

秋の夜長、今夜はアルゼンチンタンゴ鑑賞を楽しんだ。
カンバタンゴ楽団の演奏と女性ヴォーカル、ダンスは「ちづこ&ウーゴ」。
従来のアルゼンチンタンゴとは少し違う、モダンな演奏とタンゴダンスに
タンゴの奥深さを再認識。
曲目は、お馴染みの『ラ・クンパルシータ』から始まり、『エル・チョクロ』
『ジーラ・ジーラ』、『カミニート』、『リベルタンゴ』、『吟遊詩人』など24曲。
特に感激したのは、カッチーニの『アヴェ・マリア』と、『忘却』という曲。
いつもSlavaで聴いている『アヴェ・マリア』が、バンドネオンとギター2本、
コントラバスの編成で奏でられ、ホールは荘厳な雰囲気に包まれた。
終了後は大きな「ブラボー

思い掛けない嬉しいハプニングと言いましょうか、まさかタンゴ楽団を
観に行ってカッチーニが聴けるとは…。
もうひとつの『忘却 オブリビオン』は、『リベルタンゴ』と同じピアソラが
作った曲で初めて聴いたが、なかなか良かったわぁ。
昨年のタンゴダンス世界選手権で優勝した、「ちづこ」映像はTVで観て
いたが、その華麗でしなやかなダンスステップは、まさに芸術的。
アルゼンチンタンゴダンスの退廃的なイメージ…

若々しく優雅で情感豊か、スポーティでさえある。
今回は若いトップダンサー「ウーゴ」をパートナーに、激しく妖しく踊って
魅せた。矢張りナマの舞台は、宜しいわねぇ…。
暫く振りのアルゼンチンタンゴの世界に、快く酔いしれた夜でした
