トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

【市場動向 自転車関連イベントの参加者属性分析の話】

2024-09-05 14:26:23 | 自転車事情

≪ちなみに小生は参加していません≫

先日 ヒルクライムの横綱イベント乗鞍大会がありました。

一般男子合計参加人数3384名≪95.35%≫

一般女子合計参加人数165名≪4.65%≫

合計一般参加人数3549名

40歳以下 20.6%

41歳以上 79.4% ≪40歳を入れれば確実に80%は超えますね≫

 若年層の参加人数が少ないことを理由に オワコンと分析する人もいますが、日本人の 生存している人の平均年齢が約50歳という高齢化社会の中では当然の結果ですし、自転車という機材の小売価格が若年層の所得水準とアンマッチングという現実もあります。さらに若年層の価値観の変化もあるでしょう。実際30歳未満のサイクリストにヒアリングすると多くは中古バイクをメルカリやヤフオクで購入してサイクリングを始めた人が多いのに驚かされます

 一方 トライアスロンイベントも、メジャーな大会で40歳以上の占める割合が88%を超えています。しかし、コロナ以降 トライアスロンをやってみたい人が 地味に増加中であり オワコンという雰囲気はありません。今年は トライアスロン用のウエットスーツの販売も好調と聞いています。単なる買替需要だけとは考えられません。

(ちなみにバイクポーターの販売も順調です。)

また、女子の参加率も、乗鞍ヒルクライムの大会は4.65%、一方トライアスロンでは、ハードなロング皆生2024大会で7.6%、佐渡2023では12.3%を女性が占めています。ミドルやオリンピックディスタンスの九十九里大会では、8.57%の女子の参加率。

ヒルクライムに比較して高い傾向にあります。ロードレースやヒルクライムが、自転車ショップに関係するチームやクラブ関連の参加者が多いのに対して トライアスロンはジムやスクール関連の参加者が多い実態から鑑みて、おそらく トライアスロンでの女子率が自転車のイベントよりも多いのは ゲートウエイが、自転車ショップではなく ジムやスクール等で有ることに理由があると考えられます。

さらに、いろいろヒアリングしてみると、当初のキッカケは 健康管理・生活習慣病からの脱却の為にジム等に通い始めたのがキッカケでした。ジムで仲間ができ、それが発展して トライアスロンを始めてしまったという中高年がほとんどです。しかも それは男女を問いません。自分がトライアスロンをやるなんて信じられなかったと言う方も多いです。

肉体的にも経済的な負担も大きなそれを継続させている要因は、中高年からの新しい友人の存在です。仕事関係以外の利害関係のない友人ができる機会をトライアスロンが与えてくれたと考えているトライアスリートが多いようです。

 

運動しなければならないという強迫観念にかられてスポーツジムに向かう人達に、自転車業界は、別の選択肢として 楽しいサイクルスポーツの存在を知らしめればいけないと思います。肝に銘じなければいけないのは、自転車に乗ってみたい人の多くは、一部の若年層を除き、当初は ほとんどが競技を目指していません。

そんな中高年の初心者に訴求する「発信力・ワクワク感・顧客管理」の充実がショップには求められています。

トライアスロンマーケットを見ると、自転車業界はオワコンというよりは むしろ、ターゲットユーザーのキックオフの段階で 需要≪特に中高年や女性≫を逃がしてしまっている可能性があります。

時として、子育てから手が離れ、経済的に余裕のできた中高年の女性の方が チャレンジ精神が旺盛のような気がします。自分の健康管理に真摯に向かい合う人が多いからなのでしょうか??

中高年や女性マーケットにどう向き合うか? 自転車業界が生き残るための課題だと思います


65歳を過ぎてからのトライアスロンー003

2024-08-20 17:55:34 | アンチエンジング

 そもそも40歳を過ぎて、健康診断なんぞをやると約70%の人が、なんらかの問題がありその多くは「生活習慣病」とか言われるような自覚症状の無いビョーキなのだけれど、「このままだと、ドクターに早死にしますよっ!」とかなんとか言われて、運動しなくちゃいけない強迫観念に駆られていろいろ運動を久しぶりに始めるのが常だ。

