Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

耳すまファンよ、

2011-01-25 17:44:02 | アニメーション
このような計画が密かに進行していたとは、寡聞にして知りませんでした。最近は聖蹟桜ヶ丘に行ってないからなあ。よってノア洋菓子店にも、ハートフルコンサートにも。この日は学会当日で、どうしようもなかったのです。残念。

で、何が進行しているかというと、これです。
http://www.asahi-net.or.jp/~hn7y-mur/mimisuma/monument.htm
聖蹟桜ヶ丘に耳をすませばのモニュメントを建造しよう、という企画なのです。
皆で色紙に耳すまへのメッセージを書いて、それを呼びかけ人のもーりさんに送付、更にそれをスタジオジブリに提出する、とのことです(詳細は上のリンク先に飛んでください)。

いよいよ動き出しましたね。企画もそうですが、もーりさんがね。うれしいです。

モニュメントの企画自体は前からあったと記憶していますが、なかなか実現への道のりは具体的に示されてきませんでした。それがここへきて、急に形になったような気がします。確かに、まだスタジオジブリが承認するか決まっていないですし(というか提出すらまだですが)、色々と「大人の事情」があるのでしょうけれども、実現したら一ファンとしては喜ばしいことですね。昔はファンと住民間との不和が囁かれたこともありましたが、今は双方が協力して町おこしを行うべきときですし、その友好の象徴としてもモニュメントは機能するように思います。でも何よりも、そこにあるのだ、という安心感と希望をモニュメントは与えてくれますよね。

――最近どうも何をやってもおもしろくないんだ。本にも映画にも集中できない。昔はこんなんじゃなかったはずなのに。どうしてだろう。どうしちゃったんだろう。あの頃のように、一生懸命がんばって、一生懸命笑って、一生懸命泣いて、輝きたいんだ。ぼくはどうすればいい?
――聖蹟に行ってきなよ。そこに、あるから。

あるから。何が?君の望んだものが。君のかつて望んだものが。君がこれから望むだろうものが。すなわち、君自身と等価のものが。

もう一度、青春の思い出に賭けてみないか。ダメでもいい。自分のためでもあるんだから。
耳すまファンよ、思い出そう。この映画に熱中した日々を。自分の感情を吐露した日々を。吐露した相手を。吐露した場所を。素直に、考えよう。この映画がなかったら、今の自分はこのような自分でありえたか、どうか。一人で観て泣いた人も、共に観て泣いた人も、笑った人も、感動した人も、そして失神した人も、どうか、どうか、この映画への気持ちを、あの頃に感じた気持ちをもう一度、蘇らせてみないか。