渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

洋画を日本語吹き替えで楽しむ

2022年06月24日 | open
 


DVDおよびブルーレイの場合は、
日本語
吹き替えが収録されてい
ることが多い。
私は、日本の声優が演技する吹
き替えは、
充分に「俳優」の技
量を発揮する職人技
なので、メ
ディアにおける日本語吹き替

版を映画愛好者、文芸、演劇愛
好者と
して存分に楽しんでい
る。
勿論、俳優自身の原語での演技
を堪能し
た上でだ。
外国語原語のみで映画を観る事
のみが映画鑑賞の本道ではない。

私は、各国語の吹き替えは多い
に評価す
る。字幕もだ。正確に
訳している事限定
だが。
そして、日本語吹き替え版では、
日本人
の声優の俳優としての演
技を観ることが
できる。
DVDおよびブルーレイではそれ
が可能だ。
こんな贅沢な映画鑑賞なんてあ
るだろう
かと思う。
DVDによっては、別な声優の吹
き替え
バージョンまで入ってい
るものもある。
素晴らしい。
 
さて、映画『ワイルド・レンジ』
は、6連発
のコルトから10発連続
連射されるその一点の
シーン以外
は実にリアルだ。
銃撃シーンもリアルなら、時代
背景を
鮮明に映し出す手法も素晴
らしい。
 
DVDの日本語吹き替えモードでは、
このトップ画像のシーンで、悪役
の町の権力者は、「マック・ラング
リー!お前の場合いくら逃げたって
無駄
だ」というセリフ、日本語吹き
替えの声優さん
は、「お前のばやい」
と言ってる(笑)。
何度聴いても、そう言ってる。
これは、どこかの方言の演技なのか。
もしくは、声優がやらかしちまった
のか。
 
ほら、そういうとこも含めて、日本
人の
声優さんの演技に触れられるっ
てのは、
文芸、演劇、映像を愛する
者にとっては、
暁光である訳。
日本語吹き替えで最高の映画作品は、
邦題
『荒野の決闘』だ。
まるで、シェークスピアの舞台劇を
観る
かのような、あの日本語吹き
替え俳優たち
の素晴らしい声の演技。
あれは観応え聴き応えがある。

洋画の楽しみ。
それはDVDやブルーレイで増幅させ
る事もできる。
映画は映画館が一番だが、別な付帯
要素としての楽しみがメディア円盤
には収められている。
家で観る映画もこれまた楽し。

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