 仕事柄、(自転車関連輸入卸売商社)トライアスロンに関係する製品も扱っているでのでトライアスロンの現場に出向くことも多いけれど、いま多くの大会で年代のマジョリティは、50歳代になりつつある。多くの有名な大会で、年齢制限のある宮古島大会を除いてなんと40歳以上が85%以上を占める(2023年佐渡TR88%超2024年皆生TR88%超)

 現場でトライアスロンを始めたきっかけはと尋ねると、実は若い時から継続している人は少ない。中高年になって、始めた人がほとんど。自分の健康の為に、最初はジム通い等から始まり、スイムを楽しみ、マラソン大会などに参加して仲間ができて、その中にトライアスロートがいて、「トライアスロンってどうなの?」と聞いたら、「簡単だよ!」と騙されて?!始めたという人が多い。

≪富士山を見ながらマラニック≫

トライアスリート間では常識だが、トライアスリートは嘘つきという習性はあまり知られていない。多くのトライアスリートは、ニワトリだ。3歩、歩けば苦しいことは忘れてしまう・・・・

・スタート前は、「なんでエントリーしちまったんだ・・・」と公開し

・ゴール直後は、「もう、トライアスロンは卒業だな・・・」と思っているのに

翌日にはそれを忘れて、次の大会は何処に出ようかなという生物なのだ。だから、そんな輩のアドバイスをうのみにすると、初陣の最初のスイムで、危うく溺れそうになりライフセーバーの御世話になることになる(経験談)

もう一つのアスリートの特性は、極めて面倒見が良い人が多いということ。嘘つきだけれど(たぶんその自責の念からか・・・)彼らは、トライアスロンを諦めようとした初心者に、根気強く教えてくれたり・練習に誘ってくれたりもする。初心者のおやぢも、つい練習会の後の宴(4酒目め)の魅力に負けてトライアスロンを続けてしまうことになるのだ。

結果、健康も回復しドクターに脅されることもなくなるワケで、酒を含めて大量摂取したカロリーを無かったことに成功するのだ。

話はもとに戻るけど、多くの中高年から始めたアスリートのゲートウエイは、自転車ではないので、自転車の楽しみ方を知っている人が少ない。だから苦手な人も多い。自転車のるんだったら、楽しく乗ったほうがいいし、いろいろな景色見れるし、輪行ができたら自転車旅も満喫できる

≪一応宮古島TRのボトルでトラであることをさり気なくアピール≫

≪日光の英国大使館別荘跡公園≫

≪半月峠からの景色≫

体重70㎏の人が、山を含めて100㎞くらいはしると、じつは消費カロリーは一日で4000kcalを超える。フルマラソンを走っても3000kcalくらいなので、各地の食材を満喫しながら鱈腹食べても無かったことにできるのだ。輪行ができれば、嫌になったら電車に乗ればいい。電車に乗って自宅へもタクシーを使えば、思い切り地酒や地場の食材を堪能できるワケだ。

 とくに今のような酷暑には、日の出前の早朝に涼しい山に向かい、灼熱の平地は避けて帰りは輪行でかえるのが最高だ。

輪行できないと、サイクリングの楽しみの半分以上を知らないと思う

あ、輪行にはリムブレーキがいい、ディスクでもできるけど、持ち物増えるし面倒だからね

 

 

 

 

 

 

 

 


65歳を過ぎてからのトライアスロンー002

2024-06-27 16:08:58 | 泳ぐ・乗る・走る

、・・・・・つづき

那須塩原まで行った甲斐がありました!

65歳を過ぎると、生き方という意味では2種類に大別できると思う

*チャレンジを続けていこうというタイプ

*チャレンジなんぞせず穏やかに余生を過ごすタイプ

これはどっちが良い悪いという問題ではない。どう生きるかは、少なくともこの国では今のところ自由だ。たぶん私は前者だ。そして残された時間が見えるからこそ、よけいな遠回りはしたくないと思う。

