今夜のNHK-BS 『地球タクシー』は、ロシアの古都サンクトペテルブルクでした。古くはレニングラードと呼ばれ
ロシア帝国→ソ連邦の歴史を彩ってきた街です。「北のヴェネツィア」と称される、運河と壮麗な建造物が美しい
サンクトペテルブルクを旅したのは2015年7月のこと。見覚えある光景に懐かしさ一杯で画面を見つめました。
訪れた街のタクシーを乗り継いて、ドライバーとの会話&車窓から見た風景から、その街を感じる番組です。
空港で日本のTV取材と知り乗車拒否されたり 数倍の料金を吹っ掛けられたり トラブルがありつつも
何とか走り出したタクシー。2年前に通った空港への道、煌びやかなサンクトペテルブルク・ネフスキー通りに
楽しかった思い出が甦ります。2本のロストラ灯台柱には赤い灯が灯っていました。年に何度か記念日などに
点灯すると聴きました。取材時は海軍記念日だったようですね。6人のタクシードライバーは26歳の青年から
初老の65歳まで各々の人生を滲ませた話を聴かせてくれました。ソ連時代を懐かしむ人、社会格差を詰る人、
旧ソ連邦の国から出稼ぎに来た人、明るく振る舞う女性ドライバーetc. いつの時代でも何処の国でも、生きて
いくのは簡単では無いってことでしょう。街を歩く人々の表情が暗く険しいのが気になりました。
それでもサンクトペテルブルク限定で、もう一度ロシアを訪ねたい…のが目下のところKimitsukuの夢です。
なお次回の『地球タクシー』は、11月23日(木)22:00~ローマを走ります。お楽しみに~