Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

最近の映画あれこれ・・・

2016-10-05 08:43:23 | TV・映画の感想、書評など

映画のパンフレットを買う事ってあまりないけれど、思わず買ってしまった。

「シーモアさんと、大人のための人生入門」のパンフ。
このシーモアさんと黒猫ちゃんのイラストが気に入った
イーサン・ホークが初めてドキュメントの監督をしたという事とトレーラーで見たシーモアさんと
そのピアノの音色に惹きつけられ見に行きました~

そして「才能」って何って改めて考えてしまったわ~
なぜならシーモアさんが映画の中でこう語られておられたから。
「人格を作る源はその人が持つ才能の中にある。なんの才能であろうとも」

はて、私に才能なんてものはなーんにも無いと考えているのだけれど、
そうなると、そもそも人格という「格」を私は持っていない、形成されていないのではないか?
そこで、夫に質問「才能ってどんな人でも持っていると思う???」
「広義狭義はあるけれど、あるだろう~」
「そうかな~誰でも持ってたら才能じゃないじゃん!」

「他よりも秀でて」いなきゃ才能じゃないじゃん!
英語で才能って「gift」と「ability」に収斂すると思うんだけど後者の「ability」だと
夫は考えており、前者の「gift」だと私は考えておるわけだ
「ability」・・・能力(潜在的にしても)ない人間なんて確かにいないもんね~
誰でも「can」という可能性はあるもんね~
でもさ「gift」は誰でも貰えるものではないんだよな。
まあいいさ 私の何かしら相対的ではない優れた能力って何なんだろう???
その絶対的ではあれ、授かった何かしらの能力は、おそらく神様がいたとして
それが、生まれてきた私のミッションなんだろうな~
死ぬまで自分自信がこの世に生かされている意味が分からず死ぬのもなんだか
もったいないような気がしてきた 

主役であるシーモア・バーンスタインはギフトを授かったピアニストであったけれど、
色々な思いが重なり50歳を機にピアニストから指導者に転身した。
現在89歳のシーモアさんの数十年ぶりの演奏が聴けるのもこの映画の魅力だ。
とてつもなく優しい優しい心が癒される演奏が素晴らしかった

この映画の中には心に滲みる言葉がたくさん散りばめられているのだけれど、
偉大なるブルースシンガーのサラ・ボーンのエピソードが面白かった。
昔、若くしてとんとん拍子に人気を得た女優さんがいて、共演したサラ・ボーンに
こう言ったんだって・・・
「私、緊張した事なんて一度もないわ」 
サラ・ボーンは答えた・・・
「お嬢ちゃん・・・お嬢ちゃんの演技が上手になったら緊張するって事が分かるわよ~」 

グレン・グールドのエピソードも語られとても興味深かった。
そしてなによりも、経験や人格がその人の顔に現れるというのは本当なんだな~と
つくづく思わされたシーモアさんのお顔
「積み重ねることが一番大事」と仰るシーモアさんの積み重ねられ宝石になったような魂が感じられますね

 

そして初めて映画の予告映像で涙してしまったのが「ヒトラーの忘れもの」

第二次世界大戦時、デンマークはナチス・ドイツに5年間統治されており、海岸には無数の地雷が埋められていたんだって。
その除去作業に動員されたのは、ほとんどが15歳から18歳のドイツ兵捕虜だったわけよ。
地雷除去の経験のない、あどけなさを残した彼らは祖国に帰る日を夢見て飢えなどに苦しみながら
この作業に従事し半数は死亡、もしくは重症を負ったという事実。
これはデンマーク国民もつい最近まで知らない事だったらしい。
戦争は被害を受けた国、被害をもたらせた国、どちらにも悲しみだけを残すものなんだな~

これらの映画はシネスイッチ銀座で上映されます。
ヨーロッパやハリウッドじゃないアメリカ作品を上映する映画館なので、見たい映画が目白押し

その銀座の4丁目のランドマークである日産ビルがいつの間にか解体され、
いつの間にか新しいビルが完成し、映画を見た日にオープンしていた。
とても素敵なビルに替わった。

阪急跡地の東急も似た感じなんだけど、こちらは銀座に融合しているね。
カルティエのビルも新しくなりあの世界で一番おいしい朝食で有名なビルズもあった。
エッグスンシングスもそうだけど、銀座にも出来て嬉しいね~表参道まで行くの面倒だもんね。

そして三越のライオンさんが山高帽を被って、ワンちゃんとコラボしてた。

なんのアニバーサリーなんだ??? 

 

 

 

 



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