映画『男と女』(1966)で知られるフランスの女優、アヌーク・エーメが6月18日パリで死去したとのこと。
享年92歳、如何にもフランス女性の雰囲気が漂う大好きな俳優でした。
そう多くの映画は観ていないけれど『モンパルナスの灯』(1958)や
『甘い生活』(1960)が印象に残っています。
フランス映画界の先輩、ミシェル・モルガンやジャンヌ・モローに共通する
妖艶な美貌と退廃、ある種の危うさ‥魔訶不思議な魅力がありましたね。
遺作となった『男と女Ⅱ 人生最良の日々』を
もう一度 観たいものです。BSで放送してくれないかしらねぇ。
アヌーク・エーメの訃報を聞いて蘇ったのは、日本の女優・久我美子の死去ニュース
(1931年1月21日 - 2024年6月9日)享年93歳でした。
1957年ベストセラーになった原田康子の小説『晩歌』を映画化した作品は
当時かなりの話題になったと記憶しています。
北海道を舞台にした若い娘と中年男性のロマン小説でしたが
まるでフランソワーズ・サガンの小説を思わせるストーリー展開に
新鮮なショックを受けたものです。
ヒロインを演じたのが久我美子で
繊細でエキセントリックな若い女性を好演していました。
後年 Kimitsukuがフランス映画に興味を持つようになったのは
もしかしたら此の映画の影響だったかも‥です。
相次いで亡くなった日仏ふたりの女優に
哀悼の意を捧げて合掌‥素敵な映画を有難うございました。
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