稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

ブログの始まりは「小さな放送局」が原点

2020年01月02日 | つれづれ
ブログを毎日書くようになったのは一昨年からだったでしょうか?

最初は独り言のような、くだらない日記でしたが、
「読んでるよ」という人がちらほら出始め、少し内容に気を使い始めました。

実はこのブログの原点は小学校の頃なのかも知れません。
あの頃、やりたかったことはこれなのかも・・・と最近になって気づいたのです。

小学校のクラブ活動では「放送クラブ」という部活のようなものに属してました。
朝や昼、下校時の校内放送をするのが活動のメインです。
校内放送は音楽を流し、決まりきったセリフを言うだけでしたが、
曲目は当番に任されていたので「きょうはどれを流そうか?」と楽しんでいました。

活動の合間に3球ラジオという真空管式のAMラジオを組み立てたことがあり、
自分の作った機械が音を出すということが楽しくて、その後、市販のキットで
「小さな放送局:2球ワイヤレスマイク」というものを買ったのです。

小学生ですから「放送局」の文字だけで夢が膨らんでしまい、
2球ワイヤレスマイクがどれほどの性能かも知らずに夢中で組み立てました。


(2球ワイヤレスマイクのイメージ・作ったのもこんな感じでした)

あれこれ苦労して何とかキットは組み立てました。
さっそく翌日から夜の8時から1時間と決めて放送をし始めたのです。
原稿を作り、オープンリールのテープレコーダーを横に置き、流す音楽を決め、
音楽の合間にその日の出来事や感想、雑談めいたことをマイクに向かって話すのです。
自分の言葉が電波に乗って、この夜空を遠くまで飛んでいるのだ・・という感激がありました。

数日たって、この電波がどこまで届いているか心配になってきました。
奈良市内はカバーしてるかな?いや、自宅の周囲、数キロぐらいかな?
そういう疑問が起こり、トランジスタラジオを持って、いざ実験開始です。

自分の部屋から廊下に出たところまでは聞こえました。
しかし台所まで行ったら雑音が多くなって聞き取れません。あれれ?
「家の外なら遠くまで届くのかも知れない」と外に出ましたが駄目でした。

その後、アンテナを窓の外に長く高く張ってみましたがまったく変わらずでした。
けっきょく作った放送局は、せいぜい5メートルも飛ばないガラクタだとわかったのです。

その後、大人になってからアマチュア無線もやりましたが、
あれも放送局のイメージではなく一対一の電話のようなものです。

インスタでもFacebookでも、youtubeのような動画配信でもありません。
実はブログが、小学校の時に思い描いた放送局のイメージに一番近いものなのです。

読んでいる人(=聞いている人)がいるかも知れない・・・
私はどうやら小学生の頃からさほど進歩していないのかも知れません。

出来るだけ続けられるよう頑張ってみます。
今年もこの「小さな放送局」におつき合いください。
コメント
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