日本は高齢化社会である。働き手にならない病気がちな老人ばかり増えて、若者の負担が増えれば国は崩壊してしまう
実際の話・・・
2022年10月1日現在の日本の総人口は1億2494万7000人
19歳以下に至っては、わずか16%で 一方、40歳以上は6割を超え、大きな割合を占める
いまや、中高年は、死ぬまで元気にたくさん稼いで消費することが日本国の存続には重要なのだ!
結果として、次世代への負担の軽減に繋がる。
健康長寿を目指す 大きな世の中の流れの中で、スポーツバイクは 最高のツールだ。
「トラック一杯の薬よりも、一台の自転車」というドイツの諺は、業界内?ではよく知られているが・・・・
実際40歳以上になると、加齢に比例して運動の必要性は高まる。
2017年度 労働衛生協会事業年報を検証してみた。データは少し古いが 状況は、大きな変化があるとは想定しにくい。
このデータは 簡単に言えば、健康診断したら 何らかの問題があった検診者の割合を表している。
これは 一般的に当てはまる割合と考えて差し支えないと思う。有所見が 40歳を超えると71.7%を超えている。
その多くは、運動をすることで改善されるような案件が多い。
いちばん馴染みのある脂質代謝、いわゆるコレステロールや中性脂肪の類の有所見は 55歳を超えると 半分以上、二人に一人の割合!!!!
この脂質代謝の改善は、運動で改善されることが広く知られているが、自転車が有効なのは 意外と知られていない。
(脂質代謝異常なのに運動しない理由)
・自覚症状が無い。(参考までに血糖値が高い=初期の糖尿病も自覚症状がないんだよね)
自覚症状あった時には 相当ヤバい。高血圧、動脈硬化を経て心疾患(心筋梗塞、動脈乖離等)、脳疾患(脳梗塞、くも膜下出血等))
←放置したらどうなるか?ということが解っていない場合が多い。
・運動がかったるい。いまさら・・・の気持ち
(精神的な更年期症状←このネガティブな感情は脂質異常と関連しているといわれています)
(スポーツバイク=サイクリングを選択しない理由)
・初期投資が大きい
・効果がわからない
・楽しさが解らない
・ジムやハイキング(登山)の方が簡単に仲間ができる
健康長寿が目的で運動を始めようとするこの年代の多くは、別に自転車じゃ無くてもよいと考え、ジムやハイキング等で仲間と一緒に ”楽しく脂質代謝改善”ができればいいのだと思っている。
その ”楽しく” とは苦痛を伴わず、美味しく、らくちんに でも 確実に効果がでることだろう。
実はサイクリングがその目的に合致するスポーツだという事が、残念ながら知られていない。
順天堂大学の形本教授の論文では、30kmのサイクリングの運動代謝は、10kmのジョギング(ランニング)に相当すると発表されている。
自転車に乗っている人は、30kmはすぐだ と感じるが 多くの人にとってそれは常識ではないのが、チョット啓蒙しなくちゃいけないのだけれど・・・
試乗会等で「今日はすでに10kmは乗ってますね。ランで運動代謝を計算すると3km以上のランニング距離ですよ」と説明すると、ほとんどの人が驚き、さらに「3kmはランニングできないけれど、
自転車ならば まだまだ もっと走れる!!」と感じる人がほとんどだ。
毎月 脂質改善サプリに 約5000円支出している人は少なくない。年間6万円の支出だ。さらに ジムに毎月1万円くらい。
少なく見積もっても サプリとジムで年間15万円くらいは支出する。
ちなみにこの自転車だったら、22万円ほどだ・・・・サプリとジムは毎年費用が掛かるが、自転車は2台目が欲しくならない限り、1台だけで済む
サイクリングの健康効果
◆脂肪燃焼・ダイエット効果
◆下半身の筋力アップ
◆心肺機能の向上
◆脳の活性化
◆ストレス解消
◆免疫機能の向上
◆睡眠の質の向上
その他*内臓強化(腸の働き)・皮膚劣化抑制・性生活の向上・・多数
(出典:日本自転車普及協会・順天堂大学・欧米の大学等々)
それと、マジメな中高年は苦しくないと運動じゃないと勘違いしている人が少なからずいるが、苦しいレベルの運動強度は、それは突然死にもつながるリスクも増大する。それにお喋りできる程度の負荷が一番脂肪燃焼には効果的なのだ。
一応、サイクリングを始めるにあたって・・・・
サイクリングをして、OK or NO?
OK サイクリングを薦められる既往症
○軽症~中等症の高血圧(薬まだ不要・薬でコントロール)
○糖尿病(運動療法を医師にすすめられている)
○脂質異常症(運動療法を医師にすすめられている)
○肥満(生活習慣病と密接な関係あり)
○ストレス(メディカルチェックでは判定不能)
NO 始める前にドクターにまず相談
×重症高血圧!(直接ダメージ:脳出血・大動脈破裂)
×不整脈(致死性:その頻度は少ないが・・)
×重度の貧血 ×重度の肝・腎機能障害(安静が第一!)
×自覚症状(胸痛・動悸・息切れ・めまい等) *直前のセルフチェックも忘れずに(発熱・寝不足・だるい・ 二日酔い→集中力↓・思わぬケガ・事故の原因)
(出典 星内科クリニック スポーツドクター 星和宏先生)
次回はなんで、サイクリングがそんなに楽しいのか?触れてみたい!