しかし、この年齢になると、いろいろアチコチにガタがくる

運動機能が老化する原因は、形態学的変化と運動学的変化、循環器変化、神経感覚機能の変化に分類されるらしい >以下が自分の場合

◇形態学的変化:
身長の変化や、円背などに伴う姿勢の変化、骨や関節の変化 

>身長が低くなった。最近体重増加  ・腰椎ヘルニア・脊柱管狭窄症もある

◇運動学的変化:
筋力、柔軟性、俊敏性、平衡性、歩行動作、リズム運動(タッピング)の変化 

>駅の階段で1段飛ばして降りられなくなった。柔軟性が著しくなくなった。ランが遅くなった。バイクも遅くなった 

◇循環器変化:
血圧や脈拍数を含む循環機能、肺活量を含む呼吸機能の変化
神経感覚機能の変化:
知能や感覚の変化

>・高血圧 ・脂質異常症 ・アレルギー性喘息・鼻炎

と見事に全部当てはまるわけだが、少なくとも私の場合は、医師からの処方箋で薬を喰らい身体を維持して、スポーツを楽しんでいる。

幸い自分の付き合っているドクター達は、頼もしいことに

「日常生活に困らないくらいなんだから、ほどほどにして・・・年なんだから」等と言って決してチャレンジ精神に水を差すことはないし、もしそんなことを言うドクターいれば、そこに行かないというか、ヤブ医者だと思うだけだ(笑)

 でも、ドクターだけが悪いワケじゃない脊柱管狭窄症で悩んでいる時に10件以上の整形外科・スポーツドクター・ペインクリニックを訪問して気が付いたのは、多くの患者が自分の意志をキチンと伝えていないのではないのか?詳しい症状を伝えていないのではないか?ということだ。普通の医者は、まさか60歳過ぎて3.8km泳いで、180㎞自転車乗って、さらに42㎞ランニングする患者をふつうは診ていないと思う。想像するにそんな運動習慣を知らされなければ年齢相当の平均的な身体として判断するからだ・・・・

 が、それを伝えると、厄介な患者が来たと顔に出る医師、さらに「そんなバカなことはやめなさい」とありがたいアドバイスをくれる医師(笑) でも、中には真剣に向き合ってくれる本当にありがたい医師がいることがわかってきた。実際、こんな様子(写真)でフルマラソンに出たいと言ったら・・・・「そんなバカなことはやめなさい」という気持ちも理解できる(笑)

2015年の頃は100m歩くごとに、痺れがおさまる迄杖に頼り(間欠跛行症状)最悪だった・・・

これで、フルマラソンを走るといったら、普通の医者は止めるのは当たり前だとも思う(笑)

でも自分もあきらめず、真剣に向き合ってくれた主治医もいろいろな解決策を考えて紹介状を書き、結果としてサブ4を再びできるまでに復活した。

とはいえ、外科的な治療はしていないので、いまや背骨もS字状に曲がって(写真)、身長も2㎝くらい縮んでいるかも、そして時々股関節に痺れはあるもののとりあえず走れるようにはなっているが・・・・・

65歳を過ぎてまたパフォーマンスが急激に低下してきた・・・・

・息苦しい

・ランナーズハイにならない

・ランのスピードが極端に遅くなった

これが、加齢の影響なのか?トレーニング不足なのか?体重増加のせいかのか?解決の近道を探るうえで、医的な対処方法の同時進行でかつに、自分の身体能力にあったトレーニング方法を見つけることだった。

そのひとつの答えを

トライアスロンの大御所、宮塚英也師匠に呼気測定でいろいろなことがわかると教えてもらい、アドバイスをもらうことにした。(唯一日本人でIMコナ世界選手権でトップ10に入っているのだ!)

現役時代の師匠はあまりにも他を寄せ付けない圧倒的な記録の持ち主なので、近寄りがたい印象を持っていたのだけれど、5~6年前かな榛名湖TRに招待選手として選手の中に紛れ込んでいた時に初めて声を掛けました。想像とは違ってなかなかどうして、気さくでかつ素晴らしい分析力と知見をもったおぢさんでした(笑)

とにもかくにも、特に中高年は時間に限りがあるので、近道をするには科学的アプローチは必須。

その内容は、安静時と運動時の呼気分析をしてもらい、その心拍数時におけるエネルギー源が脂肪優位なのか糖質優位なのかを分析、さらに細かな指標に基づいて宮塚師匠にトレーニングのアドバイスをもらうというもの。

 盲目的なトレーニングや、必要以上に負荷の高いトレーニングは中高年にとって、良くないばかりか突然死のリスクがあるとかつてスポーツドクターの主治医に教えられたことがあるけれど、まさにそれをより具体的に掘り下げてアドバイスしてくれることがありがたい。特に苦しいこと頑張ることがトレーニングと勘違いしている中高年諸氏!!必須!です

