仕事ではこの四半世紀で近畿
中国四国の殆どの町と幹線道
路は走ったが、まだ行った事
がない所が多くある。
特にオートバイで走ってみた
いと思う場所は近隣各地にい
くつもある。
その一つが香川県の五色台
スカイラインだ。
五色台スカイライン本線も
景観とレイアウトが良さそ
うだが、そこまでの坂出市
街地からのアプローチ路線
もヘアピン連続で楽しそう
だ。
ここは近いうちに走ってみ
たいと思っている。
夏が最高だろうが、ことし
も去年も行きそびれたまま
だ。広島県からは結構近い
場所なのに。
ぬぁんと。
埼玉県からバイクで走って行
くツワモノもいるようだ。
やるね~。
おいらもことしの夏盆の富士
往復では3日間で1,600km以上
走ったけど、この人も埼玉か
ら宮島経由で讃岐まで行って
1,400km以上を陸走している。
帰りは徳島港からフェリーで
東京直便の船旅だったようだ。
これまたいいね~。
国内うどん消費量日本一の埼玉
県からうどん県で有名な讃岐へ。
こういうロンツーも面白いかも。
埼玉県の平べったいうどんも絶
品なのだが、讃岐のうどんは確
かにうまい。
しかし、讃岐の地元のうどんは
思ったよりも柔らかい。
よく「こしが讃岐」とか別地方
で宣伝されているが、地場の讃
岐うどんはそんなことはない。
たぶんだが、「おぴっぴ」と
うどんを呼ぶ幼児言葉がある
ように、幼い頃からうどんと
ともに讃岐の人はいるので、
柔らかめのうどんが標準なの
ではなかろうか。
讃岐で最高なのは「どじょう
汁」だ。
これは泥鰌うどんなのだが、
農繁期の中休みで農家の各家
庭が振舞う地元の郷土料理だ。
店ではあまり食べられない。
各家庭ごとに味付けがあり、
このどじょう汁のみは男の
当主が作るのがならわしらし
い。
私が丁度その時期、取引先に
商談で訪問したら、成約した
顧客社長が手づからのどじょ
う汁を振舞ってくれた。
この世で今まで食べたうどん
で一番おいしかった。
「もう一杯食べる?」と言わ
れたので、おかわりを頼んだ。
その社長ももう鬼籍に入られ
た。
私の事を目にかけてくれた企
業の社長だった。
香川県の人たちは撞球仲間で
も仕事やプライベートでも親
しい友人が何人もいるが、結
構男性はおらおら系が多いに
しても芯に漢気がある人たち
が多い。サッパリとしていて
大雑把ながらとても性格が朗
らかだ。粘着ネチネチ系は一
切無し。いい感じの県だ。
食い物も美味いし、気候も温
暖で良い土地柄。
交通パターンは乱暴だけど、
さほど性悪悪質感を感じさせ
ない。
女性は気がめっちゃ強い(笑
だが、良い感じの人が多い
土地。女性は松本明子さんが
典型的な高松の人かと思う。
松本さんみたいに男も女も
カラリとしている。明るい。
香川県の讃岐地方、なかなか
良いぜ。
おいらぁ好きだな。
香川県に仕事でもプライベー
トでも滞在していて嫌な思い
をした事は一度も無い。
毎年年末の近畿中国四国の
挨拶回りのラストは高松と
決めていた。
年末の仕事明けをかませて連
泊して、飲みまくり、食べま
くり、撞きまくりで地元の人
たちと交流していた。
みんないい人たちばかりだ。
東京弁で「だからさぁ」と言
うのを地元の人は「ほだけん
なぁ」と言う。
これもサッパリしてながらド
スンとしてて好印象だった。
あと、讃岐の独特の表現で
「いけます」というのがある。
これは「大丈夫です」「差支
えありませんよ」「できます
よ」という時に使う。
店などでも「きょう、この料
理ありますか?」と尋ねると
「いけますよぉ」と返って来
る。can の意味で讃岐の地元
では「いけます」を使う。
独特のイントネーションで。