Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チューブラータイヤ Vittoria RALLY

2023-09-22 20:04:50 | タイヤ
自転車に使うチューブラータイヤです Vittoria Rally ビットリアのラリー 21-28 を見てみます





これは現行の商品では有りません 現行商品は容姿も多少変わっています
もう詳細が分りませんが ケーシングはコットン サイズは 28インチ 21mm 巾です






タイヤに書かれた銘柄は Vittoria Competition RALLY 21-28
右側には KEVLAR 3DCOMPOUND とあります いずれにしろ
トレーニング用に位置づけされたタイヤです




接着面のフンドシもコットンです






未使用ですが保管期間が長く 折り癖が付いています
空気を少し張ってみました




折り癖を取りたいので ホイールに入れてみます
私のブログで始めて登場するホイールです
ややハイトの高いカーボンリムです これについては
整備もしたいので おいおい紹介させて頂きます






リムにタイヤを入れるとバルブの長さが足りません・・
バルブ長は 40mm 程度です






買い置きの短い バルブエクステンダーを使います




これで良いでしょう 40mm 有ります






かぶせ式のエクステンダーです ネジ込み部分に
ゴム系の Oリングを使います






サイズはこれで良いでしょう 3x1.5mm






タイヤ側のバルブ ネジの根元に Oリングを装着し
ここにエクステンダーをネジ込みます 




バルブを差し込むとこんな感じです 今回は折り癖を取る為の
仮付けです 実際に使う時にはしっかりした 空気漏れ対策を
やりましょう






空気を 3キロ弱入れました これでしばらく置いておきます





私の自転車は全てチューブラーを使っています 予備タイヤとして買い置きも数本有ります
最近のタイヤはあまり長く保管していると 劣化が進み使えなくなってしまう物が多いですね
そしてこの一年程で価格の高騰に驚かされます チューブラータイヤのエントリーモデルが
4000-5000円しています 凄いです

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難しいフンドシの補修

2023-09-13 20:04:37 | タイヤ
自転車に使うチューブラータイヤの保護繊維 フンドシの補修を行っています
なかなか難しい作業です





TUFO 33 PRO と言う 21mm 巾のチューブラータイヤです これのフンドシが捲れたので
色々な接着剤を試し補修をしています 前回も丁寧に作業を進めましたが 一部接着されていない
部分がありました 今回はその部分の補修を続いてやって行きます




貼ったフンドシの中央部分は接着しています 両サイドに
タイヤとの隙間が出来ています この部分に接着剤を塗布し
新たに圧着します 使うのはウルトラ多用途 SU プレミアムソフト






フンドシサイドの接着されていない部分をしっかり
接着させます






フンドシの隅を圧着出来る様に 巾の狭い木材を使い
クランプで締め込んでいます






張り合わせ後 3時間で実用強度が出ます 今回は 12時間
置きました 木材を外します






フンドシに残っていたリムセメントに木材が貼り付いています
この方向の木材なら剥がせます




そして肝心な接着状態は・・






フンドシがタイヤに密着していると思っていましたが
これだと手直し前と変っていません う~ん 辛いです






悔やんでいても仕方が有りません 逆サイドに掛かります






今回、リムセメントの接着力が強い事が解ったので
リムセメントを使ってみます こうなれば色々と試します
接着剤として試すのは 4種類目です




リムセメントで貼り付け 木材とクランプを使い圧着します
考えたらパンク修理の為に剥がしたフンドシの復旧に 昔は
リムセメントを使っていたのを思い出しました






今回も 12時間置きました 上手く行っているでしょうか








空気を抜いた状態から 少し空気を張ると こうなります
実際はリムに押えられるので ここまで酷くならないですが
でも良い事では有りません






フンドシ全体が 接着されていない訳では有りません
フンドシの両サイドを新品時の様にしたいけど出来ない・・
気持ちとしたら私の負けです






このタイヤは不安が有るので 本ちゃんには使えません
距離が短いスペアタイヤならギリギリ行けるでしょう
ただ私が自分で使うからその判断が出来ますが これを
他人の自転車のスペアタイヤにする気にはなれません





