刻みピクルス入りのホットドッグ
などは最高だ。
ホットドッグは北米へのドイツ
移民が1860年頃に普及させた
らしい。大元はフランクフルト
で1840年代に発明されたようだ。
米国で広まったのは西部開拓
時代だ。日本の幕末から明治
にかけて。
アメリカでは一人当たり年間
60食が消費される国民食とな
っているようだ。
私は米国食としてはハンバーガー
よりもホットドッグのほうが断
然好きだ。
1970年。東横線から湘南電車の
ホームに降りて階段裏にあった
ホットドッグ屋のドッグは、今
からするととてもしょぼい味で
はあったが、小学生の時には格
別にうまく感じた。
味は崎陽軒のシウマイ的な感じ。
いうならば、本格本場物ではな
い日本独自の原初的ファースト
フードのチープ感があるが、な
かなかこれはいけるぞ、という
不思議な印象だ。インスタント
ラーメンやネスカフェ粉末コー
ヒーのうまさに通じるような。
ラーメン店でラーメンが1杯100
円の時代、ハマのホームのドッグ
は1個が150円だった。非常に高か
った。まだ日本人には馴染みの
ないソーセージ料理だったのだ
ろう。
横浜から中目黒まで毎週水曜に
歯医者に通っていたが、小学生
のお小遣いでは毎週食べられる
物ではなかった。せいぜい頑張
って月一。今では考えられない
程にホットドッグは高かった
からだ。
その頃、マクドナルドのハンバ
ーガーさえ日本には存在して
いなかった。
私のホットドッグ食いの歴史は
横浜の鉄道のプラットホームで
始まった。