稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

没になったキャラクターの紹介。

2020年11月14日 | 剣道・剣術


はっきり言ってけっこうな手間なのだ。

わたしは本職のイラストレーターでは無い。
だからフォトショップやイラストレーターというプロが使うソフトも持っていない。
おまけに付いていたソフトや、無料の絵画ソフトを複数使って絵を作る。
丸く円形で文字を配列するなんて、つい先日覚えた技術なのだ。

どこかにあるキャラクターを使うのではない。
自分でデザインを起こし、試行錯誤して作っていくのだ。

実は手描きでは何一つ画けない。

こんな仕事をしているので、たま~に「剣道の絵を描いてください」と頼まれることもあるが、
「すみません、手描きでは何も画けないんですよ~」とお断りしている。

祖父の粕井豊誠(本名は信一)は本職の絵描きで、
紙と鉛筆があれば即効で何でもその場でスラスラ描いたものだが私にその才能は遺伝しなかった。
絵を描くDNAは稀薄なので、パソコンを使って時間をかけて修正を繰り返しながら絵を描いている。
そういう意味で、一つ一つが手間ひまかけた(私にとっては)大作なのである。

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複数の原案を作って元のキャラクターを作った。
そしたら「いま流行りの鬼滅の刃のイメージにして欲しい」と言われた。
鬼滅の刃は観ていないので話を聞いて、ビリケンと組み合わせて作ってみた。
「それで良い」と言われたので、それを元にデザインを色々変えて試作品を作った。

作って送ったら「ビリケンの顔は好きでは無い」とのこと。あらあらまた逆戻り。
炭次郎が「たんじろう」と言うのも初めて知った。
ずっと「すみじろう」だと思っていたのだ。

最初に試作したキャラクターを修正したもので良いとのこと。
「なぁ~んだ」と思ったが、ともかく決まって良かった。
で、深夜までかかってデザインを作り直し、サンプル品も作ってみた。

来年の大阪の剣道の行事には、とんぼ堂制作のグッズが配布される予定。

「もうかってますねえ」と言われるが、実はほぼボランティアである。
制作費に若干の経費だけもらって良しとしている。
剣道に対するお礼の気持ちだ。剣道を金儲けにはしたくない。
これで剣道に取り組む子供が一人でも増えてくれたら嬉しいものだ。



ボツになった「びり剣くん」と「剣子ちゃん」。
お蔵入りで陽の目を見ることは無くなった。

決まったデザインはまだ内緒。
悪しからず・・・


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下記のサイトで、無料で剣道素材の画像を提供しています。
(基本、自由に使っても良いですが、ひとことご挨拶を忘れずに願います)

剣道素材のとんぼ堂
http://www.tombodo.com/
コメント (2)
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