稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

鼻の病気「後鼻漏」について(その2)

2020年01月14日 | つれづれ
(その1)の続き

風邪を引いたのがきっかけで職場の近くの耳鼻咽喉科に行くようになった。
風邪でも内科には行かない。私の体質は耳鼻咽喉科系が原因で風邪の症状が出るから。

案の定、耳鼻咽喉科の院長から「アレルギー性鼻炎ですね」と言われた。
鼻の奥が炎症を起こして鼻汁が咽喉の奥の炎症を引き起こし、
咳や発熱など、あたかも風邪のような症状が出るのだと言う。

噴霧器治療の治療が定番の医者だが、
座ると目の前に「後鼻漏(こうびろう)」の説明書きが張ってある。



張り紙には、
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鼻水がのどに流れたりしませんか?
□鼻水がのどに流れる
□のどがイガイガする
□のどに違和感がある
□のどがいつも痛い
□いつも痰がからむ
□長く話していると咳が出る
□常に鼻炎である
□咳が長引いている
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これすべてがぴったり当てはまる。
まさしく私は「後鼻漏」なのだと確信した。
振り向いて院長先生に聞くと「うん、あんたは後鼻漏や」と言われた。

「後鼻漏(こうびろう)」は初めて聞く言葉である。

鼻水がのどに落ちる、後鼻漏(こうびろう)
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後鼻漏は、異常な鼻水がノドの方へ流れ落ちてくる症状です。
いくら鼻をかんでも鼻水は前方から出ず、絶えずノドに流れ込んでしまい、その鼻水を口から吐き出し続けるか、飲み込み続けるしかありません。その不快感はとても大きく、重症になると食事や睡眠などの日常生活から対人関係にまで弊害を及ぼします。例えば鼻・副鼻腔の感染性後鼻漏、アレルギー性後鼻漏、好酸球性後鼻漏、術後性後鼻漏、形態性後鼻漏、自律神経性後鼻漏、加齢性後鼻漏など、様々なタイプがあります。
(アレジオ銀座クリニックのサイトから拝借)


(鼻の治療器、超音波式ネブライザ)


(鼻に差し込む部分は一回ごとに交換し洗浄される)


(噴霧中)


(処方された飲み薬、他に大量のうがい薬を処方してもらった)

咽喉を痛めているとそこから免疫が低下するのか発熱することもある。
アレルギー性鼻炎は後鼻漏を生み、後鼻漏は咽喉を痛める。
咽喉を痛めると風邪を併発しアレルギー性鼻炎がますます悪化する。
結局は悪循環の連鎖で慢性化してしまうというわけだ。

医者は「完全な治療法は無い」と言う。「悪くなる前に来なさい」と言われる。
悪くなるから医者に行くのであって悪くなる前に医者に行くほどヒマでも無い。

ようするに鼻に爆弾を抱えているようなもので、いつ爆発するかはわからない。
生まれつきの体質的なものなので、騙しだまし付き合っていくしか無いのだ。
困ったものだが、死ぬまでこのアレルギー性鼻炎と付き合っていくことになるのだろう。

洟垂れジジイにはなりたくないなあ・・・
コメント
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