幾つかの接着剤を試しましたが 何故かこのタイヤでは上手く行きませんでした
使うのがタイヤですから 接着剤が硬化しても有る程度の柔軟性が残る接着剤は
必要ですよね





今回の TUFO S33 PRO と言うタイヤ 昨年の夏からバルブが曲がる症状で悩まされました
かなり色々な事をしましたが どうもタイヤが捻れて起るのではないかと言う私なりの
結果が出ています これについては断定は出来ませんが 疑いは残ります 
その整備の一環としてタイヤの貼り替え その時に起こったフンドシの剥離 それ自体は
仕方の無い事ですが フンドシの復旧が出来ない・・ 私にとっては扱いの難しいタイヤの
印象が強く残りました まだ買い置きも残っていますが新たに買う事は無いでしょう

前回の作業もご覧下さい
【 フンドシの補修 最後の挑戦 】

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フンドシの補修 最後の挑戦

2023-09-11 20:03:37 | タイヤ
自転車に使うチューブラータイヤの接着面に使われている保護剤をフンドシと呼びます
そのフンドシが剥がれたので 補修をしています





これは TUFO S33 PRO と言うチューブラータイヤです 実は前回までにも同じ補修作業を
何度かしましたが 何故か上手く行きません




走行距離は僅かなんですか タイヤを貼り直す為に
タイヤを外した時に フンドシの一部が捲れました






色々な接着剤を使いフンドシを貼るのですが上手く
接着しません 




今迄に使った接着剤でこの三種類で試しています
もうこの辺りで諦めても良いのですが・・








この接着剤、商品名が ウルトラ多用途 SU プレミアムソフト
通常の接着剤では着かない ポリプロピレンやポリエチレンにも
使える商品でたまに使います 買い置きが少なくなっていたので
大きな奴を買って来ました これに望みを託します




これは前回補修した時に 板に挟み圧着したら リムセメントに
板が捲れて引っ付いて来ました 今回はこうなら無い様に 気を
付けないといけません






これは Vittoria のチューブラータイヤです TUFO の黒いフンドシは
接着剤が使える気がしないので こちらのタイヤのフンドシを使います






Vittoria のフンドシを TUFO のフンドシの巾に合わせて
端を切り落としました






タイヤの接着面に残った接着剤を出来るだけ剥がしました
前回に使った奴です 汚い写真ですみません・・




タイヤとフンドシの接着面を 溶剤で良く拭き取ります






接着剤を用意します






タイヤの接着面に出来るだけ薄く 均一に接着剤を塗りました




この接着剤は本来片面塗布で そのまま圧着しますが
今回はフンドシにも塗りました 繊維は吸い込みがあるので
この方が確実な気がします






フンドシをタイヤへ貼り付けます
発売元の案内では 貼り付け後 約15分で動きづらくなり
実用強度は3時間後、約24時間で完全硬化します
硬化後は透明度が高く、弾力のあるゴム状になります。






出来るだけ確実に接着をさせ 接着強度も稼ぎたいので
板に挟み シャコ万で締め付けて 24時間置きます





さて圧着後 24時間経ちました 今回実績の有る接着剤を使い丁寧に作業を進めましたが
上手く着いているでしょうか






シャコ万=クランプを外します




クランプを外しました






板を捲ります 今見えているのはタイヤのトレッド側です
前回リムセメントに沢山木材が貼り付いたので
フンドシ側にはアルミで養生された板を使いました






それでもリムセメントで良く引っ付いています
リムセメントって凄いですね 私が思っていたより
はるかに強い接着力があります




肝心なフンドシを外さない様、慎重にタイヤを外しました




良く観察します






何なんだこれは・・ 
あれだけの事をしても 完全に接着されていない所が有ります
これはちょっと想像外です
フンドシが捲れるか試します この辺りの中央付近はしっかり
着いています





フンドシの補修でここまで思う様に行かないのは始めてです 難しいです
ここで諦めずに もう少しやってみます 記事も長くなって来たので続きは
次にさせて頂きます 次回もお付き合い下さい

コメント (2)
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タイヤを大切に使う Vittoria STRADA

2023-09-08 20:03:23 | タイヤ
自転車のタイヤは消耗品ですが 折角なので最後まで使い切ってやりたいと思います
その為に少し補修を行います Vittoria ビットリアのチューブラータイヤです





先日から同様の手入れを違うタイヤでも行っていました これはその時、同時に行った補修作業です
タイヤは Vittoria STRADA 21mm 巾 295g のチューブラーです 購入後自転車に使い 2年半程度で
トレッドに亀裂が出来 フンドシも剥がれて来ています これが二本有ります




トレッドの亀裂が酷い方は廃棄するしか有りません
こちらは何とか使える程度のひび割れが有ります
ただ 裏に貼られたフンドシがこの状態では使えません




2年半でこの様な状態になるのも不思議なんですが
最近は他のメーカーのタイヤでも良くこうなります
フンドシの中心部はまだしっかりしているので
両サイドの部分を ボンドで貼り付けます






