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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

コルト・ピースメーカー

2023年05月20日 | open
 
俗称「ピース・メーカー」は、
厳密には.45ロングコルト弾の
機種の事を差すが、総体として
コルト・シングル・アクション・
アーミー1873の事をピースメー
カーと呼ぶ。
1872年開発完成。

大まかに4種の世代モデルがある。
<1st ジェネレーション early>
 黒色火薬モデル(1873~1896)。
 特徴はシリンダーベースピンを
 とめるネジがフレームの前部
 下方からのネジ式。

<1st ジェネレーション lete >
 無煙火薬モデル(1896~1941)。
 無煙火薬用にフレームが強化され、
 ベースピンをとめるネジが横挿し
 込みになる。

<2nd ジェネレーション>
 (1956~1974)
 戦時中に製造を中断していたが
 戦後に製造再開。最高の出来と
 いわれている世代。

<3rd ジェネレーション>
 (1976~1982)
 取り外し可能だったシリンダー
 ブッシュをソリッドに変更。

<4th ジェネレーション>
 (1994~現在)
 製造中止していたSAAだが、1993
 年からのカウボーイシューティ
 ングの大流行により生産再開。
 
第4ジェネレーションを第3に
含めて「第3世代前期・後期」
分ける類別呼称もある。

1872年に作られ、1873年に米軍
採用となり、1875
年に全軍配備
が始まり、1875年から民間用にも
販売が開始されたコルトSAAは
現在も製造が続けられている。
これほど息の長い拳銃は他にある
だろうか。

拳銃の中の拳銃。
それはコルトSAAピースメーカー。





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