今年に入って大きく流れが変わったことを実感している。また、その流れは、4月から2010年度に入り、さらに加速されたようだ。
また、その流れは日本産業界のみならず政界も官界も巻き込み、さらには世界中を大きな渦の中に。
グリーンニューディール!
この言葉の持つ力に、今世界中のビジネスが引き寄せられている。
環境・エネルギーバブルの到来か?
一方、日本経済は、さまざまな視点から、その危機的状況が声高に叫ばれている。その危機感への国民全体の意識は、まだまだ希薄かとも思われるが、ビジネス・経営の現場では、相当なものがあるのではないか。
そのような国家的な危機的状況を一挙に脱出できる目玉テーマこそ、「環境・エネルギー分野」であると期待されているのである。
猫も杓子も「スマートメーターやスマートグリッド」へ、「太陽光発電や再生可能エネルギー」へ、「リチウムイオン電池や電気自動車」へ。
かなり過剰なバブル的な状態ではないだろうか。別なテーマでは、いつか来た道のような気もする。
こういう時こそ、まずは足元をしっかりと見つめ、自らの身の丈を再確認すべきだ。その上で、どこにどんな儲かるビジネスのタネがあるのか。このバブルの現象と本質を冷静に見極める目が重要なのであろう。
日本は、そして自らは、少なくともバブルに踊らされることなく、したたかに、かつしなやかに、生き抜いていきたいものだ。
(追悼) 去る4月7日(水) 環境エネルギー分野における貴重な同志を失った。まだまだやりたいことも、やるべきことも、あったであろうに。さぞかし無念だったろう。今、私にできることは、彼の志をしっかりと受け継ぐことだけである。合掌!
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