稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

木曜会定例稽古(2020年10月1日)

2020年10月02日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)


四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時から21時30分越え・・まで。今年19回目。参加人数30人ほど。

稽古は素振り各種、竹刀を構えての足捌き、向かい合っての鎬での力比べ。
防具を着けて発声、実戦的な基本打ち、相面、出小手、相小手面、返し胴の連続技稽古、
最後は七段以上受審対象者と六段以下受審対象者に分かれ1分半(六段は1分)の立ち合い稽古を2回。

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素振りで剣先を効かす打ち、手首の効いた冴えのある打ちを身につける。
足捌きは左足の踵がめくれないように。(ヒカガミを伸ばす)
123の3で、右足に体重がかからないように。

鎬で相手を感じながら、自分の打ち間(打てる間合い)まで、1mm1mm攻め入る。
剣道の極意は「相打ちの勝ち」。自分だけ打とうとすると守られる。
合気の中から技を出す。相打ちの中から勝ちを作り出す。

試合と審査は違う。打ったあと、打たれまいとせず、きっちり残心をする。
打ったのが外れても「あ、しまった!」と心が途切れないように。次の技に繋げるように。

打ったあとは「相手より先に相手を見つける」こと。そこからは慌てない。
自分勝手に打ちを出すのではなく「相打ちの勝ち」に持っていく。

剣道は打ち合いでは無い。剣道は攻め合いである。攻めきった者に打つ権利がある。

剣道の打つべき機会は、相手は打とうとしたところ、相手が打ったあとしかない。
相手をよく見て、自分はいつでも打てる状態を保ちながら、相手が打とうとした瞬間に乗じて打つ。
手首を使った打ち。肩を使った打ち。相手の面を点で打てるように。




【感想・反省点】

最後は久々の立ち合い稽古である。八段審査を意識した1分半の稽古を2回。
2回目のお相手は出稽古の方で、おそらく八段受審者の方だと思う。
もう少しうまく立ち合えるかな?と思っていたが思うようにはならない。
稽古が終わったあと「打ったあとが悪い」と師匠に指摘された。

あとで動画を確認すると、打とうとして姿勢が崩れたり、捨てきった打ちになっていないことも多い。
打ったあと下がりながら飛び跳ねて下がってしまうのも良くない。
「打ったあとが悪い」のはこのことか?
全体的に、一言で言えば「位(くらい)が無い」のだ。
このままでは八段を受ける資格さえ無いと思う。

きょうの立ち合い稽古は、普段の稽古の総まとめとしてすごく勉強になった。
本番では、なかなか思うようにならないものだと改めて感じた次第である。
コメント
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