運動時呼気検査↓

このような測定器があっても、的確なアドバイスをするためにはデータの解析力と宮塚師匠のような経験があればこそだ。

安静時と運動時の呼気測定をして、(これはほんの一部)

このような様々な指標がでて、さらにこれに基づいて的確なアドバイスをしてもらえる

 

安静時はリラックスできる椅子の上で呼気測定をするのだけれど、喘息気味の状態で正しく計測することはできなかった。運動時の呼気測定では、私の健康状態を考慮してか?時速8㎞迄(じゅうぶん心拍が上がっていた)たぶん10年くらい前はこのレベルが乳酸閾値だったはずと思いながら計測が終了。

さらに1時間ほど、内容の解析と今後のトレーニングのアドバイスを受ける。身体能力には個人差や年齢差があるので、詳細を書いても仕方がないのでアドバイスで気が付いたことを・・・

・乳酸耐性を上げるトレーニングは、あまりこの年齢だとあまり意味がない

・乳酸閾値を維持向上させるトレーニングが重要

信じられないことに現役時代の宮塚師匠は、乳酸閾値を向上させるトレーニング=高負荷ではない が主だったそうだ。他のライバルがそれに気が付いておらず高負荷のトレーニングを一生懸命やっていたので、あの結果が残せたと笑いながら語っていた。

呼気検査チェックを含めて2時間ほど、たっぷりデータに基づいた個人的なタップリアドバイスを頂いて、22000円は、老人おやぢアスリートにとっては大変有意義なものだった。

これからのトレーニングの方向性を大きくかえる可能性がある。参考までにこんなこともわかる、ふだんまったくしない時速6㎞の早歩きの運動が、なんと時速7㎞以上のジョグよりも、糖質燃焼が上回るという結果が目から鱗だった。たぶん肉体的な負荷は、ジョグの方が低いということだ。

もうひとつの解決方法、医的対処方法については現在検査待ちなので、いずれ

その前に、昨日の伊達トラ顛末記かな・・・・

 

 

 


65歳を過ぎてからのトライアスロンー001

2024-06-24 20:50:35 | アンチエンジング

 実は中高年のトライアスリートのほとんどは、40歳を過ぎてから始めた人が多い。だから、あの城本先輩や、宮塚先輩を知らない人も多いと思う。西内さんをロングの選手だと思い込んでいる人も少なくない(実は、のどくろ握りの好きな、ODの日本代表のオリンピアンなんだぞ!)

 仕事がらみで、素晴らしいトライアスリートの存在は知っていたものの、自分がトライアスロンをやるなんで夢にも思っていなかった・・・・

 自分自身45歳から、いざ、初めてみると、「この年齢からでもノビシロがあるんだ!!」と驚き!

この感覚は若い頃から鍛えてきたトップアスリートは経験できない喜びではないかと思う。でもね、それがある年齢あたりから(個人差あり)下降線がスタートするんだよね。

下降線といえば、 加齢ともに・・・いろいろなものが下がる

・やる気・モチベーション

・下瞼&上瞼

・歯茎

・顎肉

・乳房

・陰嚢

・臀部

そんなマイナス要素が、怒涛の如く押し寄せてくる中で、いかに楽しくトライアスロンを継続するのは、合理的なアプローチが必要だであるというのがトホホおやぢの結論なのだ!

個人的には、体重増加、血圧の上昇、息切れ、身体の節々の痛みなどが、年々悪化してきた。そこで、様々な知見を得て、それをもとに次なる進化を目指したいと思い始めたわけ(笑)

いろいろ仕事の都合でなかなか、いけなくて、ついにこの機会を本日得ることができた!

髪の毛は同等だけれど、かつてはトライアスロンの天才と言われてた・・・・がしかし、その強さは、あのデブフェルトルト・・・・いやもといっ! ブルメンフェルトの練習方法と同じことをした、この禿おやぢの、宮塚英也にあったのだ。現役時代の宮塚さんは、他を寄せ付けない強さがあり、いまだにコナのアイアンマン世界選手権での日本人最高位はキープしている(と思う)

宮塚さん自身の老化を客観視しているがゆえに、いろいろ中高年にアドバイスできる背景があるようだ。多くの、妙齢に達したアスリートは・・・「過去は、こんなはずじゃなかった・・・・」と現実を受け入れることを拒む、しかし選択すべき解決策は、その現実に対しての解決方法なのだ!それをレジェンドから理論的に指摘されると・・・・

オイラの特性までも事細かに分析してもらえました。

実は、いままで現役時代の宮塚さんのあまりの強さから、長嶋茂雄的な天才的な才能を感じていましたが、今日いろいろ分析いただいて、逆に野村克也的なデータに基づいた結果であることが判明しました!

