再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

エナジーショックとどう闘うか-5

2022-10-29 03:29:00 | 日記
EP100イニシアチブへの日本企業の無関心さはなぜなのか⁉️
その理由を考える前に、EP100について、その概要を説明する。
このEP100の認定を受けるには、次の3つの基準のうち、どれか一つをクリアすることとなっている。
第一に、「全社的なエネルギー管理体制を構築すること」である。
第二に、「全社のエネルギー生産性を2倍にすること」である。
第三に、「会社として、ZEBを保有すること」である。
第一の全社的なエネルギー管理体制を敷くためには、EnMS(Energy Management System)を導入することが前提となっており、要は企業の脱炭素度をリアルタイムで測る体重計を持てということ。
つまり体重計を持たずして、ダイエットは不可能だということで、極めて当たり前のことではないか。
第二のエネルギー生産性を2倍というのは、どういうことか。このエネルギー生産性とは、国内の省エネ法などで規定されているエネルギー原単位の逆数をエネルギー生産性と定義している。つまり、分子が売上・利益などの企業活動により生み出す経済価値であり、分母がその企業活動に要するエネルギー消費量であり、それを2倍にするということは、エネルギー消費量が一定とすると、売上・利益を2倍にすること。または、売上・利益を一定とすると、エネルギー消費量を半分にすることである。
以上の2つの基準のどちらかのクリアを目指すことが、EP100の要件であるが、私は個人的には、脱炭素・カーボンニュートラル時代のグローバルな潮流をうまく捉えて、真に持続可能な企業成長を目指すのであれば、両方の要件を同時に目指すべきではないかと思っている。
日本企業の失われた20年、30年において、日本社会全体の生産性を上げれなかったこと、その根底にデジタル化の潮流に乗り遅れたこと、この現実とEP100への日本企業の無関心さとのアナロジーを強く感じているのは、私だけなのだろうか⁉️
このあたりをもう少し突っ込んで考えていきたい‼️そこにこそ、日本企業復活のヒントが隠されているのではないか、それこそが私の現時点での問題意識である。


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