし
インナーを 10mm 稼ぐ 出来なくは有りません





試合会場であれば緊急対策としてこれをやる事があるかも分りません しかし今は急ぐ必要も有りません
しっかりと先の事を考えて整備するのが優先ですね インナーワイヤーを新しい物に交換しましょう
新しい物を買いに行きます 次回もどうぞお付き合い下さい

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倒立台 ゴム板取付け 完成

2023-11-26 20:10:37 | 製作・加工
自転車整備に使う倒立台 市販品を使い易い様に改良しています 最後に自転車と接する部分に
緩衝材を取り付けて完成です その様子をどうぞご覧下さい





今回の作業は 後輩の元競輪選手から市販の倒立台を幅の狭いハンドルが使える様にして下さいとの
相談から始まりました 希望に添った工作を済ませたので最後の仕舞いを行います






これが加工部分です 塗装も済ませました






この様な形状の物です ハンドルを乗せる部分を
内側へ伸ばし 狭いハンドルが使える様にしました






倒立台はこの様に使います 古くから競輪選手の人達は
当り前の様に使っている 整備台です






ハンドル幅 380mm の私の自転車ですが 350mm 幅のハンドルが
使える様にと言うのが希望でした
今回の加工で 内側に 30mm 程度の余裕を作ったので大丈夫でしょう




もう少し手を加えたい事が有るので 整備テーブルに
帰ってきました






ハンドルを乗せる部分に緩衝材、保護材を取り付けます
厚さ 0.5mmのゴム板を用意しました






ゴム板を貼り付ける部分の幅を測っています 15.0mm です




これを必要な寸法に切ります






まず必要な長さにカット




15mm 幅を 2本作りました






接着剤の選択です ゴムと金属 正確には塗装面です
今迄の実績で ボンド ウルトラ多用途 SU プレミアムソフト
長い商品名ですが これが良いでしょう




接着面 片側塗布の商品です 今回はゴム板に塗ります






カッティングボードにテープを貼り ここで作業をします
後始末を考えての事です






まずペイント薄め液で ゴム板の汚れを拭き取ります
ステンレスパレットの上です






ゴム板に接着剤を必要量出しました




ヘラで均等に塗り拡げました






ここへ貼ります






貼り付けました もう少し手こずるかと思いましたが
案外上手く行きました






もう片方もやります ゴム板に接着剤を塗ると持つ所が無く
困りました 今回は端にマスキングテープを貼り持ち手を
作っています






もう片方にも貼れました 少し長く作っていますので
余剰分はハサミで切り落としています






接着剤で周りを汚さない様に 使った道具は直ぐに仕舞います
このテープは正解でした




ゴムにペイント薄め液等を使ったので 表面を洗剤で拭いた後
KURE ポリメイトで表面保護をしてやります






ポリメイトを含ませたペーパーウエスで 表面を
拭き取ると共に 良く押え付けて圧着しました






これで一連の作業が終わりました




と言いながら 他の事がしたくなりました 依頼者の名前を
書きます Maruyama 世界マスターズ で三度の優勝をしている
丸山繁一君からの依頼です






水性ペンで名前を書いているので 消えない様にクリア塗装を
します ミッチャクロン~クリアスプレーです






これで塗料が乾けば完成です




表で最後の確認をします






自転車を乗せてみました




正面からも見てみます






ハンドル保持部 ハンドルの内側にこれだけ余裕が有れば
350mm幅のハンドルにも使えます 大丈夫です





相談を受け 現物を見た時に 素材が鉄だと判断し作業を進めると アルミで作られた商品でした
予定していた溶接が出来ずに 金物をボルトで止める方法に変更しました
当初はハンドル保持部を作りかえる事も頭に有りましたが 切り刻まなかって良かったです それを
していたら 廃棄していたかも分りません とりあえず終わったので 時間をみてお届けします

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