(一つ一つ丁寧に説明しながら実戦的な打ちを指導した)
仕事を片付けてから生駒に向かう。
道が空いていたので車で15分ほどで到着した。
9時30分頃に到着したら3人だけ。基本の面打ちと切返しをしていた。(一人は怪我のため独り稽古)
40分から稽古に参加した。A藤七段が居ないので指導することにする。
どうせなら普段、ここではしないことをしよう。
しっかり打てる間合いが自分の打ち間。その打ち間は案外近いこと。
その近い間合いから、ゆっくり大きく確実に面を打つことから始めた。
約1時間、面打ちの理論、間合いの入り方、い~ちと入って12で打つ返し胴、
実戦的な小手打ちの方法、相小手面、打ってからの振り向き方などを指導しながら自分も稽古した。
これらは全部、木曜会(誠先生の剣道教室)で学んだことである。
(攻め入りから行う実戦的な面打ちの稽古)
最後は2分間程度の稽古を一回り。3人だけ稽古して時間が来て終了。
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【感想・反省点】
いちばん間違えてはいけないK芦五段の切返しの足と手が逆である。
明日は六段審査を控えているので、あまりうるさい事は言わないでおこうと思ったが思わず言ってしまった。
どんなに良い指導を受けても、自分の欠点を自分で自覚して、真摯にその欠点克服に取り組まなくては、
稽古など、どんなに数をこなして時間を増やしても無駄である。なんだかガッカリしてしまった。
最後の回り稽古も、あとで動画を確認したら、以前から口をすっぱくして言ってる
「足を出して打つ」もしくは「足を出しながら打つ」ということがまったく出来ていない。
それどころか、遠間触刃で構えるべきところを、最初から交刃、打ち間に入ってしまっている。
見ていて指導するのがイヤになったほど。
攻めと溜めの無い打ちなど、何本か当たったとしても六段は受からない。
「何本か決まったんやけどなあ」とか「今回は手ごたえあったんやけどなあ」と言うが、
永年六段に受からない高齢のベテラン五段はたくさん存在しているのである。
まずは構え。竹刀の握り方、姿勢、気勢。
五段六段に、なかなか受からない者は、まずここから見直して欲しい。