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kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
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樅の木は残った

2016年10月24日 | 日記
                  
 「ミスター・ラグビー」平尾誠二さん、登山家の田部井淳子さんに続き、今日は平 幹二朗さんが逝った。
生者必滅と知ってはいても誠に世の無常を嘆かずにはいられない。平 幹二朗さん、82年の生涯でした。
 NHK大河ドラマ 『樅の木は残った』や『国盗り物語』、『武田信玄』などの重厚な歴史ドラマに欠かせない
存在感ある俳優でした。特に山本周五郎の歴史小説をドラマ化した1970年の大河 『樅の木は残った』 は
周五郎ファンだったKimitsukuの期待を裏切らぬ、見応えある作品になっていました。
 改めて本棚から原作を引っ張り出して読み返しています。『伽蘿先代萩』に代表される伊達騒動の逆臣
大悪人として家族もろとも処罰された伊達藩家老・原田甲斐を、周五郎は全く別の角度から描きました。
若かった頃に読んだ此の小説から、歴史の裏側、ものの見方、人間観察の奥深さを教わった気がします。
 もしかしたら現在のKimitsuku形成に大きく関わっている一冊かも~
                     
 NHK大河ドラマが好きでずっと観てきましたが最近は些か食傷気味… 『樅の木は残った』は第8作として
製作されており、それまでの赤穂浪士や秀吉、義経などお馴染みのヒーローたちとは違う人物を取り上げて
話題になったと記憶しています。原作にオリジナル部分を加えていたのが少しでしたが、甲斐の人間性を
深めるには効果的だったと思います。江戸時代初期に起きた伊達騒動を題材にした此の作品は、歌舞伎を
初めTVでも何度か映像化されて、仲代達矢や田村正和も演じていましたが…やっぱり平さんがベスト
 46年前の若かりし平 幹二朗さんを偲び、同じく若かった自分自身を振り返り、万感胸に迫るKimitsukuでした。
コメント
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