稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

木曜会定例稽古(2020年1月16日)

2020年01月17日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時過ぎから21時20分まで。
今年2回目。参加人数30名近く。

本日、咳が止まらぬため見学に徹す。

やってやれぬことも無いのだが、
誰も、咳の出る相手とは稽古したくは無いだろう・・と思ったのだ。
マスクをして稽古をするのもおかしいし。。。

稽古は素振り、切返し、基本稽古。
本日も気のついた点のみ記す。

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素振りは打ったままの形で構える、打ったままの形で振りかぶる。

右手だけ使った打ち込み。切り手に握る。肘は出来るだけ曲げない。
剣先が上がる、手首が上がる、肘が上がる、肩が上がる、
肩から肘が下がる、手首が下がる、剣先が下がって打突になる。


(右手だけを使った打ち)

相手の竹刀とクロスしながらの面打ち。
自分の鎬で相手の鎬を削りながら(こすりつけながら)打っていく。


(剣先を上げないで相手の鎬を削りながら)

基本の稽古でも、すれ違って残心をするまで、きっちり行うのが大切。
打ってその場で終わりにはしないこと。

間合いに入るのが強引過ぎる。
右足はゆっくり入って左足の引き付けは早くする。

小手打ちは右足を出しながら、左手の甲(左鎬)を意識して、相手の身幅分押さえ、
戻ってくるところ(反発を感じたところ)を抜いて真っ直ぐ小手を打つ。

相手が打とう(出よう)とした鎬の摩擦を感じたところを上に乗って(割りながら)打つ。
そのためには左足の準備が完了して「いつでも打てる状態」であること。

相手の鎬を感じるには自分の左拳が動いていては駄目。
左拳が納まっていないのは調子だけで打つ剣道で評価されない。

鎬を感じたところから乗っていく面、ふっと外して誘っての面、
鎬を押さえての小手などをしっかり稽古するように。

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【感想・反省点】

振りかぶる時、
右手で竹刀を振る人をは、右肘が曲がると同時に左の手首も曲っている。
きちんと振れる人は、左手首も右肘も曲がらずに振りかぶり、
振りかぶりながら、徐々に右手首がやや曲っていき、
振り下ろしながら右手首が元に戻りつつ最後にスナップが効いて打っている。

理屈を全部を知りたいなら、
剣道日本2020年2月号のDVDか、佐藤誠先生のDVDを買えば済む。

【コンプリートセット】誠先生の剣道教室
https://kendonippon.official.ec/items/23449672

大事なのは理解して反復稽古を行い自分のものにすること。
ほとんどの人は買っただけで安心するか、見ただけで安心してしまう。
わかったつもりで出来ない者は多い。頭でっかちの剣道家。私もその一人だった。

悩んでいた頃、木曜会を知り、一挙動の正面打ちを毎週木曜日に1時間、1年間かけて稽古した。
あの単調な稽古は辛かったが、今思えば大変効果のある稽古法だった。
何とか形だけ真似れても100点では無い。それほど剣道は奥深い。
コメント
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