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日記(11.26) 記事 (終活)

2013-11-26 13:32:59 | 日記
11月26日 (火曜日)  晴れ

今朝の記事は・・、考えさせられる。

毎日新聞の余録に
 元気なうちに自分の葬儀や墓、財産相続の準備をする人が増えている。

「終活」ブームである。


高齢化はお年寄りの数だけでなく、
亡くなる人の数が増えるということでもある。

いずれ年間の死者は150万人を超える。

安楽死が合法化されているオランダでは自ら死を希望する人が増え、
 2012年の安楽死は4188件(前年比13%増)。


患者の依頼で医師が薬物などを投与して死に至らしめる
「積極的安楽死」であり、
死期が迫っていることなどが要件の日本の「尊厳死」とは違う。

患者の熟考した末の意思であること、
 回復の見込みがなく耐え難い苦しみがあることなどの
 条件が法律で定められている。


 条件を満たさずに医師が殺人罪に問われたケースもあり、
 異論を訴える医師は多いという。


▲一方、世論は安楽死支持が広がり、
 精神的な苦悩に対しても認めるべきだとの要望が強まっている。

 身体的苦痛はないが、「これ以上生きている意味がない」との
 理由で安楽死を希望するというのだ。

 医師や看護師らによって安楽死を専門に扱う
「人生終焉クリニック」が登場したのには驚かされる。

▲「終活」とは次元の違う現象だが、
 自分がどう死ぬかは自分で決めるという
 自立した意思の尊重が国民の共通認識としてある。

毎週のように安楽死をテーマにしたドキュメンタリー番組が
テレビで流されるなど、活発な議論が続いていることも注目すべきだ。

▲生物学的に長く生きることに最大の価値を置き、
 医療技術の力に多くを委ねてきた価値観の終焉を予感させはしないか。

 少なくとも死を考えることが
 避けられない時代になったのは間違いない。

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オランダの安楽死で検索すると・・・

2001年4月、世界で初めてオランダで安楽死法が成立し、
翌年4月に施行されてから11年が経った。


オランダの他、国によって事情は違うが、
ベルギーやスイス、アメリカの4州の法律で安楽死は認められている。

 安楽死法を研究する元最高検察庁検事の土本武司氏(筑波大学名誉教授)が解説する。
「オランダにおいて安楽死とは、
患者の要請に従って医師が注射や服薬によって生命を終わらせる
“積極的安楽死”のことを指します。

日本では“尊厳死”と呼ばれ、延命治療を控えることで死期を早める
“消極的安楽死”は、通常の医療行為に含まれ、安楽死とは見なされません。

 適用基準は厳格です。
患者の希望が自発的で熟考されていること、
苦痛が耐えがたく改善の見込みがないことなどの条件を満たせば、
医師は処置をしても刑事責任は問われません。

ただし、処置後の審査で条件を満たさないと判断されれば、
医師は最高で禁固12年の刑を受けることになります

 オランダにおける安楽死数は2006年に約1900人だったが、
 2012年には約4200人までに増えている。
 これは同国の年間死亡者数の3%にも上る数だ。

 内訳を見ると、約8割は末期のがん患者で、
 残りが重い神経障害や心臓血管障害を抱える患者だった。
 医学誌『ランセット』によると、全体数の20%以上は報告されていないといい、
 実際の処置数はもっと多いと見られている。

「もうお考えは変わりませんか」

 夕刻、アムステルダム郊外の自宅マンションの一室で、
 かかりつけ医が末期がんの男性患者(75歳)と向き合っていた。
 大腸がんが全身に転移したことがわかり、
 3か月前、病院から自宅に帰ってきた。

 前日の夜から痛みで一睡もできなかった。
 早朝、妻に「今までほんとうにありがとう。先生を呼んでくれ」と声をかけた。
 自宅に駆けつけた医師は、希望を再度、確認した。

 「はい。今はただ安らかにしてほしいだけです」
 覚悟はしていた。だが、妻の涙は止まらなかった。

 「愛してるよ。天国でずっと見守っているから。先生、お願いします」
 「いい旅路を」

  医師は睡眠薬、続いて筋弛緩剤を注射した。
  男性はゆっくりと目を閉じた。たった数分のことだった。

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★最近、終活のビジネスが盛んで
 当家にも、なになにクラブですが、セミナーに参加しませんか?
 と訪問も多い、
 お葬式の積立をしておけば残された家族も
 安心という訳だ! 
 エンディングノートというものも
 沢山出廻っていて、一度書いてみようと思ったが、
 一向に筆が進まない。
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