ボンドは G17 を使います これは過去にも実績が有るので
大丈夫でしょう タイヤとフンドシの隙間にボンドを塗ります
爪楊枝を使い 奥の狭い部分にも塗っています






ボンドは両面塗布です 双方を適度に乾かせてから
圧着します この程度には接着します




片側を終わらせました 接着力を稼ぎたいので
このまま一晩置きます




一晩経ちました 思っていた程度の仕上がりになっています
これなら大丈夫です






逆サイドの作業をします






作業方法は一緒です 接着剤ってあまり多く使うのも良く無いですね
吸い込みが有るので難しいのですが 必要な量を出来るだけ薄く塗るのが
強度も出て、仕上がりも綺麗だと思います






貼り付けには 歯ブラシの柄を使い強く圧着します




タイヤが折れない様に気を付けながら全周を終わらせました






この作業で概ね 30~40分程度です 





昔と言っても何時の事だって言われますが 50年位前のタイヤは 10年~20年経っても
フンドシが剥がれる事は無かったのですが これが原因でタイヤが使えなくなるのは
少し辛いですよね





猛暑と言われる時期が過ぎ 草花も瑞々しく綺麗です
先日から同様の補修をしていた TUFO S33-PRO これはどうしてもフンドシの接着が出来ず
タイヤの破棄をするつもりでしたが 違う接着剤を使い もう一度やってみようと思います
またお付き合い下さい

そのタイヤの補修記事はこちらです
【 チューブラータイヤ フンドシ補修 TUFO S33 PRO 】

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チューブラータイヤ フンドシ補修 TUFO S33 PRO

2023-09-02 20:03:00 | タイヤ
チューブラータイヤの接着面には保護布が貼られています それをふんどしと呼びますが
それが剥がれた時には補修します その様子をご覧下さい





TUFO S33 PRO ツーホーのチューブラータイヤです 細身の 19mm 巾で今迄に何本も使いました
これは使っていた物を一旦外した物ですが その時にフンドシの一部が剥がれたので 過去に補修を
しています




TUFO S33 PRO 色々な意味でかなり癖の強いタイヤです
今回のフンドシもその一面を見せてくれます






実はこのフンドシの補修の様子は 一ヶ月程前に紹介させて
頂いています その時はここまで紹介出来ていませんが
結果として駄目でした




一度違う接着剤を使い やはり接着しなかったので 今迄に何度も
補修に使った事が有る ボンド G17 を使った結果がこれでした
全く着かない・・




このタイヤはもう廃棄しようかと思っていたのですが
こんな接着剤に出会いました ボンド G103 これを仕事で
使う機会が有ったのですが かなり環境の悪い場面で問題無く
使う事が出来ました これを試してみます




接着剤に依って使い方が異なりますが G103 は両面塗布
それが乾燥しかけた時に貼り合わせます






まず ペイント薄め液で 両方の接着面の汚れを取ります






フンドシの接着面に G103 を出します これを歯ブラシで
塗り拡げます 慎重に作業を進めます






タイヤの接着面にも同様に塗布します






接着剤の塗布が終わり 表面が乾けば 双方を貼り合わせます






使用説明では 今回の気温なら 塗布後乾燥まで 5~20分放置
貼り合せたあと直ぐ使えますが 強度を求めるなら 24時間放置
との事で  今回は板とシャコ万を使い挟みつけました





これで完全硬化までおいて置きます これで駄目なら
諦めもつきます





さて一日経ちました 接着剤は硬化しているはずです 板を外してみます 楽しみです






強く締めていたシャコ万を外します






板をめくります






随分強く板に貼り付いていました これリムセメントです
コンパネの築層を剥がす接着力は想像以上です
いや感心している場合じゃ無い これ剥がすの大変ですよ・・






肝心なフンドシは 駄目です 接着していません






ふんどし側に至っては 接着剤も残らないです この表面に
問題が有るのでしょうか




結構丁寧に、考えられる限りの方法でやりましたが
また返り討ちに合いました 





材質に依って接着出来ない物が有るのも 知っていますが このフンドシとタイヤに
その様な物が使われているのが不思議です 両方繊維なんですけどね これが上手く
出来ない限り このタイヤは廃棄するしか有りません

前回の補修記事です 【 タイヤ フンドシの補修 】

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