ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

小さなライブハウスでのコンサート

2015-08-16 12:46:00 | 音楽
2週間前暑い中でのコンサートとして書いた、サトちゃんのコンサートに行ってきました。

今まで月に2回も行ったりしなかったのですが、ボーカルのサトちゃんがギターとパーカッションでトリオを結成し、都内を中心に活動しており昨日が当面の最後ということでした。特にこのギターがアコースティックで、素晴らしい演奏をするというというので行ってみようかということになりました。会場も家から電車で1本で、1時間ぐらいで行けるというのも魅力でした。普通は友人夫妻と会場の最寄り駅で落ちあい、飲みながら夕食を摂ってから会場に行くのですが、昨日は都合が合わずかみさんと最寄り駅でそばを食べていきました。

会場は駅から5分ほどのところの地下にある、本当に小さなライブハウスでした。それほど客も多くないようで、割とゆったりとビーを飲みながら開演を待っていました。すると隣の席に、先日の暑いコンサート会場となったお寺の住職が来ました。いろいろ話を聞きましたが、先日のお寺は檀家のない山伏のためのお寺となかなか面白いところでした。この住職もなかなかユニークで、僧侶としての資格と山伏の称号さらに神主の資格も持っていました。こういったコンサートにはいろいろ面白い人たちが集まっているようですが、ほぼ全員が我々と似たような世代というのは問題かもしれません。

始まる前のあいさつで、残念だったのは目的の一人であるギターがケガのため出場できず、代わりにピアノが入りました。それでも歌のバックとしては、音の厚みが出てそれなりに良かったようです。演奏は7時過ぎに始まりましたが、結局客は30人弱しかいませんでした。この程度の人数では公演として成り立たないような気もしますが、アットホームな雰囲気も出てそれなりに良いのかもしれません。曲目はサトちゃんのオリジナルが中心ですので、あまりなじみのない曲でしたが、サトちゃんらしさは出ていたようです。彼女の歌声は高音の伸びが素晴らしいのですが、その部分があまり出ておらず、やや物足りない気もしました。

途中長めの休憩もありましたが、サトちゃんの歌をじっくり聞くという点では、まあ良いコンサートといえるのかもしれません。終わってから、今日は友人夫妻の下の娘さんも一緒でしたが、駅の近くの居酒屋で飲みなおしました。やや遅くなったので、あまりゆっくりはできませんでしたが、音楽を聴いた後こういった仲間と飲むのが目的の一つになっています。音楽としてはやや物足りないところがありましたが、飲み会も含めて楽しい一日でした。

ロジャーズカップ 錦織戦

2015-08-15 10:36:52 | テニス
今週からカナダのモントリオールで、ロジャーズカップ(マスターズ、ATP-1000)が開催されています。これに錦織も参戦していますが、日曜日までワシントンの決勝戦を戦い、次の日から次の大会と本当に厳しいスケジュールです。

錦織は第4シードですので1回戦が免除されているとはいえ、少しは休んでほしいものです。錦織はまだマスターズのATP-1000には優勝していませんので、やはり狙っているのかもしれません。この大会はジョコビッチをはじめ、フェデラー以外のビッグフォーは参戦していますので、グランドスラム優勝への試金石となっているようです。しかしドローは非常に厳しく、順当に勝つと準々決勝でナダル、準決勝でマレー、決勝でジョコビッチと3人に当たるという組み合わせになっています。

2回戦ではスペインの選手で、ランキング48位でありそれほどビッグサーバーというわけではないようですので、錦織にとってはやりやすい相手といえます。前のワシントンの大会では、次々と長身のビッグサーバーに勝ってきましたので、ストレートで勝って体力温存してほしいと思って見ていました。それにしてもこの大会はNHK-BSで生中継してくれますので、夜中の試合でも録画してゆっくり見られます。この試合は、開始早々に錦織がブレークし、終始リードした展開になりました。これだと安心して観戦できますが、若干もたついたものの6-3で1セットを取りました。2セット目も同じような展開となり、早めにリードして後は自分のサービスゲームをしっかりキープするという、理想的な進め方で6-3で勝ちました。この試合は明らかに格の違いを見せつけた展開でした。

