マトモに自転車に乗りはじめて間もない頃、黄昏時の荒川CR
ボクよりも、8歳と9歳年上のおやぢ二人は、向い風をものともせず、土手の上をグングン走り、どうもがいても追いつくことができなかった。
この現実を認めたくない自分が、何故?どうして?ついていくことが出来ないのか?アタマの中で自問自答を繰り返していた。その半年ほど前に、MTBで学生時代の先輩に連れられて狭山湖へ走りに行った時に、
「どうしてそんな軽いギアでクルクル回すのか?!かえって疲れるじゃない?」
と訊ねた自分を思い出した。
その時に上り坂でついて行けなかったのは、ただ体重が重いせいだと考えていたのだが、それだけではなさそうだと・・・・遠く見えなくなってゆく年上のおやぢ二人の後を追いながら、その時初めて気が付いた。このおやぢ達もクルクル回していたのだ。
クルクル回す(ケイデンス90rpm以上)は、はじめのうちはとても苦痛だった。最初は股関節が硬いせいもあったかもしれないが、なんで??どうして??てな感じだった。
まもなくクルクル回すことを覚え、なんとなく会得してから世界が変わった。長距離を走れるようになったのだ。以前は、辛い帰りの事を考えると遠くに行くことに抵抗があった。でもクルクル回すようになって、しばらくしたらそんなことは考えなくなった。航続可能距離が飛躍的に向上したのだ。それからはバイクに乗って見ることの出来る世界が飛躍的に拡大した。スピードメーターの距離の積算が伸びるのが楽しくて、バイクに乗る為の休日の天気が悪いとすごくがっかりした。
この頃から、バイクに夢中になった。そして年上のおやぢ二人において行かれる事が無くなってきた。 そして自分がアベ25km/h以上で走る事が可能であるとわかった時に、とてもうれしかった。
元々オートバイのレース経験があったのでドラフティング(直ぐ後を走って風の抵抗を減らし、エネルギーを温存すること)は、得意になった。速度の遅い自転車であっても、独りで走る150kmよりも集団で走る150kmの方がすごく楽だと知った。最初は、チャリ如きのスピードでそんな馬鹿なっ!なんて考えていたのだが、実際に経験して見ると非力な人間の足がエンジンであるからこそ、その効果は身に沁みてわかった。
ハートレイトモニターなんてのも、最初は新鮮な体験だった。そもそも、乳バンドをつけるのに妙な気持ちになったものだ・・・・ブラをつける感覚とはこんな案配ではないかと(笑)
苦しい150の心拍と気持ちいい150の心拍があるということも、理解できるようになった。消費 カロリーが予測どおりに表示されたりすると、それはそれでキモチ良かった。
こんな経験や知識が増すにつれて、ツールドフランスやジロ・デ・イタリアの中継を見ることが楽しくなった。実際に仲間に連れられて、宇都宮のジャパン・カップでクネゴが友達のシッケビッツ?に、最後のゴールスプリントで勝利を譲ったのではないか?なんてことを感じ取れるようになった頃には、もう自転車の虜になってしまっていた。
でも、自転車は好きだけれど、チョット感覚が変わってきた。続きはまたいずれ
ボクよりも、8歳と9歳年上のおやぢ二人は、向い風をものともせず、土手の上をグングン走り、どうもがいても追いつくことができなかった。
この現実を認めたくない自分が、何故?どうして?ついていくことが出来ないのか?アタマの中で自問自答を繰り返していた。その半年ほど前に、MTBで学生時代の先輩に連れられて狭山湖へ走りに行った時に、
「どうしてそんな軽いギアでクルクル回すのか?!かえって疲れるじゃない?」
と訊ねた自分を思い出した。
その時に上り坂でついて行けなかったのは、ただ体重が重いせいだと考えていたのだが、それだけではなさそうだと・・・・遠く見えなくなってゆく年上のおやぢ二人の後を追いながら、その時初めて気が付いた。このおやぢ達もクルクル回していたのだ。
クルクル回す(ケイデンス90rpm以上)は、はじめのうちはとても苦痛だった。最初は股関節が硬いせいもあったかもしれないが、なんで??どうして??てな感じだった。
まもなくクルクル回すことを覚え、なんとなく会得してから世界が変わった。長距離を走れるようになったのだ。以前は、辛い帰りの事を考えると遠くに行くことに抵抗があった。でもクルクル回すようになって、しばらくしたらそんなことは考えなくなった。航続可能距離が飛躍的に向上したのだ。それからはバイクに乗って見ることの出来る世界が飛躍的に拡大した。スピードメーターの距離の積算が伸びるのが楽しくて、バイクに乗る為の休日の天気が悪いとすごくがっかりした。
この頃から、バイクに夢中になった。そして年上のおやぢ二人において行かれる事が無くなってきた。 そして自分がアベ25km/h以上で走る事が可能であるとわかった時に、とてもうれしかった。
元々オートバイのレース経験があったのでドラフティング(直ぐ後を走って風の抵抗を減らし、エネルギーを温存すること)は、得意になった。速度の遅い自転車であっても、独りで走る150kmよりも集団で走る150kmの方がすごく楽だと知った。最初は、チャリ如きのスピードでそんな馬鹿なっ!なんて考えていたのだが、実際に経験して見ると非力な人間の足がエンジンであるからこそ、その効果は身に沁みてわかった。
ハートレイトモニターなんてのも、最初は新鮮な体験だった。そもそも、乳バンドをつけるのに妙な気持ちになったものだ・・・・ブラをつける感覚とはこんな案配ではないかと(笑)
苦しい150の心拍と気持ちいい150の心拍があるということも、理解できるようになった。消費 カロリーが予測どおりに表示されたりすると、それはそれでキモチ良かった。
こんな経験や知識が増すにつれて、ツールドフランスやジロ・デ・イタリアの中継を見ることが楽しくなった。実際に仲間に連れられて、宇都宮のジャパン・カップでクネゴが友達のシッケビッツ?に、最後のゴールスプリントで勝利を譲ったのではないか?なんてことを感じ取れるようになった頃には、もう自転車の虜になってしまっていた。
でも、自転車は好きだけれど、チョット感覚が変わってきた。続きはまたいずれ