漢方 相談 健康相談は 福島県郡山市 きく薬局へ
お早うございます。昨日は 風邪 原因不明の腹痛 の漢方相談が有りました。
忘年会などアルコールを飲む機会の多い時期ですが、さて飲酒した後何時間くらいすればアルコールが抜けて車の運転に支障がなくなるのでしょうか?
警察による飲酒運転の取り締まりでも、最近では宴会後に検問で引っ掛かる人は減った様ですが、翌日の朝に出勤する途中の検問でアウトになる人が増加しているとの事です。
これについて興味深い実験をTV番組で行っていました。健康な男子学生に点滴でアルコールを入れて酔っぱらった状態を作り出し、時間が経過した後の自覚症状と反射神経などのテストの関連性を調べたのですが、興味深いのは数時間が経過して、自覚的には平常時と変わりないと思っていても、反射神経等のテストでは明らかに成績が下がっていたり、また血中のアルコール濃度もけっこう高い状態でした。
これを飲酒によるアルコールの 「急性耐性」 と云うのですが、依然として血中のアルコール濃度が高いにも関わらず、自覚的には異変が感じられない状態になる事を指します。
次回に続きます。
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お早うございます。昨日は うつ病 高齢者の風邪 の漢方相談が有りました。
昨日の続きです。(福島民友10月24日記事より)
味を感じる器官である味蕾はミネラル分の亜鉛と深い関わりがあります。体内で亜鉛が不足すると味細胞のターンオーバー(生まれ変わり) が遅くなり、強いダメージを受ける事が動物実験などで判明しています。
薬には、亜鉛と結合して体外に排出する作用を持つものがあり、味覚障害を引き起こすと考えられています。但し薬剤性味覚障害の全てが亜鉛との関連で説明出来る訳ではなく、薬剤による味細胞の直接的破壊や神経伝達の阻害、特定遺伝子の働きの抑制などが原因となっているケースも有る様です。
味覚障害は食欲不振を招き、栄養状態を悪化させるので注意が必要です。
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お早うございます。昨日は 肺ガン 眼の黄斑浮腫 慢性関節リウマチ 糖尿病 の漢方相談が有りました。
昨日の続きです。(福島民友10月24日記事より)
味覚障害を引き起こす薬剤の種類が実に多い事を前回で御説明いたしましたが、では味覚障害とはどのようなものでしょうか?
日大医学部の池田教授によると、症状で最も多いのが、味が判らなくなるのが味覚低下、次いで何も食べていないのに口の中が苦くなる自発性異常味覚、また頻度は低いものでは本来の味と違う感じ方をする錯味症や、何を食べてもまずく感じる悪味症というのも有るそうです。
舌の表面や、軟口蓋と呼ばれる口の奥の部分には味細胞が集まって出来た味蕾(みらい) という組織が有ります。この味蕾が味を受け止め、味覚神経を通じて情報を脳へ伝えるのですが、こうした一連の経路のどこかに異常が生じると味覚がおかしくなるのです。
原因はいろいろですが、日大医学部で以前、味覚外来の受診者2278人を調べた結果によると、最も多かったのが薬剤性で全体の約22%を占めたとの事です。
次回に続きます。
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お早うございます。昨日は 脂漏性湿疹 脊柱管狭窄症 の漢方相談が有りました。
(福島民友10月24日記事より引用) 味覚障害の原因には薬剤が原因のものがあります。日本大学医学部のデータによると、味覚障害の原因の中では薬剤性のものが21.7%と最も多く、次いで突発性の15.0%、亜鉛欠乏性の14.5%の順になっています。
中でも抗ガン剤は味覚障害を引き起こす確率が高く、服用により味覚障害が発現する確率はエピルビシンが78.9%、シクロホスファミドが75%、ドセタキセルが73.2%と高くなっています。
抗ガン剤だけではなく、味覚障害を引き起こす可能性のある薬剤は実に多く、判っているだけで約240種類に達するとの事です。降圧剤や利尿剤、抗生物質や高脂血症薬など薬効もさまざまです。
明日に続きます。
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お早うございます。昨日は 風邪 ガン再発予防 の漢方相談が有りました。
昨日の続きです。(日経新聞10月9日記事より)
九州大農学部で開発された 「アミロモチ」 という新品種の米が血糖値の上昇をゆるやかにするというニュースを前回で御紹介しました。
同大学と共同研究をする大阪府立大学の北村教授らは、動脈硬化のマウスに血糖値を上げやすい高濃度のショ糖を含む餌を4週間与える実験を試み、餌にアミロモチの米粉と普通の米粉を混ぜ、血糖値の上がり具合を調べました。
その結果、アミロモチの米粉を含む餌を食べたマウスは普通の米粉を含む餌を食べたマウスに比べて、4週間後の空腹時血糖値が1割程度低くなる事が判明しました。
また健康な人にアミロモチを膨らませたものを水と一緒に20グラム食べてもらうと、約30分後に現れる血糖値のピークが普通の米の場合より4割程度低くなりました。
来週に続きます。
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お早うございます。昨日は 声帯ポリーブ 翼状片 の漢方相談が有りました。
(日経新聞10月9日記事より引用) 日本人の主食である米を食べて生活習慣病を予防する時代が来るかもしれません。
九州大学が世界で初めて開発した新品種の米に血糖値の上昇を抑える働きがある事が判明しました。消化されにくいデンプン質を含んでいるのが特徴で、「難消化米」 や 「超硬質米」 と呼ばれます。
これは九州大農学部の佐藤教授が開発した「アミロモチ」という品種(品種登録出願中)です。普通の米に含まれるデンプン質はブドウ糖が直線状につながったアミロースが約20%と、枝分かれが多いアミロペクチンが約80%から成ります。
例えばコシヒカリの様に粘り気のある米はアミロースの量が少なくなり、もち米になるとアミロースを全く含まずアミロペクチンだけとなります。
「アミロモチ」 はアミロペクチンだけから成りますが、枝分かれ構造を持つアミロペクチンの1本1本の長さがもち米に比べて長いために、炊いてもモチモチ感はなくぱさついています。炊飯米としては日本人の口に合わないので、主に米粉として使う事になりそうですが、ピラフには向いているとの事です。
次回に続きます。
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お早うございます。昨日は 中途覚醒 成人のアトピー性皮膚炎 脂漏性湿疹 ステロイド離脱皮膚炎 の漢方相談が有りました。
先週の続きです。(日経新聞11月22日記事より)
スウェーデンでの調査で、コーヒーの摂取と脳卒中発症のリスクとの間に相関関係が有ると思われる結果が出たと前回に御紹介しましたが、では日本茶の場合はどうでしょうか?