私のデータはこうして集められました。

データをみると、いますべき練習方法が見えてきました

もちろん、ダイエットに関してもです

 

とりあえず、第一話はこれまで!

 

 

 

 


トホホおやぢ65歳 宮古島で何があったんだ!?

2024-04-16 13:39:12 | アンチエンジング

期せずして、年齢制限のある最後の宮古島トライアスロンの結果はDNFだった・・・・

≪マイマイから、喝!!≫

残念ながらもうリベンジは不可能だが、その原因はなんなのかを今後の為に検証する必要があると思い備忘録として記すことにする。またこれから宮古島定年を迎える人達への悪い見本になれば幸いだ

≪こんな結果を想像していなかったスタート前 そしてバイクのスタート直後の余裕(スイム終わった安堵感)≫

スイムは強烈な潮の流れを土曜日の試泳で経験して、「ヤバ」と感じていたが、当日は少しは弱まったようなかんじだったけれど、いやいや、“いきはよいよい、かえりは2倍” という感じで、かなりしんどかった。過去の宮古島のトライアスロンのスイムタイムよりも30分ちかくよけいに時間がかかった。なんとか無事にそれをこなしたものの、バイクに乗り始めて池間島近くになって異変を感じ始める。バイクの強い知人に抜かされたときに、少し追いかけてみようと思ったのに全く思うように足が回らないことに気が付く。

身体が反応せず、まもなくDHポジションをとると腰部に鈍痛を感るようになり、エルボーサポートをつかみ前屈を避けるような乗り方をしないと乗れない状態になる。池間島から戻ってくることには、向かい風もあって時速20㎞以下のスピードになり、そのまま残りの距離と関門時間を計算しながら走る。東平安名崎では、どう考えてもこの調子では関門の午後2時には間に合わないことを自覚する。そして90㎞地点で回収車に乗ることになった。そして最後の宮古島トライアストンはこうして終わった。昔のコースに戻ったランを走れなかったのは残念だけれど、バイクは、ほぼ1周できたし、まぁそれで良しとしようと気持ちを切り替える。

とは言え、今後参加するほかの大会の為に問題点を把握しておこう。思うに……

完走できなかった要因を列挙してみると・・・・

①すね毛を剃るのを忘れた

②前日の飲みが足らなかった

③体重増加+5kg

④練習不足

⑤加齢による能力・モチベーションの低下

⑥腰椎ヘルニア、脊柱管狭窄症

⑦これらの①~⑥複合的な原因

 

①空気抵抗が増加すると言われているが・・・残念ながらそれ以前の問題だ。すね毛の空気抵抗ではすまないほどの失速は、これでは説明できない。この理由を冗談と思われがちだが、すね毛を剃る儀式は、少なくとも自分の場合はある種のイメトレだと思っている。練習でしまった自分の足を見ながら、じっくり自分のライドのことを考えるのは重要な時間でもあるのだ。

対策→さっそく脱毛クリームを入手せねば・・・・伸びすぎて剃刀では、毛が詰まってダメだ・・・

 

②過去の宮古島トライアスロンでは、前日にしっかり飲酒をして、翌日の大会に臨んでいた。この大会の自己ベストを出した時もそんな感じだった。まじめなシリアスなアスリートから見れば眉を顰める行為と思われるかもしれないけれど(苦笑) 今回は、ビール360mlと泡盛少々で終わったので、酒の神バッカスの怒りにふれて、こんな結果になったかもしれない。これは半分冗談だけれど、過去はいつものルーチンだった。

対策→もっと飲むべきだったのか!?これについては、対策は見つからない・・・

 

③実は状態がよい67㎏→72㎏になっている!これがプラスに働いたのはスイムだけかも知れない。早い潮流に対してこの体重は効果があったようだ。一番影響の出るランまでたどり着けなかったことが悔やまれる

対策→いいかげん痩せろ!真剣にやれ!トホホおやぢのダイエット!!

