『必殺4 恨みはらします』(1988)
監督:深作欣二
「必殺」シリーズの中で最高傑作。
監督によってこうも映画は変わる
のか、というのの典型作品。
脚本、役者の演技、撮影、すべて
が最高だ。
短筒から何発も発射されるのは
ご愛敬だ。
本作品、脚本も台本も非常に優れ
ている。本格時代劇としても傑作。
松竹なのにまるで往年の東映の
ような作品に仕上がっている。
名優大集合だが、見応えのある
演技は名優だけではない。端役
までもが演技に隙が無い。
これは全て監督の手腕だ。
これは劇場で観たかった。見逃し
た。
ただ、その後ビデオでもDVDでも
ネット配信でも、何度も観た。
何度も観るに値する作品。
1988年の公開からすでに37年が
過ぎようとしている。
だが、映画作品はそのまま残る。
歴史の中で残る。
映画が持つ永遠の輝きとは、そう
した不朽性にこそある。
映画の命は永遠だ。
流行り廃りのポイ捨てとは無縁の
魂と命を持っている。
映画「必殺4 恨みはらします」予告編