認知症の治療に有効とされる『回想療法』は、「自分の過去のことを話すことで精神を安定させ
認知機能の改善も期待できる心理療法のひとつ」と定義されています。
かなり以前の話になりますが、かつて道内の幾つかの高齢者施設で認知症の方々を対象に
回想療法の効用を検証する機会がありました。
思い出の写真を見て話し合うとか、入所前に住んでいた場所を訪れるとか、親しかった人たちに逢うとか‥
総じて皆さん良い反応を見せ、何十年も昔の元気な頃を思い出して職員を驚かせました。
「最近のことは覚えていないのに、昔のことはよく記憶している」のは
認知症の方の特徴ですが‥‥。
長引くSTAY HOMEのコロナ禍にあって、我が知能の低下傾向が案じられるKimitsuku
ひとり脳トレの一環として、此の回想療法を実体験しています。
10数年も書き続けているパソコン日記や、旅行記、ブログを読み返してみたり
かつての同僚と📞でアレコレ昔話に興じたり、思い出アルバムを懐かしく眺めたり
時に回想が妄想に変じることもあったりして‥ひとり愉しんでいます。
もしあの時‥、もし時間に遅れなかったら‥、もしこんなふうに答えていたら‥、もし‥etc.
ー小人閑居して妄想に耽るー