






昨日の『業平忌』を読んで下さったブロ友から、業平の辞世の句を教えて頂いた。
《ついに行く 道とはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思はざりしを》
業平がモデル?と思われる『伊勢物語』最終段に、業平辞世と載っていた。
平安初期の美男代表として名を馳せた業平、数々の華やかなエピソードで知られるが、
老いて虚しく過ごした晩年は伝承されていない。 《老残の こと伝わらず 業平忌》

















有名人の辞世の句に興味を覚え、少し調べてみた。あるある…私好みは次の五首。
《散りぬべき とき知りてこそ 世の中の 花は花なれ 人も人なれ》細川ガラシャ
《願はくば 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ》西行
《生まれては ついに死すてふ ことのみぞ 定めなき世に 定めありけり》平維盛
《身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 止め置かまし 大和魂》吉田松陰
《おもしろき こともなき世に おもしろく すみなすものは 心なりけり》高杉晋作
良寛さんの辞世も、しみじみ心に残る一句。
《散る桜 残る桜も 散る桜》
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