2008年に新潟大学の研究グループが、新潟県の十日町周辺の40歳代以上の住民約6300人を対象にした疫学調査を行いました。
それによると、1日2~3杯の日本茶を飲む男性は、飲まない男性に比べて脳卒中のリスクが35%にまで下がり、5杯以上飲む人は27%にまで下がっていたそうです。女性の場合はそれぞれ58%、67%と男性に比べて効き目(?)が少なかった様です。
さて、スウェーデンの調査でも日本での調査でも、いずれも効果が有るらしいという事は判明しましたが、男女差がかなり大きかったり、多く飲む場合の効果が男女で逆転していたりと、更に詳細な調査の結果が待たれるところです。
いずれにせよ、「過ぎたるはおよばざるがごとし」 ですので、コーヒーにしても日本茶にしても多く飲み過ぎるとカフェインの摂り過ぎによる別の弊害も考えられますのでほどほどが良さそうです。
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お早うございます。昨日は 静脈瘤 小児の中耳炎 の漢方相談が有りました。
(日経新聞11月27日記事より引用) コーヒーを飲む習慣のある人は脳卒中のリスクが下がるという報告が有ります。スウェーデンでの調査では、コーヒーを毎日1杯飲んでいる女性は飲まない人よりも脳卒中になるリスクが約25%低いという結果になったそうです。
またスウエーデンの別の調査では、コーヒーと脳梗塞のリスクの関係を調べました。カロリンスカ研究所が2008年に50~60歳代の男性の喫煙者3万人を対象にしたもので、コーヒーを1日2杯以下しか飲まない人のリスクを1とすると、6~7杯以上飲む人のリスクは0.77でした。
しかしこの数字を高いと見るか低いとするかは議論が分かれそうで、またコーヒーを1日に6、7杯も飲む事による別の健康リスクの発生も問題になりそうです。
ではわれわれ日本人になじみの深い日本茶ではどうでしょうか?...来週に続きます。
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お早うございます。昨日は 静脈瘤 高齢者の風邪 の漢方相談が有りました。
昨日の続きです。(福島民友11月18日記事より)
腸が 「第2の脳」 と云われる理由を前回に御説明いたしましたが、具体的にはどのような事でしょうか?
腸には脳と同様に神経系、内分泌系などの働きが有ります。約1億個という神経細胞の数は、脳の神経細胞に比べると少ないものの、他のどの臓器の神経細胞よりも多く、脳に次いで2番目に多くなっています。
これによって腸は、脳や脊髄から指令を受けずに自律的に臓器を動かしています。腸管を内容物が通過すると臓器が感知し、セロトニンという神経伝達物質が放出されます。
これが腸を動かせという命令を出すきっかけとなり、腸のゼン動運動を起こして老廃物(便のもと)を直腸に向かって移動させます。この腸のゼン動運動に大きく関与しているのが「第2の脳」 なのです。
腸は非常に敏感で精巧なセンサーと云えそうです。
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お早うございます。昨日は 咳 高齢者の風邪 の漢方相談が有りました。
(福島民友11月18日記事より) 腸は単に食べたものを消化・吸収したり、排便を行うだけではありません。最近の研究では、腸が独自のコントロール機能を持ち、脳にも指令を送っている事が明らかになりました。
腸のリズムの中で最も大切な働きの一つが大腸の蠕動運動ですが、これには大腸と小腸を合せて約1億個も有ると云われる神経細胞が深く関与しています。
アメリカの神経生理学者のマイケル・ガーション教授は、腸には自分勝手に機能出来る神経細胞、つまり脳や脊髄の指令を受けずに臓器を動かす事が出来る神経細胞が存在する事を証明し、セカンドブレーン(第2の脳)と命名したのです。
次回に続きます。