 

④練習不足は、いつもの話だ。過去自分が納得できる状態でレースに臨んだことは残念ながらない・・・そんな状況の中でも、過去はなんとか完走できてしまっていたことが、今回の失敗の原因かもしれない。

特に加齢が進んだ場合、疲労回復にも時間がかかるので、従来通りのトレーニングではダメなような気がする。その点は、おやぢ向きのプログラムをつくらないといけない。宮塚さんに相談に行ってみよう!

対策→時間がないことを言い訳にするな! 晩酌時間にローラー台しろよっ!

≪これは酷い、宮古島をなめとる!↓≫

≪今年になって宮古島迄これぽっちの練習!≫

⑤老化=経年劣化・・・靴を履く、靴下を履くことだけで、たいそう息が切れる。以前のようにそこそこの心拍数で運動を継続することができなくなった。加齢の問題は、肉体的な問題だけではなく、記憶力等の問題もある。さらに精神的にはモチベーションの低下、強い意志の維持の難しさ、羞恥心の低下なんてのもあるそれらが、DNFという結果に少なからず関係していることは間違いない

対策→老化を言い訳にするな!

 

⑥実は、ダブルの問題を抱えている。腰椎ヘルニアは前屈が苦しく、背伸びは楽だ。逆に脊柱管狭窄では前屈は楽だが、背伸びは大腿部からつま先にかけて痺れが来る。だから、DHポジションがきつく感じ、長時間続けられない症状だったので腰椎ヘルニアが原因かもしれない。脊柱管狭窄の場合は、ゴルフのスイングをしたときに、フォロースルーでピリピリ来る。2014年に脊柱管狭窄症を発症してから、歩行困難になり.....それでもランは出来た(笑) その時からこれらの薬を常用している(セルコックス、ノイトロビン 注1参照)その効果か?痛みは通常ないものの、今回は、ライド開始してからしばらくして、DHポジションをとると、徐々に腰部に説明しがたい鈍痛を感じてスムーズなペダリングを阻害される症状だった。

対策→DHポジションを使わなくても早くライドできるようになればいいだけの話だ。

≪腰痛に悩ませながら乗っている図≫

Spesial Thanks Nobuyuki Shiraishi

⑦ なので、原因は一つだけじゃない。①~⑥の原因が複雑に絡み合って、今回の結果が発生したと予測される。

沢山の皆さんに「どうして!?なにがあった?ケガはないのか?あれ、自転車が一番得意じゃなかったけ?自転車でDNF!業界人の恥!」等々ご心配戴きましたが、このように複合的な原因が考えられ、簡単に説明できる話ではないので、即答は控えさせていただいておりました(苦笑)。この場を借りてお詫び申し上げます

注1)セレコックスー炎症部位のシクロオキシゲナーゼ-2を選択的に阻害しプロスタグランジンの合成を抑えることにより、消炎・鎮痛作用を示し、炎症や痛みを和らげます。 通常、関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎の治療とその症状の消炎・鎮痛や手術後、外傷後、抜歯後の消炎・鎮痛に用いられます。ノイロトロピンーワクシニアウイルスをウサギの皮膚に注射して抽出分離した非タンパク性の活性物質を含有する鎮痛薬です。痛みの神経の感受性を低下させることで鎮痛効果を発揮します。

*医者と薬剤師の話では、いわゆるロキソニンやボルタレンのように胃を痛めたりする副作用は少ないらしく常用が可能らしい。少なくとも日常生活上は多少違和感はあるものの、歩行できないとか運動できないような痛みは感じることがない。

 

その昔、先輩アスリートに連れられて来た宮古島トライアスロン、そして家族でも来て一緒にゴールしたこともあった。いわば、ここはいつも目標だった。当時の先輩も既に卒業して久しい。未だにトライアスロンなんて馬鹿げたことを続けられているのは、先輩達と一緒に宮古島トライアスロンを体験したおかげた

宮古島トライアスロン、さらば、そしてありがとう!

≪良寛さんの分迄走り切れんかった!≫ 残念!

≪慰めてくれた人達&完走おめでとうの皆さん・・・・&同じ穴(DNF)のムジナ・・・・(笑)

    

 

Special Thanks  Everybody!