3回戦はベルギーの若手で、ランキングも14位まで上がってきたところという、やや不安のある相手でしたが、錦織得意のストローク戦になると、やはり錦織が上回っており、リードした展開になりました。1回のブレークを守って6-4で1セット、2セット目も同じような展開となりやはり6-4とストレートで勝を治めました。この2試合を見ると錦織も単に攻めるだけではなく、ボールをつないでチャンスや相手のミスを待つという、ジョコビッチ、マレーに近づいてきたような気がします。

これでいよいよ準決勝はナダル戦となります。不調だったナダルがどこまで復調しているのか分かりませんが、錦織は7戦全敗と一度も勝ったことがありません。これまでは強すぎるナダルに当たっていましたし、錦織もランキング4位らしい戦いをしていますので、どんなゲームになるか楽しみにしています。

モグラとセミの羽化

2015-08-14 10:34:29 | 自然
写真はアブラゼミの羽化が終わって、蛹の上にとまっているところです。まだ完全ではないので非常にきれいな白みがかった色をしています。たぶんこの後2,3時間で乾燥し大人のセミとなって飛んでいくのでしょう。

実はこの写真は去年の夏取ったものですが、毎年夏の初めにセミの羽化を観察するのが恒例行事となっていました。大体夕暮れ時ですが、この羽化の時期になると庭のいろいろなところから蛹が出てきていました。何年か前には、この蛹を見やすいところにとまらせ、酒の準備をして飲みながら羽化の一部始終を見たこともあります。昆虫の変態というのは、どんなものでも自然の不思議の最たるものですが、セミの羽化も本当に素晴らしいものです。背中が割れてから、少しずつ成虫が出てくるわけですが、出てきたものを見ると、よくこんなものが中に入っていたと感心するばかりです。写真を見てもこんなに大きなものが、よく入っていたと驚くほどです。

どうも家の狭い庭にはかなり多くのセミの卵があるようで、この羽化の時期が過ぎると、植木の葉の裏や外壁などいたるところにセミの抜け殻がくっついていました。ところが今年は、この時期になっても抜け殻が1つしか見つかりませんでした。実はこれは予想しており、かみさんと今年はセミの羽化は見られないだろうと話していました。

その原因は2月か3月ぐらいに、庭の全体がモグラ塚でぼこぼこになってしまったのです。このモグラ塚は初めての経験で、最初に南側がぼこぼこになり、どうもモグラが入り込んだようだと言っていました。それがしばらくたつと東側もモグラ塚だらけになり、雨など降ると靴が汚れて歩きにくくなってしまいました。昔よくネズミを捕る猫がいて、捕まえたネズミを持ってくるのですが、その時おかしなネズミと思ったのがモグラだったようです。まあモグラが出ても餌のミミズがいなくなって、庭の土質が悪くなるくらいだろうと、あきらめていました。

モグラは土中を掘って進むことはあまりなく、すでにあるトンネルを維持して、その中で暮らしていると言われていますが、どうも家の庭に入ったモグラは非常に活発で、新たなモグラ塚の山が毎日のように増えていました。直接の被害は、水道のメーターや元栓の入っているふたの中が完全に土で埋まってしまったぐらいでした。1か月ほどでこのモグラ塚も自然に収まり、庭のえさを食べつくしたようでした。このときに多分セミの幼虫も食べつくされてしまったのかもしれません。

自然の営みですので、やむを得ないところですが、これから当分セミの羽化が見られないというのはやや寂しいことです。

ビール風味飲料

2015-08-13 10:30:46 | 文化
私の家では自宅で夕食を摂るときは、必ずビールを飲む習慣があります。量的にはかみさんと二人で、500mlのロング缶1本ですので、ごくわずかといえます。このごろテレビでビール風味飲料のCMがずいぶん増えてきましたので、私も検討してみようかと思っています。

