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お早うございます。
前回の続きです。(日経新聞10月11日記事より)
円形脱毛症の原因解明が進んでいる事を受け、日本皮膚科学会では2010年に 「円形脱毛症診療ガイドライン」 を発表しました。これは今まで石の経験に基づいて行われてきた治療法の一つ一つを検証し、科学的根拠に基づいてランク付けしたのが特長です。
それによると、推奨度A (強く推奨される) にランクされる治療法は無かったものの、推奨度B (行うことが勧められる) ランクの治療法が確立しています。
例えば、初期ではステロイド軟膏を塗ることで多くの患者さんが治癒するとの事で、進行がなかなか止まらない場合は局所ステロイド注射や抗アレルギー薬、ステロイド内服薬、局所免疫療法、紫外線療法などを組み合わせる事により効果が挙がる様です。
また、治癒にはどうしても時間がかかりますのでストレスの解消が大切です。ストレスは自己免疫反応を亢進させる可能性が有る為です。このほか局所の血流改善も大切ですので、正しいシャンプーの方法などの実践も効果的です。
円形脱毛症は現在では、多発型、全頭型など症状が進行した場合でも60~70%で症状の改善が見られる様になりました。専門家は新たな治療法の成果を検証し、5年こどにガイドラインの改訂を目指していますので、将来的には治療成績も高まって行きそうです。
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