渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

温泉

2022年12月31日 | open


ポケット・ビリヤードで配置が
出来てしまい、あとは取り切り
だけになった場合の事を「温泉」
と言う。
私が言い出したのではない。
東京目黒・五反田界隈で先輩たち
が言い始めたのだ。
昔からの俗語みたい。
「おんせぇ〜ん」と独特の節で
言う。
下から上に上がる音階で。
キャロムの規範に倣って、高い
抜ける声で言う。
場を作った者か、やられた者の
どちらかが言う。
「温泉でゆっくり休んでろ」と
いう意味だ。
東京目黒・五反田・品川にかつて
あった、一つの文化である。
ニッカやファイブや山手会館あた
りが発祥地ではなうか。山手
以外はもう店は無い。
スリーとポッケ2台店の頃の武蔵
小山の店ポケットでもそれだった。
ムサコのポッケももう店は無い。
このローカル文化は、東京人の
山手線7時〜8時エリアの撞球者
みが知る文化だろう。
ピン倒しの時にも言われていた。

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