一つの理由が税金です。私は現役時代サラリーマンですので、何の節税方法もなくかなりの税金を払い続けてきました。給料からの源泉徴収ですので、払っているという意識もあまりなく、もちろんどのくらい払ったのかなどまったく気にしていませんでした。現在年金生活になっていますので、確定申告するとたいした収入もないのにかなり税金を取られている感じがします。しかも私はタバコ、酒、ガソリンと高税率の物を消費していますので、今でもかなりの税金を払っていそうですが、それに見合う何かをしてもらっているという気がしません。そこでビール類の税率を調べてみると、なんと45%もかかっていました。つまり280円のビールを飲むと、126円もの税金を払っているのです。これが発泡酒だと34%になり、第3のビールでは25%と低くなります。その分価格も安くなり、家計にも優しくなるわけです。

しかしこういった嗜好品の類はなかなか難しく、ビールでもかみさんはコクのある恵比寿ビールのようなものが好きで、私は軽いタイプのバドワイザーのようなビールが好みと異なってしまい、現在はその中間的なビールを飲んでいます。ビール風味飲料についても、ずいぶん前になりますが、飲んでみたことがあります。

同窓会で暑い季節に外を歩き回った時、仲間にビール会社関係者がいました。彼が新製品といってよく冷えた、たぶん第3のビールを準備してくれたのです。それを飲むと非常にうまく、ビール以上の味だと皆でほめていました。これを2本ほどお土産にもらい、家で冷やしておいてあとから飲んでみました。ところが何でもないときに飲むと、ビールとは比較にならない味でした。やはり暑い中でのどが渇いたときに飲んだからおいしく感じたのであって、本質的にはビールの代わりに飲もうと思うような味ではありませんでした。

そんなこともあり、家ではビールだけを飲んでいたのですが、最近ノンアルコールビールを飲む機会があり、昔に比べてかなりうまくなっていました。これだけ色々なビール風味飲料が出ていますし、最近の技術はすごいものがあるので、何種類かを買ってきて試してみようと思っています。

川内原発の再稼働

2015-08-12 10:36:01 | 時事
いよいよ川内原発が2年ぶりに再稼働しました。私は基本的には、安全性が確認されれば、原発は稼働すべきと考えています。

一つは安全性の面ですが、原子力という人間が扱うにはかなり危険なものであるかぎり、100%安全ということはないと思っています。しかし現在社会は若干の危険性があっても、うまく折り合って生活しているのではないでしょうか。例えば毎日食べている食品が安全かといえば、同じ生命を食べている限り絶対安全ということはあり得ません。また毎年数千人が事故で命を失う危険な車でも、その必要性とのバランスで使っています。

原発自身の安全性を考えても、前に書きましたように、運転停止をしているからといって、安全性が高まるわけではありません。運転停止は、単に制御棒によって臨界点に達しないようにしているだけですので、福島原発の4号機のように、冷却機能が失われれば、稼働しているときと同じような事故になるはずです。ですから運転すると危険で、稼働していなければ安心というのは、いわゆる神話に過ぎないと思っています。

しかし福島の事故以来、原発の安全性は格段に高まっていると思われます。現在はどこの原発であっても、福島級の地震や津波が起きても事故にはならないような設備になっているはずです。もちろんそれ以上の規模の地震など起こる可能性はありますが、福島事故の教訓から正しい対処法ができているはずですので、同様な事故になる可能性はかなり低いと考えられます。

もう一つが経済上の問題です。各電力会社は、火力発電などによって、現在のような猛暑でも電力不足になることはないようです。私は震災直後、計画停電を経験しましたが、現代社会はいかに電力に依存しているかを、身をもって体験しました。しかしそのために、日本の主力産業の一つである自動車産業の輸出額を超えるような額の石油を輸入しているのは、いかにも不自然な気がします。というよりもったいないというのが本音かもしれません。原発は運転停止していても、制御棒で止めているだけですので、人員などすべての経費は稼働しているときと大して変わらず、莫大な経費を必要とするはずです。必要な電力を、こういった停止中の原発を稼働させることで得ることは当然とも言えます。

福島原発事故直後は、あれだけ節電を呼びかけていたのに、もうそういった言葉を聞くことはありません。この夏は異様な猛暑ですので、節電よりエアコン使用を呼びかけるのが当然なのかもしれません。やはり電力というのは、生活するうえでなくてはならないものですので、無駄をなくす意味でも原発は稼働すべきではないでしょうか。